「サイカトグ」を編集中
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− | + | ここでは、[[青黒コントロール]]のうち、マジック最強の多色クリーチャーといわれる[[サイカトグ/Psychatog]]を[[フィニッシャー]]に据えたデッキを述べる。 | |
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{{#card:Psychatog}} | {{#card:Psychatog}} | ||
+ | {{#card:Counterspell}} | ||
+ | {{#card:Cunning Wish}} | ||
==概要== | ==概要== | ||
− | 基本は、大量の[[ | + | 基本は、大量の[[カウンター]]・[[バウンス]]・[[クリーチャー]][[除去]]で相手の動きを凌ぎ、[[ドロー]]手段で[[アドバンテージ]]を確保する古式ゆかしい[[ディミーアカラー|青黒]]の[[パーミッション]][[デッキ]]である。 |
− | もとは、「[[ | + | もとは、「[[バウンス|戻し]]すぎ」といわれ[[カスレア]]だと思われていた[[激動/Upheaval]]を[[キーカード]]にした[[コンボ]][[デッキ]]のうち[[フィニッシャー]]を[[サイカトグ/Psychatog]]にした[[激動サイカトグ]]が始まりである。 |
+ | 舞台が[[エクステンデッド]]に移ると[[激動/Upheaval]]の役割が弱まり、単に[[サイカトグ/Psychatog]]を[[フィニッシャー]]に据えた[[コントロールデッキ]]全般を指すようになった。 | ||
− | + | [[フィニッシャー]]の[[サイカトグ/Psychatog]]自体が3[[マナ]]と[[軽い]]ため隙を作りにくく、[[パンプアップ]]により[[火力]]に耐性があり、序盤の[[ブロッカー]]として優秀なことが最大のウリである。 | |
− | + | 多数の[[カウンター]]に支えられた安定性と[[狡猾な願い/Cunning Wish]]からの[[シルバーバレット]]による柔軟性はぴか一であると言ってよい。 | |
− | * | + | *[[サイカトグ/Psychatog]]の[[サイズ]]は[[墓地]]の多さに依存するため、墓地に[[カード]]を落とす手段が多用されることもある。特に[[カード・アドバンテージ]]をもたらしてくれる[[嘘か真か/Fact or Fiction]]や[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]は最高の相棒である。 |
− | *以前は、デッキ登録ミスをしてデッキリストに59枚以下のカードしか記載されていなかった場合、足りない部分は[[基本土地]] | + | *以前は、デッキ登録ミスをしてデッキリストに59枚以下のカードしか記載されていなかった場合、足りない部分は[[基本土地]]しか入れる事ができなかった。この為、[[サイカトグ/Psychatog]]の入っていない[[サイカレス]]で[[日本選手権02]]を戦うハメになった有名な話がある。しかしこの人、そんなデッキで6回戦中3勝もしてたりする。 |
− | + | [[オデッセイ]]発売当初から現在まで、長きに渡って各[[環境]]での一勢力を維持し続けている[[デッキ]]であり、以下に時代ごとのそれぞれの特徴を記載する。 | |
− | [[オデッセイ・ブロック]] | + | |
+ | ==[[オデッセイ・ブロック]]+[[オンスロート・ブロック]]期== | ||
+ | |||
+ | [[インベイジョン・ブロック]]の退場で[[カウンター]]の質が落ち、非常に強力な[[嘘か真か/Fact or Fiction]]も使えなくなったが、[[集中/Concentrate]]や[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]、[[行き詰まり/Standstill]]で代用してなんとか命脈をつなぎ、依然[[メタ]]の中心にありつづけた。 | ||
{{#card:Concentrate}} | {{#card:Concentrate}} | ||
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[[デッキ圧縮]]兼[[墓地]]増強のため[[フェッチランド]]や[[サイクリングランド]]がよく使われた。 | [[デッキ圧縮]]兼[[墓地]]増強のため[[フェッチランド]]や[[サイクリングランド]]がよく使われた。 | ||
− | この時期は[[青緑マッドネス]]や[[マッドステロ]]など[[クリーチャー]]デッキが主体だったため、[[燻し/Smother]]や[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]]などの[[除去]]を多用するのが特徴。[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]などの強力な[[トークン]]対策に、[[バウンス]]をメインとして[[行き詰まり/Standstill]]で[[アドバンテージ]]をとるタイプも存在した。 | + | この時期は[[青緑マッドネス]]や[[マッドステロ]]など[[クリーチャー]]デッキが主体だったため、[[燻し/Smother]]や[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]]などの[[除去]]を多用するのが特徴。 |
+ | |||
+ | [[獣群の呼び声/Call of the Herd]]などの強力な[[トークン]]対策に、[[バウンス]]をメインとして[[行き詰まり/Standstill]]で[[アドバンテージ]]をとるタイプも存在した。 | ||
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+ | だが、[[基本セット]]の[[第8版]]への移行で[[対抗呪文/Counterspell]]などの主力カウンターを失い、大打撃を受け、実質的な消滅を余儀なくされた。 | ||
− | + | それでも[[スタンダード]]の2年間は常に[[メタ]]の中心に居座り続けた、良くも悪くも存在感の大きいデッキだった。 | |
===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[日本選手権03]] | + | **[[日本選手権03]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/natjp03/welcomeja 参考]) |
**使用者:[[山本遥平]] | **使用者:[[山本遥平]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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|} | |} | ||
− | *[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]] | + | *[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]]が一枚刺しされ[[ゾンビ激動]]の動きが取り入れられている。 |
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+ | |||
+ | ==[[オデッセイ・ブロック構築]]== | ||
− | |||
初期の[[オデッセイ・ブロック構築]]でも組まれ、[[激動サイカトグ]]が主流だった。 | 初期の[[オデッセイ・ブロック構築]]でも組まれ、[[激動サイカトグ]]が主流だった。 | ||
− | {{#card: | + | {{#card:Chainer's Edict}} |
{{#card:Circular Logic}} | {{#card:Circular Logic}} | ||
− | [[ | + | [[ドロー]][[カード]]を連発して[[手札]]と[[墓地]]を肥やし、[[サイカトグ/Psychatog]]で止めを刺す。 |
+ | |||
+ | [[カウンター]]に[[堂々巡り/Circular Logic]]・[[除去]]に[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]]・[[バウンス]]に[[霊気の噴出/AEther Burst]]あたりがよく使われる。 | ||
− | + | しかし、[[オデッセイ・ブロック]]自体のカウンターやドローの質が全体的に悪く、それほどの活躍を挙げることはできなかった。 | |
===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[プロツアー大阪02]] | + | **[[プロツアー大阪02]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/events/ptosa02 参考]) |
**使用者:[[Osyp Lebedowicz]] | **使用者:[[Osyp Lebedowicz]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (31) | !colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (31) | ||
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− | |4||[[霊気の噴出/ | + | |4||[[霊気の噴出/AEther Burst]] |
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|4||[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]] | |4||[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]] | ||
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|4||[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]] | |4||[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]] | ||
|} | |} | ||
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− | == | + | ==[[インベイジョン・ブロック]]+[[オデッセイ・ブロック]]期== |
− | [[インベイジョン・ブロック]]+[[オデッセイ・ブロック]] | + | |
+ | [[オデッセイ・ブロック]]発売とともに、[[激動サイカトグ]]が登場。 | ||
+ | [[ジャッジメント]]で[[狡猾な願い/Cunning Wish]]を得て、さらに応用力と柔軟性が増し、その地位を不動のものとした。 | ||
{{#card:Fact or Fiction}} | {{#card:Fact or Fiction}} | ||
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{{#card:Repulse}} | {{#card:Repulse}} | ||
− | この時期の活躍の要因としては特に超強力[[ | + | この時期の活躍の要因としては特に超強力[[ドロー]][[カード]]の[[嘘か真か/Fact or Fiction]]の存在が大きい。[[アドバンテージ]]と[[墓地]]増強を兼ねるこのカードにより爆発力・安定性ともに大幅に高まった。 |
+ | そのため、[[サイカトグ]]はつねに[[スタンダード]]の[[メタ]]の中心を走り続けた。 | ||
− | 序盤[[ブロッカー]]・スピードアップ・[[テンポ・アドバンテージ]]の確保・[[激動/Upheaval]]の[[コスト]]削減を兼ねて[[夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar]]がよく採用される。 | + | 序盤[[ブロッカー]]・スピードアップ・[[テンポ・アドバンテージ]]の確保・[[激動/Upheaval]]の[[コスト]]削減を兼ねて[[夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar]]がよく採用される。 |
− | + | [[トークン]]キラーの[[バウンス]]かつ[[キャントリップ]]の[[排撃/Repulse]]もほぼ必須投入とされる。 | |
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+ | また、[[インベイジョン・ブロック]]の[[多色]]化の傾向に沿い、 | ||
*[[神の怒り/Wrath of God]]を入れて[[白]]を足したもの | *[[神の怒り/Wrath of God]]を入れて[[白]]を足したもの | ||
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*[[タッチ]][[赤]]の[[パイロトグ]] | *[[タッチ]][[赤]]の[[パイロトグ]] | ||
− | などの派生種が生まれ、[[日本選手権02]] | + | などの派生種が生まれ、[[日本選手権02]]の地区予選などで活躍したが、サイカトグ自体が[[メタ]]の中心であり、[[ミラーマッチ]]には安定性の面で純正の[[ディミーアカラー|青黒]]タイプのほうが有利なため、本家に代わる勢力にはならなかった。 |
*この時期の代表的な[[デッキリスト|レシピ]]は[[World Championship Decks 2002]]を参照のこと。 | *この時期の代表的な[[デッキリスト|レシピ]]は[[World Championship Decks 2002]]を参照のこと。 | ||
− | == | + | ==新[[エクステンデッド]]([[ローテーション]]後)== |
− | [[エクステンデッド]] | + | |
+ | [[ラヴニカ:ギルドの都]]参入に伴う[[ローテーション]]では[[蓄積した知識/Accumulated Knowledge]]などを失ったが、新たに[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]を投入し[[アドバンテージ]]と瞬殺力を向上させたタイプが登場。 | ||
+ | 開幕戦となった[[プロツアーロサンゼルス05]](2005年10月)では、純正の[[青黒コントロール|青黒]]タイプが優勝を飾り、新[[環境]]でも健在ぶりを示した。→[[#サンプルレシピ|*1]] | ||
{{#card:Gifts Ungiven}} | {{#card:Gifts Ungiven}} | ||
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同大会では新メカニズム・[[発掘]]との相性のよさを生かした[[発掘サイカトグ]]や、[[青緑マッドネス]]と[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]した[[マッドサイカ]]も登場した。 | 同大会では新メカニズム・[[発掘]]との相性のよさを生かした[[発掘サイカトグ]]や、[[青緑マッドネス]]と[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]した[[マッドサイカ]]も登場した。 | ||
− | + | 多彩な変化を見せる[[サイカトグ]]だが、シーズンが一旦終わるとそれらのデッキは影を潜め、次のシーズン開始時には、もはや「純正」ともいえる青黒瞬殺タイプが再び好まれるのも特徴である。 | |
[[世界選手権06]]以降の主流は、[[蒸気孔/Steam Vents]]を1枚[[タッチ]]して、[[狡猾な願い/Cunning Wish]]からの[[病的な憤激/Psychotic Fury]]で瞬殺を狙う[[ギミック]]を取り込んだバージョンである。 | [[世界選手権06]]以降の主流は、[[蒸気孔/Steam Vents]]を1枚[[タッチ]]して、[[狡猾な願い/Cunning Wish]]からの[[病的な憤激/Psychotic Fury]]で瞬殺を狙う[[ギミック]]を取り込んだバージョンである。 | ||
− | また、[[次元の混乱]]で待望の[[全体除去]] | + | また、[[次元の混乱]]で待望の[[全体除去]]とも言える[[滅び/Damnation]]を入手したことにより、[[ビートダウン]]への耐性が格段に向上した。 |
*[[相殺コントロール]]の[[フィニッシャー]]として[[サイカトグ/Psychatog]]を採用した[[Trinket Tog]]と呼ばれるタイプも登場した。 | *[[相殺コントロール]]の[[フィニッシャー]]として[[サイカトグ/Psychatog]]を採用した[[Trinket Tog]]と呼ばれるタイプも登場した。 | ||
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===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[プロツアーロサンゼルス05]] | + | **[[プロツアーロサンゼルス05]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptla05ja/welcome 参考]) |
**使用者:[[Antoine Ruel]] | **使用者:[[Antoine Ruel]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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*[[ローテーション]]による[[環境]]激変に対応するため[[狡猾な願い/Cunning Wish]]は敢えて外されている。 | *[[ローテーション]]による[[環境]]激変に対応するため[[狡猾な願い/Cunning Wish]]は敢えて外されている。 | ||
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− | ==エクステンデッド== | + | ==[[エクステンデッド]]== |
− | [[スタンダード]]で活躍を始めるのとほぼ同時に[[エクステンデッド]] | + | |
+ | [[スタンダード]]で活躍を始めるのとほぼ同時に[[エクステンデッド]]でも登場。 | ||
+ | 当初はスタンダードと同じく[[激動サイカトグ]]が流行した。 | ||
エクステンデッドでもトップ級の[[カード]]である[[嘘か真か/Fact or Fiction]]に加え、当時のエクステンデッドの[[青]]系[[デッキ]]のトレンドであった[[蓄積した知識/Accumulated Knowledge]]と[[直観/Intuition]]の[[コンボ]]を搭載しているのが特徴。 | エクステンデッドでもトップ級の[[カード]]である[[嘘か真か/Fact or Fiction]]に加え、当時のエクステンデッドの[[青]]系[[デッキ]]のトレンドであった[[蓄積した知識/Accumulated Knowledge]]と[[直観/Intuition]]の[[コンボ]]を搭載しているのが特徴。 | ||
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{{#card:Intuition}} | {{#card:Intuition}} | ||
+ | {{#card:Accumulated Knowledge}} | ||
初期は[[赤]]を[[タッチ]]して[[火+氷/Fire+Ice]]や[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]を入れるタイプが主流だった。 | 初期は[[赤]]を[[タッチ]]して[[火+氷/Fire+Ice]]や[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]を入れるタイプが主流だった。 | ||
− | そのほか、[[噴出/Gush]]を入れて瞬殺力を上げたタイプもあり、噴出1枚で6.5点、嘘か真か1枚で最低6点分の[[ダメージ]]に相当するので、特に[[島/Island]]さえ置いてあれば[[マナ]] | + | そのほか、[[噴出/Gush]]を入れて瞬殺力を上げたタイプもあり、噴出1枚で6.5点、嘘か真か1枚で最低6点分の[[ダメージ]]に相当するので、特に[[島/Island]]さえ置いてあれば[[マナ]]無しで打てる噴出を連打していきなり20点叩き込んで[[ゲーム]]を終わらせることができる。 |
− | [[狡猾な願い/Cunning Wish]]から[[シャドーの裂け目/Shadow Rift]]、[[死体のダンス/Corpse Dance]]を持ってきて[[投げる|シュート]] | + | *[[狡猾な願い/Cunning Wish]]から[[シャドーの裂け目/Shadow Rift]]、[[死体のダンス/Corpse Dance]]を持ってきて[[投げる|シュート]]する事もある。死体のダンスは[[石田格]]氏のシークレットテクであった。(別名、"サイカシュート"。) |
− | このようにして、次第に[[激動/Upheaval]]の役割が弱まり、エクステンデッドのサイカトグは[[コンボ]]の"大技"を捨て、瞬殺[[ギミック]]を持つ[[ | + | このようにして、次第に[[激動/Upheaval]]の役割が弱まり、エクステンデッドのサイカトグは[[コンボ]]の"大技"を捨て、瞬殺[[ギミック]]を持つ[[コントロールデッキ]]へと変貌していった。 |
+ | 現在では、サイカトグと言えばこのバージョンを指す。 | ||
− | [[ティンカー]]や[[ゴブヴァンテージ]]など凶悪コンボが荒れ狂った[[プロツアーニューオーリンズ03]](通称"コンボの冬")ではコンボのスピードに対抗するため[[金属モックス/Chrome Mox]] | + | [[ティンカー]]や[[ゴブヴァンテージ]]など凶悪コンボが荒れ狂った[[プロツアーニューオーリンズ03]](通称"コンボの冬")ではコンボのスピードに対抗するため[[金属モックス/Chrome Mox]]が使用された。 |
+ | また、[[ミラディン]]の注目[[カード]]だった[[等時の王笏/Isochron Scepter]]を併用する[[セプターサイカ]]も登場した。 | ||
{{#card:Isochron Scepter}} | {{#card:Isochron Scepter}} | ||
− | + | [[等時の王笏/Isochron Scepter]]デッキはその後[[セプターチャント]]が主流となるが、序盤の優秀[[ブロッカー]]兼[[軽い]][[フィニッシャー]]となる[[サイカトグ/Psychatog]]を求めこちらを使う場合もある。 | |
===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[プロツアーヒューストン02]] | + | **[[プロツアーヒューストン02]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/pthou02/welcomeja 参考]) |
**使用者:[[Peter Myrvig]] | **使用者:[[Peter Myrvig]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
392行: | 417行: | ||
|1||[[転換/Turnabout]] | |1||[[転換/Turnabout]] | ||
|} | |} | ||
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− | ==エターナル== | + | ==[[エターナル]]== |
− | 優秀な[[ | + | |
+ | 優秀な[[カウンター]]と[[ドロー]]に支えられて[[エターナル]]でも成立する。 | ||
{{#card:Force of Will}} | {{#card:Force of Will}} | ||
{{#card:Cunning Wish}} | {{#card:Cunning Wish}} | ||
− | [[ | + | [[Force of Will]]と[[狡猾な願い/Cunning Wish]]からの[[シルバーバレット]]を中心にした、強固な[[コントロール]]力を土台に、[[パーミッション]]及び[[コンボ]][[デッキ]]に対して優位に立つ。 |
− | [[ | + | [[Berserk]]による瞬殺[[ギミック]]を投入した[[ハルクスマッシュ]]や[[グロウ]]と[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]した[[GAT]]などの派生系も多く存在する。 |
[[フェッチランド]]+[[デュアルランド]]で[[タッチ]]で3[[色]]にしているものも多く、[[緑]]が足されているものは大抵[[ハルクスマッシュ]]の形態を取るが、[[赤]]もしくは[[白]]を足して柔軟性を上げているものもある。 | [[フェッチランド]]+[[デュアルランド]]で[[タッチ]]で3[[色]]にしているものも多く、[[緑]]が足されているものは大抵[[ハルクスマッシュ]]の形態を取るが、[[赤]]もしくは[[白]]を足して柔軟性を上げているものもある。 | ||
− | *[[ヴィンテージ]]の場合、[[青黒]]のおかげで[[パワー9]]などの強力な[[制限カード]]を使用できるのも利点となる。 | + | *[[ヴィンテージ]]の場合、[[ディミーアカラー|青黒]]のおかげで[[パワー9]]などの強力な[[制限カード]]を使用できるのも利点となる。 |
==主なサイカトグデッキ== | ==主なサイカトグデッキ== | ||
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長期にわたり各[[環境]]に存在しているため、多くの種類が存在する。 | 長期にわたり各[[環境]]に存在しているため、多くの種類が存在する。 | ||
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*[[サイカレス]] | *[[サイカレス]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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