「神話レア」を編集中

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==概要==
 
==概要==
[[エキスパンション・シンボル]]の色は{{Gatherer|id=490670|赤橙}}。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|基本セット2015以降のカード枠]]における稀少度の略号は「M」。原則として、14枚入りのプレイ・ブースター1つにつき、一定の確率で[[レア]]の代わりに1枚封入される(→[[#出現頻度]])。15枚入りの[[ドラフト・ブースター]]でも同様の封入方式であった。
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[[エキスパンション・シンボル]]の色は{{Gatherer|id=490670|赤橙}}。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|基本セット2015以降のカード枠]]における稀少度の略号は「M」。原則として、15枚入りの[[ドラフト・ブースター]]1つにつき、一定の確率で[[レア]]の代わりに1枚封入される(→[[#出現頻度]])。
  
 
神話レアの導入は、稀少度の種類を[[トレーディングカードゲーム|TCG]]の業界標準に合わせて増やすことで、新規プレイヤー獲得を図ったためとされる。ユーザーを考慮した慎重な調整が行われており、結果として、稀少度は4種類に増えると共にセットのカード収録総数は減ることになった。収録数が減ったことにより、神話レアの出にくさは過去のレア並に落ち着き、通常のレアカードの入手率上昇にも成功している。
 
神話レアの導入は、稀少度の種類を[[トレーディングカードゲーム|TCG]]の業界標準に合わせて増やすことで、新規プレイヤー獲得を図ったためとされる。ユーザーを考慮した慎重な調整が行われており、結果として、稀少度は4種類に増えると共にセットのカード収録総数は減ることになった。収録数が減ったことにより、神話レアの出にくさは過去のレア並に落ち着き、通常のレアカードの入手率上昇にも成功している。
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したがって、神話レアのカードには次のようなものが多い。
 
したがって、神話レアのカードには次のようなものが多い。
*[[プレインズウォーカー]]。
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*[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー・カード]]。
 
*[[伝説のパーマネント]]。特に、ストーリー上で重要な役割を果たすものや、その[[次元/Plane]]を象徴するようなもの([[神]]など)。
 
*[[伝説のパーマネント]]。特に、ストーリー上で重要な役割を果たすものや、その[[次元/Plane]]を象徴するようなもの([[神]]など)。
 
*滅多に使われない特殊な効果処理を行うカード。[[追加のターン]]を得る、[[ターンを終了する]]、[[他のプレイヤーをコントロールする]]など。
 
*滅多に使われない特殊な効果処理を行うカード。[[追加のターン]]を得る、[[ターンを終了する]]、[[他のプレイヤーをコントロールする]]など。
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反対に、神話レアとしない種類のカードも決められている。その中でも最大のカテゴリーは多目的カード(utility cards: ある種の汎用的機能を備えたカードと定義)とされる。例えば、[[2色土地]]の[[サイクル]]や[[変わり谷/Mutavault]]、[[黒焦げ/Char]]が多目的カードである。つまり、低い稀少度で定番となっている単純で平凡なものを、より軽く、より強力にしただけのカードを神話レアにしないということである(例えば、[[緑]]1[[マナ]]版の[[帰化/Naturalize]]といった神話レアは作られない)。
 
反対に、神話レアとしない種類のカードも決められている。その中でも最大のカテゴリーは多目的カード(utility cards: ある種の汎用的機能を備えたカードと定義)とされる。例えば、[[2色土地]]の[[サイクル]]や[[変わり谷/Mutavault]]、[[黒焦げ/Char]]が多目的カードである。つまり、低い稀少度で定番となっている単純で平凡なものを、より軽く、より強力にしただけのカードを神話レアにしないということである(例えば、[[緑]]1[[マナ]]版の[[帰化/Naturalize]]といった神話レアは作られない)。
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また、神話レアであることと[[カードパワー]]の強さには直接的な関連性は(違和感を覚える人も多いだろうが公式的には)ない。強力なだけで神話レアになることはなく、カード・セットでは強力なカードが各稀少度にほぼ均等に割り振られるように意図を持って制作されている。
 
また、神話レアであることと[[カードパワー]]の強さには直接的な関連性は(違和感を覚える人も多いだろうが公式的には)ない。強力なだけで神話レアになることはなく、カード・セットでは強力なカードが各稀少度にほぼ均等に割り振られるように意図を持って制作されている。
  
ただし、[[マスターズ・シリーズ]]などの[[再録]]カード中心の[[サプリメント・セット]]では、過去の活躍(=カードパワー)を評価して「特別」とみなすようで、過去に活躍した[[パワーカード]]は神話レアに設定されることが多い([[意志の力/Force of Will]]や[[マナ吸収/Mana Drain]]、[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]等)。逆にレアに格下げされているパターンもあり([[水蓮のコブラ/Lotus Cobra]]等)、これらは相対的なカードパワー差に基づいての稀少度設定が行われていると思われる。また、一度神話レアに格上げされたカードは[[本流のセット]]で再録されたときもそのまま神話レアになるパターンも多い。
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ただし、マスターズ等再録のみの特殊サプリメントセットでは概ねカードパワーだけで神話レアに設定されているカードも多い。([[意志の力/Force of Will]]や[[マナ吸収/Mana Drain]]、[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]等)過去に存在した強力なカード達は再録時に神話レア化する傾向にある。もちろん、その逆もあり、登場時神話レアであっても、相応しくないと思われたカードが再録時にレアに格下げされているパターンもある。([[水蓮のコブラ/Lotus Cobra]]等)
  
もっとも、レアと神話レアを区別する厳密な分類方法は存在していない。以上のような指針に従い、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]を改善する方向性の元でユーザーの反応なども取り入れた討論や見直しが行われ、神話レアは決定されている。
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ただし、レアと神話レアを区別する厳密な分類方法は存在していない。以上のような指針に従い、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]を改善する方向性の元でユーザーの反応なども取り入れた討論や見直しが行われ、神話レアは決定されている。
  
 
===出現頻度===
 
===出現頻度===
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==その他==
 
==その他==
神話レア導入に際して[[Mark Rosewater]]は公式コラム「変化の年<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/year-living-changerously-2008-06-02 The Year of Living Changerously]/[https://magic.wizards.com/ja/news/making-magic/year-living-changerously-2008-06-02 変化の年](Making Magic [[2008年]]6月2日 Mark Rosewater著)</ref>」においてその時点での考え方と指針を表明した。しかし、神話レアのラインナップに不満を持った者によってこの記事が引用されるなど、記事内容を誤読・曲解して批判する者が多かったことから、Rosewaterは「Hundred and Counting<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/four-hundred-and-counting-2009-09-28 Four Hundred and Counting](Feature [[2009年]]9月28日 Mark Rosewater著)</ref>」で再び神話レアについて、それまでの反応やユーザー意見などもフィードバックした上での補足説明を行った。誤解・曲解の例は、「神話レアは強力ではない、トーナメントでの使用に耐えられない、低マナ・コストにはしない」といったものである。「変化の年」原文は元々このような読み間違いがないように丁寧に書かれているが、その一方で、日本語訳は誤解が生じても仕方の無い文章であり、誤訳も含まれている。
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神話レア導入に際して[[Mark Rosewater]]は公式コラム「変化の年<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/year-living-changerously-2008-06-02 The Year of Living Changerously]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E5%A4%89%E5%8C%96%E3%81%AE%E5%B9%B4-2008-06-02 変化の年](Making Magic [[2008年]]6月2日 Mark Rosewater著)</ref>」においてその時点での考え方と指針を表明した。しかし、神話レアのラインナップに不満を持った者によってこの記事が引用されるなど、記事内容を誤読・曲解して批判する者が多かったことから、Rosewaterは「Hundred and Counting<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/four-hundred-and-counting-2009-09-28 Four Hundred and Counting](Feature [[2009年]]9月28日 Mark Rosewater著)</ref>」で再び神話レアについて、それまでの反応やユーザー意見などもフィードバックした上での補足説明を行った。誤解・曲解の例は、「神話レアは強力ではない、トーナメントでの使用に耐えられない、低マナ・コストにはしない」といったものである。「変化の年」原文は元々このような読み間違いがないように丁寧に書かれているが、その一方で、日本語訳は誤解が生じても仕方の無い文章であり、誤訳も含まれている。
 
*「レアを超える稀少度」という概念は[[アンヒンジド]]で[[Super Secret Tech]]として登場していた。
 
*「レアを超える稀少度」という概念は[[アンヒンジド]]で[[Super Secret Tech]]として登場していた。
 
*[[From the Vault]]シリーズは「貴重品保管庫」の名の通り、すべてが貴重品ということで、元のカードの稀少度にかかわらず一番貴重な稀少度=神話レアでの収録となっている(当時神話レアが制定されていなかった[[From the Vault:Dragons]]は除く)。
 
*[[From the Vault]]シリーズは「貴重品保管庫」の名の通り、すべてが貴重品ということで、元のカードの稀少度にかかわらず一番貴重な稀少度=神話レアでの収録となっている(当時神話レアが制定されていなかった[[From the Vault:Dragons]]は除く)。

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