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| [[単体除去]]としても[[溶解/Smelt]]に近い性能があり、[[対戦相手]]が複数の[[アーティファクト]]を並べている場合は超過によって[[アドバンテージ]]が取れる、柔軟性の高いアーティファクト除去。ただし[[ソーサリー]]ゆえの融通の利かなさ、特に[[装備品]]や[[魔鍵]]などに対して[[テンポ]]を取れない点は無視できないデメリットである。 | | [[単体除去]]としても[[溶解/Smelt]]に近い性能があり、[[対戦相手]]が複数の[[アーティファクト]]を並べている場合は超過によって[[アドバンテージ]]が取れる、柔軟性の高いアーティファクト除去。ただし[[ソーサリー]]ゆえの融通の利かなさ、特に[[装備品]]や[[魔鍵]]などに対して[[テンポ]]を取れない点は無視できないデメリットである。 |
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− | 登場時の[[スタンダード]]では使いやすい複数除去である[[古えの遺恨/Ancient Grudge]]の存在が逆風だが、アーティファクトを多用する[[デッキ]]が流行すれば、[[緑]]を含まない[[デッキ]]では出番もあるだろう。
| + | [[スタンダード]]では使いやすい複数除去である[[古えの遺恨/Ancient Grudge]]の存在が逆風だが、アーティファクトを多用する[[デッキ]]が流行すれば、[[赤単色デッキ]]では出番もあるだろう。 |
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| [[リミテッド]]でも魔鍵や[[護民官のサーベル/Civic Saber]]など優秀なアーティファクトの対策となるため、あって損はない[[カード]]。 | | [[リミテッド]]でも魔鍵や[[護民官のサーベル/Civic Saber]]など優秀なアーティファクトの対策となるため、あって損はない[[カード]]。 |
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− | [[モダン]]でも[[親和 (デッキ)#モダン|親和]]への有効な解答となるため、[[サイドボード]]に採用されることは多い。 | + | *超過の元となった[[The Great Designer Search]]での[[Kenneth Nagle]]の提出デザインの中の1枚、'''分散的カビ'''/''Dispersive Mold''によく似ている。そちらは[[緑]]([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/211a On the Origin of Scavenge and Overload]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/003795/ 活用と超過の起源])。 |
| + | *同じ[[イゼット団/The Izzet]]のアーティファクト除去、[[破壊放題/Shattering Spree]]にも近いものがある。 |
| + | *vandalは芸術作品や公共物、自然景観をみだりに破壊する野蛮人という意味。これには物理的な破壊だけでなく落書きなども含まれるため、「公共物を汚損する人」という訳も確かに辞書にはある。とはいえ、アーティファクトの[[破壊]]という[[効果]]や石像を爆破している{{Gatherer|id=253560|イラスト}}を考えれば、このカードでは単に外観を汚くするだけの行為は明らかに意図しておらず、「汚損」という訳は不適切であると思われる。 |
| + | **ちなみに、MtGでは[[蛮行ゴブリン/Goblin Vandal|蛮行]]や[[躁の蛮人/Manic Vandal|蛮人]]、[[セファリッドの文化破壊者/Cephalid Vandal|文化破壊者]]がある。 |
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− | [[統率者戦]]では[[多人数戦]]でアーティファクトを多用する環境という性質上、超過コストの重さは気になるものの極めて強力。
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− | *超過の元となった[[The Great Designer Search]]での[[Kenneth Nagle]]の提出デザインの中の1枚、'''分散的カビ'''/''Dispersive Mold''によく似ている。そちらは[[緑]]<ref>[https://web.archive.org/web/20221013195353/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/origin-scavenge-and-overload-2012-09-03 On the Origin of Scavenge and Overload(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004027/ 活用と超過の起源](Feature [[2012年]]9月3日 [[Kenneth Nagle]])</ref>。
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− | *同じ[[イゼット団/The Izzet]]のアーティファクト除去、[[破壊放題/Shattering Spree]]にも近いものがある。
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− | *''Vandal''は芸術作品や公共物、自然景観をみだりに破壊する野蛮人という意味。これまでの[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のカードでは[[蛮行ゴブリン/Goblin Vandal|蛮行]]や[[躁の蛮人/Manic Vandal|蛮人]]、[[セファリッドの文化破壊者/Cephalid Vandal|文化破壊者]]などの訳が充てられている。
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− | **「汚損」には落書きなども含まれるため、石像を爆破している{{Gatherer|id=356669}}([[ラヴニカへの回帰]]版)を考えれば、このカードでは単に外観を汚くするだけの行為を超えており、少々やりすぎと思われる。[[誤訳]]ととられかねないが、物理的な破壊も含まれるため誤訳ではない。
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− | ==ストーリー==
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− | ;[[Secret Lair Drop Series/2022年#Li'l Giri Saves the Day|Secret Lair: Li'l Giri Saves the Day]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/lil-giri-saves-day-magic-30 Li'l Giri Saves the Day at Magic 30]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036222/ こにぎりがマジック30周年を救う](News [[2022年]]8月9日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>
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− | こにぎり/Li'l Giriを主役にした5枚仕立てのストーリーの4枚目。怪物が子どもを食べようとしたまさにその時、こにぎりの一太刀が炸裂!(日本語訳は私訳)
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− | {{フレイバーテキスト|Our hero struck with a flash of steel, slicing the monster’s claw and freeing the young girl from its grasp!}}
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− | {{フレイバーテキスト|我らがヒーローは鋼の閃光を放ち、怪物の爪を切り裂き少女をその手から解放しました!}}
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− | ;前
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− | *[[好奇心/Curiosity]]
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− | ;次
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− | *[[最後のチャンス/Last Chance]]
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− | ==脚注==
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− | <references />
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| ==参考== | | ==参考== |
| *[[カード個別評価:ラヴニカへの回帰]] - [[アンコモン]] | | *[[カード個別評価:ラヴニカへの回帰]] - [[アンコモン]] |
− | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード
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− | *[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[アンコモン]]
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− | *[[カード個別評価:Fallout統率者デッキ]] - [[アンコモン]]([[Fallout統率者デッキ#ブースター・ファン|Vault Boyボーダーレス版カード]])
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− | *[[Secret Lair Drop Series/2022年#Li'l Giri Saves the Day|Secret Lair: Li'l Giri Saves the Day]]
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