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| {{#card:Walking Ballista}} | | {{#card:Walking Ballista}} |
− | [[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]
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− | ''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「[[任意の対象|1つを対象とする]]」に読み替えてください。''
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− | [[トリスケリオン/Triskelion]]と[[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]が合体したような[[アーティファクト・クリーチャー]]。極めて汎用性が高く、あらゆる[[フォーマット]]で利用される[[霊気紛争]]の[[トップレア]]である。 | + | [[トリスケリオン/Triskelion]]と[[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]が合体したような[[アーティファクト・クリーチャー]]。 |
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− | [[インスタント・タイミング]]で[[任意の対象]]にダメージを飛ばせる[[火力]]を持ち、[[+1/+1カウンター]]増加[[能力]]の[[起動コスト]]は取り回しが辛い[[重い|重さ]]だが[[タップ]]が必要ないため[[攻撃]]しながら増やすことができる。[[巻きつき蛇/Winding Constrictor]]や[[新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk]]などでカウンターを水増しすることで[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]を掃討できる。また相手が返しのカードを持っていない場合バリスタ自身の攻撃+能力のバーンにより凄まじい火力をたたき出すことが出来る。 | + | [[インスタント・タイミング]]で[[プレイヤー]]にも飛ばせる[[火力]]を持ち、[[+1/+1カウンター]]増加[[能力]]の[[起動コスト]]は取り回しが辛い[[重い|重さ]]だが[[タップ]]が必要ないため[[攻撃]]しながら増やすことができる。[[巻きつき蛇/Winding Constrictor]]や[[新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk]]などでカウンターを水増しすることで[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]を掃討できる。 |
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− | 自殺が容易なのも特徴で、[[ダク・フェイデン/Dack Fayden]]など[[コントロール]]奪取などに耐性があるほか、[[戦闘ダメージ]]を受ける前に自殺して[[絆魂]]による[[ライフ]][[回復|ゲイン]]を防いだり、[[無許可の分解/Unlicensed Disintegration]]や[[グレムリン解放/Release the Gremlins]]などの追加[[効果]]付き[[除去]]を[[立ち消え]]させたりできる。[[紛争]]や[[大天使アヴァシン/Archangel Avacyn]]、[[ホネツツキ/Bone Picker]]の能力の条件を能動的に達成できる点も優秀。 | + | 自殺が容易なのも特徴で、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取などに耐性があるほか、[[戦闘ダメージ]]を受ける前に自殺して[[絆魂]]による[[ライフ]][[回復|ゲイン]]を防いだり、[[無許可の分解/Unlicensed Disintegration]]や[[グレムリン解放/Release the Gremlins]]などの追加[[効果]]付き[[除去]]を[[立ち消え]]させたりできる。[[紛争]]や[[大天使アヴァシン/Archangel Avacyn]]、[[ホネツツキ/Bone Picker]]の能力の条件を能動的に達成できる点も優秀。 |
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− | 1枚でマナを+1/+1カウンターを経てダメージに変換するため、+1/+1カウンターを扱う[[コンボ]]カードの豊富さから、[[カードプール]]の広い[[フォーマット]]では[[無限コンボ]]の[[コンボパーツ]]として一定の存在感を持つ。まず[[アモンケット]]後は[[モダン]]で[[ドルイド・コンボ]]に採用され、[[テーロス還魂記]]後のモダンと[[パイオニア]]では[[太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned]]との[[無限ライフ]]+[[無限ダメージ]]の2枚コンボが有名となり、[[イコリア:巨獣の棲処]]では[[レガシー]]で[[ザーダ・コンボ]]のパーツとなった。
| + | *カウンター増加能力は単なる自己強化としては[[マナ]]効率が悪いが、マナ以外にタップなどの[[コスト]]を要求せず[[対象]]にも制限のない火力を飛ばす能力として見ると、[[赤]]のクリーチャーの[[起動型能力]]などと比べてもマナ効率はさほど悪くはない。 |
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− | *カウンター増加能力は単なる自己強化としては[[マナ]]効率が悪いが、マナ以外にタップなどの[[コスト]]を要求せず[[対象]]にも制限のない火力を飛ばす能力として見ると、[[赤]]のクリーチャーの[[起動型能力]]と比べてもマナ効率はさほど悪くはない。例えば[[炎族の火吐き/Flamekin Spitfire]]は同じ2マナ1/1で、4マナにつき1点の火力である。 | + | |
| *往年の搭載歩行機械よろしく、[[X]]=4で[[唱える|唱え]]て[[ウギンの聖域/Sanctum of Ugin]]の能力を[[誘発]]させることもできる。 | | *往年の搭載歩行機械よろしく、[[X]]=4で[[唱える|唱え]]て[[ウギンの聖域/Sanctum of Ugin]]の能力を[[誘発]]させることもできる。 |
− | *[[ラヴニカのギルド]]発売時の[[Magic Online]]の[[Treasure Chest]]更新で、新規[[イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が追加された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-online/guilds-ravnica-magic-online-edition-2018-09-19 Guilds of Ravnica: Magic Online Edition](Magic Online 2018年9月19日)</ref>。
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− | *[[Fallout統率者デッキ]]の[[Fallout統率者デッキ#ブースター・ファン|Pip-Boyショーケース・フレーム]]における[[名前|別名]]は'''アサルトロン・インベーダー'''/''Assaultron Invader''。
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− | ==禁止指定==
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− | [[2020年]]8月3日付で、[[パイオニア]]の[[メタゲーム]]を[[コンボデッキ]]から離す目的で[[禁止カード]]に指定された。単独での勝率は問題のあるレベルに達していなかったが、同時に禁止された他の3種を含んだ[[コンボデッキ]]が競技メタゲームの大部分を占めており、パイオニアのプレイヤー数も減少させていたため<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/august-8-2020-banned-and-restricted-announcement August 3, 2020 Banned and Restricted Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034244/ 2020年8月3日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] 2020年8月3日)</ref>。
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| ==利用== | | ==利用== |
− | ===リミテッド=== | + | ===戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期=== |
− | 除去が薄く、中盤以降にマナが余りやすい[[リミテッド]]では当然高得点である。できればX=3以上にして[[ショック/Shock]]や[[残酷な決断/Cruel Finality]]で除去されない[[サイズ]]とし、長きに渡って戦場を支配させたい。
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− | ===スタンダード([[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影ブロック]]+[[カラデシュ・ブロック]]期)===
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| 登場時の[[スタンダード]]では様々な[[デッキ]]で採用されている。+1/+1カウンターのシナジーを中心とする[[黒緑巻きつき蛇#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|黒緑巻きつき蛇]]では主力を担うほか、[[マルドゥ機体]]もこれを採用したマルドゥ・バリスタと称されるタイプが主流になった。特に[[Tier]]1の[[サヒーリコンボ#スタンダード|サヒーリコンボ]]への抑止力となる点が評価されており、サヒーリコンボ自身に[[ミラーマッチ]]対策として採用されることもある。 | | 登場時の[[スタンダード]]では様々な[[デッキ]]で採用されている。+1/+1カウンターのシナジーを中心とする[[黒緑巻きつき蛇#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期|黒緑巻きつき蛇]]では主力を担うほか、[[マルドゥ機体]]もこれを採用したマルドゥ・バリスタと称されるタイプが主流になった。特に[[Tier]]1の[[サヒーリコンボ#スタンダード|サヒーリコンボ]]への抑止力となる点が評価されており、サヒーリコンボ自身に[[ミラーマッチ]]対策として採用されることもある。 |
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− | ===スタンダード(戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+[[アモンケット・ブロック]]期)===
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− | [[禁止カード]]によりサヒーリコンボが退場し、[[マルドゥ機体#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|マルドゥ・バリスタ]]は減ったものの、引き続き[[黒緑巻きつき蛇#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒緑巻きつき蛇]]で採用されている。[[破滅の刻]]参入後は、無色シナジーを生かして[[エルドラージ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|エルドラージ]]、[[エルドラージ・ランプ#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|エルドラージ・ランプ]]に、能動的に[[死亡]]させやすい強力なクリーチャーとして[[王神の贈り物#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|王神の贈り物]]にも採用された。また、[[青]]系[[コントロールデッキ|コントロール]]が序盤をしのぐ手段とフィニッシャーを兼ねて採用するケースも散見された。
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− | ===スタンダード(カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+[[イクサラン・ブロック]]期)===
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− | 引き続き、黒緑巻きつき蛇の後継である[[黒緑巻きつき蛇#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|スゥルタイ・エネルギー]]で活躍し、[[プロツアー「イクサラン」]]でも活躍を見せた。
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| ===モダン=== | | ===モダン=== |
− | [[モダン]]では[[エルドラージ・トロン]]を大幅に強化した1枚。[[無色]]のカードとしては貴重な盤面干渉手段であり、マナ効率の悪さも[[ウルザランド]]で補える。[[バジリスクの首輪/Basilisk Collar]]を[[装備]]して[[戦場]]を一掃する[[接死ティム]][[コンボ]]も可能。通常の[[ウルザトロン#モダン|緑単トロン]]でも使われる。 | + | [[モダン]]では[[エルドラージ・トロン]]を大幅に強化した1枚。[[無色]]のカードとしては貴重な盤面干渉手段であり、マナ効率の悪さも[[ウルザランド]]で補える。[[バジリスクの首輪/Basilisk Collar]]を[[装備]]して[[戦場]]を一掃する[[接死ティム]][[コンボ]]も可能。 |
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− | また[[療治の侍臣/Vizier of Remedies]]と[[献身のドルイド/Devoted Druid]]による[[無限コンボ]]を搭載した[[ドルイド・コンボ]]において、[[無限マナ]]を[[無限ダメージ]]に変換する疑似[[X火力]]として使われることもある。一度無限コンボが成立すれば、1枚[[挿す|挿し]]でも[[薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter]]により確実に[[手札に加える|手札に加え]]られる。 | + | また[[療治の侍臣/Vizier of Remedies]]と[[献身のドルイド/Devoted Druid]]による[[無限コンボ]]を搭載したデッキにおいて、[[無限マナ]]を[[無限ダメージ]]に変換する疑似[[X火力]]として使われることもある。一度無限コンボが成立すれば、1枚[[挿す|挿し]]でも[[薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter]]により確実に[[手札に加える|手札に加え]]られる。 |
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| ===レガシー=== | | ===レガシー=== |
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| ===ヴィンテージ=== | | ===ヴィンテージ=== |
− | [[ヴィンテージ]]でも[[Mishra's Workshop]]を使った[[茶単]]デッキで活躍する。(→[[ワークショップ#歩行バリスタ型|ワークショップ]])このカードの登場で[[ワークショップ]]は[[トップメタ]]に返り咲いた。 | + | [[ヴィンテージ]]でも[[Mishra's Workshop]]を使った[[茶単]]デッキで活躍する。(→[[ワークショップ#歩行バリスタ型|ワークショップ]]) |
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| ==参考== | | ==参考== |
− | <references />
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| *[[マナ・コストにXを含むカード一覧]] | | *[[マナ・コストにXを含むカード一覧]] |
| *[[カード名百科事典#バリスタ|バリスタ]]([[カード名百科事典]]) | | *[[カード名百科事典#バリスタ|バリスタ]]([[カード名百科事典]]) |
| *[[カード個別評価:霊気紛争]] - [[レア]] | | *[[カード個別評価:霊気紛争]] - [[レア]] |
− | *[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[レア]]
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− | *[[カード個別評価:Fallout統率者デッキ]] - [[レア]]([[Fallout統率者デッキ#ブースター・ファン|Pip-Boyショーケース・フレーム]])
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− | *[[Secret Lair Drop Series/2023年#Showcase: March of the Machine Vol. 1|Secret Lair Drop Series: Showcase: March of the Machine Vol. 1]]
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− | *[[Secret Lair Drop Series/2020年#Can You Feel with a Heart of Steel?|Secret Lair Drop Series: Can You Feel with a Heart of Steel?]]
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