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− | <!-- {{#card:Grusilda, Monster Masher}} -->
| + | {{#card:Grusilda, Monster Masher}} |
− | {{カードテキスト
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− | |カード名=怪物たらし、グルシルダ/Grusilda, Monster Masher
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− | |コスト=(3)(黒)(赤)
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− | |タイプ=伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie)・悪人(Villain)
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− | |カードテキスト=あなたがコントロールしていて、結合されているかエンチャントされているか装備しているクリーチャーは威迫を持つ。<br>(3)(黒)(赤), (T):墓地のクリーチャー・カード2枚を対象とする。それらを結合して1体のクリーチャーとし、あなたのコントロール下で戦場に出す。(それのパワーはそれらの合計のパワーに等しく、それのタフネスはそれらの合計のタフネスに等しく、それはそれらの名前、マナ・コスト、タイプ、文章欄などを持つ。)<br>透かし:[[卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom]]
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− | |PT=4/4
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− | |アーティスト=Mathias Kollros
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− | |Gathererid=439521
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− | |背景=legal
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− | }} | + | |
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− | [[卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom]]の現在の中心チームの一人である[[伝説の]][[ゾンビ]]・[[悪人]]。何らかの[[パーマネント]]がついている[[クリーチャー]]への[[威迫]]付与と、[[墓地]]のクリーチャー2体を結合させて[[リアニメイト]]する[[能力]]を持つ。
| + | {{未評価|Unstable}} |
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− | 威迫付与の方は[[Unstable]]の[[拡張]]持ちだけでなく、[[オーラ]]や[[装備品]]、[[合体カード]]や[[変容]]にも対応しているのが嬉しいところ。これ自身にもオーラや装備品をつけることにより、5[[マナ]]で4/4威迫という及第点のスペックを発揮してくれる。ただし自身の[[起動型能力]]が強力かつ[[タップ能力]]であるため、わざわざこれで[[攻撃]]したい状況はあまり多くないか。もちろん[[ブロッカー]]としてもある程度信頼できる性能である。
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− | 特徴的なのは起動型能力で、拡張を持たないクリーチャーまで強制的に結合させて[[戦場に出す]]ことができるという一風変わったリアニメイトである。やっていることは[[黒枠]]なら[[擬態の原形質/The Mimeoplasm]]が近いが、[[パワー]]や[[タフネス]]、[[マナ総量]]は2体の合計であり、[[クリーチャー・タイプ]]などの[[サブタイプ]]、「[[伝説の]]」などの[[特殊タイプ]]、[[カード・タイプ]]も両者を足したものになり、能力も両者の合算…など、まさに「そのまま足し合わせた」代物ができあがる。強力な能力持ちと[[サイズ]]に優れたクリーチャーの組み合わせで脅威度を増したり、同じクリーチャーが持つことで[[シナジー]]を持った能力を併せ持たせて[[コンボ]]的運用にしたりとなかなか滅茶苦茶なことができる。しかも何度も使えるリアニメイトであるため結合させたクリーチャーを[[除去]]されようが出し直せるし、グルシンダの能力によって威迫まで付与できると至れり尽くせり。回数や[[起動]]タイミングや[[対象]]の制限もなく、自壊したり[[死亡]]時に[[追放]]されたりもしないため、単純なリアニメイトとしてもここまで高性能なものは中々ない。ただし対象が必ず2体必要であることだけは注意。
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− | *[[起動型能力]]の[http://mtg-jp.com/cardlist/list/UST.html 公式日本語対訳]には[[誤訳/名訳|誤訳]]がある。すでに[[戦場]]に存在するクリーチャーに墓地の2枚のカードを結合させるかのように書かれているが、正しくは上記のルール文章の通りである。
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− | *[[カード名|二つ名]]の“Monster Masher”は、一般的には「MonsterなMasher(女好き)」という意味だが、ここでは「MonsterをMasher(すりつぶして混ぜ合わせる人)」。[[アカデミーの頭、ウルザ/Urza, Academy Headmaster]]同様の「文字通りの意味かよ!」という言葉遊び。
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− | **日本語訳は、Masherを「たらし」と訳すことで「女たらし」と「(騙して)自在に操る」の二つの意味を持たせて、英語版のダブルミーニングを完璧ではないものの踏襲している。
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− | ==ルール==
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− | ;常在型能力
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− | *「結合されている」とは、グルシルダ自身の起動型能力か、[[拡張]]で結合しているクリーチャーか、[[合体]]している[[合体カード]]か、[[変容]]した合同パーマネントを指す<ref name="FAQ">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/unstable-faqawaslfaqpaftidawabiajtbt-2017-11-22 Unstable FAQAWASLFAQPAFTIDAWABIAJTBT]/[https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0029957/ 『Unstable』 よくある質問とそうでもない質問とめったにないだろうけど一応答えておく質問集](News [[2017年]]11月22日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><ref name="Mutate">[https://markrosewater.tumblr.com/post/614486604645629952/im-a-big-fan-of-un-cards-so-i-have-to-know-if I'm a big fan of Un cards so I have to know if...]([[Blogatog]] [[2020年]]4月4日)</ref>。
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− | **[[イコリア:巨獣の棲処]]のプレビュー初日時点では「変容は『結合されている』ものとしては扱わない」という裁定だった<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/614302305416822784/does-grusilda-mosnter-masher-grant-menace-to Does Grusilda, Mosnter Masher grant menace to...]([[Blogatog]] 2020年4月2日)</ref><ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/614324322168963072/un-rules-question-do-mutated-creatures-count-as-a Un-rules question: Do mutated creatures count as a...]([[Blogatog]] 2020年4月2日)</ref>が、すぐにこれは覆され、参照できるようになった<ref name="Mutate"/>。
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− | ;起動型能力
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− | *自身の[[P/T]]を定義する[[能力]]を持つクリーチャー2体を結合させた場合、それぞれの結果を個別に計算し、それを足したものがP/Tとなる<ref name="FAQ"/>。
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− | *[[宿主]]・クリーチャーと拡張を持つクリーチャーを結合させることもできる<ref name="FAQ"/>。
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− | *宿主でないクリーチャーと拡張持ちを結合させることも一応可能ではあるが、戦力としては使えない。それは「戦場に存在する拡張を持つクリーチャー」になるため、その結合したクリーチャー、すなわち2枚のカード両方が[[状況起因処理]]で[[墓地に置く|墓地に置かれる]]<ref name="FAQ"/>。
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− | *2体の宿主をグルシルダで結合させ、それに拡張持ちを結合させることも可能である。それは3枚のカードから成る1体のクリーチャーとなる<ref name="FAQ"/>。
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− | *1体のクリーチャーとして戦場に出すので、「他のクリーチャーが[[戦場に出る]]たび」といった[[誘発型能力]]は1回しか[[誘発]]しない<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/168667373868/ust-rules-question-if-grusilda-monster-masher Blogatog](Mark Rosewaterのブログ)</ref>。
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− | *あなた以外の墓地に存在するクリーチャー・カードも対象にすることができる。
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− | **[[オーナー]]の異なる2体のクリーチャーを結合させた後、[[刻印/Brand]]や[[家路/Homeward Path]]を使うとややこしいことになる。単一の[[パーマネント]]を複数の[[プレイヤー]]がコントロールすることはできないので、何らかの方法(合意できる方法がなければ[[ダイス]]ロールとする)でそれをコントロールするプレイヤーを決める必要がある。結合したクリーチャーが分離するわけではない<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/168574496763/if-grusilda-mashes-up-a-creature-i-own-and-a Blogatog]</ref>。
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− | *墓地に1組の[[B.F.M. (Big Furry Monster)]]があるなら、それを1体のクリーチャーとして戦場に出すことができる<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/167910585688/can-grusilda-mash-up-the-two-halves-of-bfm-from Blogatog]</ref>。
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− | ==開発秘話==
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− | グルシルダは、死体を継ぎ合わせて人造人間を生み出した[[Wikipedia:ja:フランケンシュタイン|ヴィクター・フランケンシュタイン]]や、動物を人間のように改造した[[Wikipedia:ja:モロー博士の島|モロー博士]]のような、生物学的な禁忌を犯すキャラクターをモチーフとしたヴィランである。そのためこのカードも、元々は宿主/拡張との相互作用はなかったのだが、やっていることがよく似ているのにメカニズム的な繋がりがないのは不自然に見えるため、最終的には同じ「結合」という言葉を用いたデザインとなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/unstable-scraps-part-2-2017-12-04 Unstable Scraps, Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0030036/ 『Unstable』のスクラップ その2](Making Magic 2017年12月4日 Mark Rosewater著)</ref>。
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− | ==ストーリー==
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− | '''グルシルダ'''/''Grusilda''は[[卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom]]を率いる小集団、邪悪軍団/The Legion of Evilの一員。オレンジのメッシュが入った青紫の髪と、左手に装着した巨大な鉤爪が特徴({{Gatherer|id=439521}})。自らも[[ゾンビ#ストーリー|生ける屍]]でありながら、様々な生物の死体を継ぎ合わせ、異形の怪物を生み出している。
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− | ==脚注==
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− | <references/>
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/inkwell/monster-mash-2017-11-15 Monster Mash](The Inkwell 2017年11月15日 [[Inkwell Looter]]著)
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− | *[[リアニメイトカード]]
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| *[[カード個別評価:Unstable]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:Unstable]] - [[レア]] |
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