「渡辺雄也」を編集中
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− | '''渡辺 雄也'''(わたなべ | + | '''渡辺 雄也'''(わたなべ ゆうや)は、神奈川の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]][[プレイヤー]]。[[Team Cygames]]所属。 通称「'''ナベ'''」「'''ジャパニーズ・ジャガーノート'''」。 |
==概要== | ==概要== | ||
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2009年後半の活躍は目覚ましく2009年度[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]を受賞した。 | 2009年後半の活躍は目覚ましく2009年度[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]を受賞した。 | ||
− | [[グランプリピッツバーグ11]]、[[グランプリ上海11]]では二連覇の偉業を達成。[[グランプリ北京14]]で7回目の[[グランプリ]]優勝を果たし、ついに[[Kai Budde]]にならび歴代1位タイの優勝回数となった。[[世界選手権]]では新体制になった[[プレイヤー選手権12|2012年]] | + | [[グランプリピッツバーグ11]]、[[グランプリ上海11]]では二連覇の偉業を達成。[[グランプリ北京14]]で7回目の[[グランプリ]]優勝を果たし、ついに[[Kai Budde]]にならび歴代1位タイの優勝回数となった。[[世界選手権]]では新体制になった[[プレイヤー選手権12|2012年]]から唯一6年連続で出場していたり、世界選手権から独立した[[ワールド・マジック・カップ]]においても、2016年除くキャプテン(国内最多[[プロポイント]]保持者)として選出されていたりしており、近年は日本マジック界の顔として世界でも最前線を走るトッププレイヤーとして認知されている。 |
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*2016年現在、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとプレイヤー・オブ・ザ・イヤーの両方を経験する唯一のプレイヤー。 | *2016年現在、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとプレイヤー・オブ・ザ・イヤーの両方を経験する唯一のプレイヤー。 | ||
− | *[[構築]]戦においては自身を[[デッキチューナー]]として特化したプレイヤーであると称しており、特に時間をかけて[[デッキ]] | + | *[[構築]]戦においては自身を[[デッキチューナー]]として特化したプレイヤーであると称しており、特に時間をかけて[[デッキ]]の選択と調整を行えるグランプリにおいて圧倒的なパフォーマンスを発揮する。[[リミテッド]]も極めて得意としており、グランプリでベスト8に入賞したうちの半数以上がリミテッドによるものである。 |
*非常に練習熱心なプレイヤーであり、それに裏打ちされた綿密なデッキ構成や[[プレイング]]、[[サイドボード|サイドボーディング]]を強みとする。練習のしすぎでオーバーワークになってしまうこともあり、特に世界選手権とワールド・マジック・カップが併催されていた時期は過労のあまり倒れてしまったという。 | *非常に練習熱心なプレイヤーであり、それに裏打ちされた綿密なデッキ構成や[[プレイング]]、[[サイドボード|サイドボーディング]]を強みとする。練習のしすぎでオーバーワークになってしまうこともあり、特に世界選手権とワールド・マジック・カップが併催されていた時期は過労のあまり倒れてしまったという。 | ||
**この時は毎日2時間睡眠で残りの時間は全て練習に当てていたという。結果本番直前に倒れてしまい、本番でもコンディションの悪さからボロボロになってしまった。この経験から「睡眠時間を削って[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の練習をする」ことには否定的である([https://twitter.com/nabe1218/status/1072448532970438656 参考])。 | **この時は毎日2時間睡眠で残りの時間は全て練習に当てていたという。結果本番直前に倒れてしまい、本番でもコンディションの悪さからボロボロになってしまった。この経験から「睡眠時間を削って[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の練習をする」ことには否定的である([https://twitter.com/nabe1218/status/1072448532970438656 参考])。 | ||
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**[[グランプリ]]の販売ブースのMINTの購入特典として[[トークン]]カードが製作されており、Team Cygames加入後もコラボとして製作され続けている。 | **[[グランプリ]]の販売ブースのMINTの購入特典として[[トークン]]カードが製作されており、Team Cygames加入後もコラボとして製作され続けている。 | ||
*大変なアニメ好きとしても知られ、マジックの記事やインタビュー内でもしばしばネタにされている。 | *大変なアニメ好きとしても知られ、マジックの記事やインタビュー内でもしばしばネタにされている。 | ||
− | **その内、[[Wikipedia:ja: | + | **その内、[[Wikipedia:ja:けいおん!|「けいおん!」]]の中野梓が特に好きらしく、それをネタにしたエピソードには事欠かない。時折[[神河ブロック]]の[[梓/Azusa]]がセットでネタにされる事もある。 |
− | ***BIGMAGIC Open Vol8で行われた殿堂入り記念式典では中野梓から祝辞を述べられ思わず号泣した。 | + | ***BIGMAGIC Open Vol8で行われた殿堂入り記念式典では中野梓から祝辞を述べられ思わず号泣した。 |
− | *[[2007年]]にグランプリ京都で優勝することで初めての[[プロツアー]] | + | *[[2016年]]に[[マジック・プロツアー殿堂]]入り、成績に比べ殿堂入りが遅いという意見もあるが、実は殿堂条件である「プロツアー初参戦から10年経過」に引っかかっていたため、殿堂入りさせたくても出来なかったという事情がある。それほど早くトッププレイヤーへの道を駆け上がったという証左である。 |
+ | *[[2007年]]にグランプリ京都で優勝することで初めての[[プロツアー]]に参加した後は、一度も参加資格を失うことなく殿堂入りしている。つまり[[プロツアー予選]]および[[プロツアー地域予選]]の突破によるプロツアー出場が一切ないままプロになった人物であり、今後も(プロツアー殿堂の特典に変更がない限り)永久にプロツアー予選には参加することはない。まさに異色の経歴の持ち主である。 | ||
**正確には、次の[[プロツアー横浜07]]で一旦資格を失うが、[[双頭巨人戦]]がフォーマットに採用された[[プロツアーサンディエゴ07]]にて[[中村修平]]がパートナーに抜擢し22位に入賞、次のプロツアーへの切符を獲得し、それ以降は自力で勝ち取っている。 | **正確には、次の[[プロツアー横浜07]]で一旦資格を失うが、[[双頭巨人戦]]がフォーマットに採用された[[プロツアーサンディエゴ07]]にて[[中村修平]]がパートナーに抜擢し22位に入賞、次のプロツアーへの切符を獲得し、それ以降は自力で勝ち取っている。 | ||
− | * | + | *プロツアー殿堂入りが見えた頃、それまでに殿堂入りを果たしたプレイヤーは人間性が素晴らしかったため、2010年代半ばごろからゲーム外はともかくゲーム中のプレイは紳士的であるように見習って行きたいと感じるようになった。以降、プレイヤーの模範になるように努めている<ref name="watata"/>。 |
*強くなるためには同じ程度のレベルの対戦相手と練習することが重要と話しており、最初はミスをしないこと、それがクリアできたら的確なデッキ選択をすることを心掛ける必要があるとしている。また、[[リミテッド]]に夢中になって[[スタンダード]]の練習を疎かにしないように気を付けるべきだとも語っている<ref name="watata"/>。 | *強くなるためには同じ程度のレベルの対戦相手と練習することが重要と話しており、最初はミスをしないこと、それがクリアできたら的確なデッキ選択をすることを心掛ける必要があるとしている。また、[[リミテッド]]に夢中になって[[スタンダード]]の練習を疎かにしないように気を付けるべきだとも語っている<ref name="watata"/>。 | ||
*[[プロプレイヤーズ・クラブ]]に関しては『マナバーン2019』でのインタビューにおいて、2年に1回程度制度が変わり、それに毎回対応する必要があるので「ずっと迷走している」と否定的に語った。また、露骨なコストカットも透けて見えると不満を持っている<ref name="watata">『マナバーン2019』(ホビージャパン、2018年12月26日初版)p.12-15 ISBN 9784798618388</ref>。 | *[[プロプレイヤーズ・クラブ]]に関しては『マナバーン2019』でのインタビューにおいて、2年に1回程度制度が変わり、それに毎回対応する必要があるので「ずっと迷走している」と否定的に語った。また、露骨なコストカットも透けて見えると不満を持っている<ref name="watata">『マナバーン2019』(ホビージャパン、2018年12月26日初版)p.12-15 ISBN 9784798618388</ref>。 | ||
+ | *2019年4月27日のミシックチャンピオンシップロンドンのDAY2において、TOP8入りを手中に収めていたものの、マークドによって失格処分を受けた。 | ||
+ | **当該大会はリミテッド+モダンで行われており、マークドの裁定は15回戦のジャッジによるデッキチェックの際に下された。当日のデッキとして「トロン」を使用しており、キーパーツとなるウルザランド3種のスリーブがある方法で判別できる状態であったと判断された。デッキやサイドボードの他のカードに、同様の状態は見られなかった。 | ||
+ | ***なお、当該スリーブの写真などは2019年4月29日現在、公開されておらずどのような状態だったのかは不明。 | ||
==主な戦績== | ==主な戦績== |