「青緑ビートダウン」を編集中
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− | '''青緑ビートダウン'''('' | + | '''青緑ビートダウン'''(''UG Beatdown'')は、[[緑]]の[[クリーチャー]]による[[ビートダウン]]を、[[青]]の[[打ち消す|カウンター]]や[[引く|ドロー]]、[[バウンス]]でバックアップする[[ビート・コントロール]][[デッキ]]の総称。これらの内、カウンターを重視したものは[[神河ブロック]]あたりから[[クロック・パーミッション]]という言葉に取って代わられた。[[青緑クロック・パーミッション]]も参照のこと。 |
*青のドローを多用する関係上[[ゼロックス]]理論を搭載する場合も多い。 | *青のドローを多用する関係上[[ゼロックス]]理論を搭載する場合も多い。 | ||
− | *[[リミテッド]]の場合は、緑の[[ファッティ]] | + | *[[リミテッド]]の場合は、緑の[[ファッティ]]で地上を止めている間に青の[[フライヤー]]で制圧する事が多い。 |
==時のらせんブロック構築== | ==時のらせんブロック構築== | ||
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非常に強力な[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]は[[時のらせんブロック構築]]で[[緑白ゴイフ]]や[[赤緑プレデター]]などを生んだが、この[[デッキ]]もその一種である。「'''青緑ゴイフ'''(''UG Goyf'')」とも呼ばれる。 | 非常に強力な[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]は[[時のらせんブロック構築]]で[[緑白ゴイフ]]や[[赤緑プレデター]]などを生んだが、この[[デッキ]]もその一種である。「'''青緑ゴイフ'''(''UG Goyf'')」とも呼ばれる。 | ||
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{{#card:Riftwing Cloudskate}} | {{#card:Riftwing Cloudskate}} | ||
− | タルモゴイフを始め、[[裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate]]などの優秀な[[クリーチャー]]を[[展開]]して[[テンポ・アドバンテージ]]を稼ぎ、[[遅延/Delay]]などでサポートしつつ[[ | + | タルモゴイフを始め、[[裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate]]などの優秀な[[クリーチャー]]を[[展開]]して[[テンポ・アドバンテージ]]を稼ぎ、[[遅延/Delay]]などでサポートしつつ[[殴る|殴り倒す]]のが基本である。 |
[[コー追われの物あさり/Looter il-Kor]]によりタルモゴイフを肥大化させやすく、デッキの安定性が非常に高い。 | [[コー追われの物あさり/Looter il-Kor]]によりタルモゴイフを肥大化させやすく、デッキの安定性が非常に高い。 | ||
− | また、[[ | + | また、[[シミックカラー|青緑]]で[[ピクルス]][[コンボ]]を軸とした[[青緑シフター]]も存在した。 |
{{#card:Vesuvan Shapeshifter}} | {{#card:Vesuvan Shapeshifter}} | ||
− | + | ==サンプルレシピ== | |
+ | |||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[ | + | **[[グランプリフィレンツィエ07]] 優勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpfir07/welcome 参考]) |
− | ** | + | **使用者:[[金子真実]] |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
**[[時のらせんブロック構築]]([[時のらせん]]+[[次元の混乱]]+[[未来予知]]) | **[[時のらせんブロック構築]]([[時のらせん]]+[[次元の混乱]]+[[未来予知]]) | ||
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2 | + | |
+ | |- | ||
+ | !colspan="2"|メインデッキ (60) | ||
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− | !colspan="2" style="background | + | !colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (25) |
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|4||[[コー追われの物あさり/Looter il-Kor]] | |4||[[コー追われの物あさり/Looter il-Kor]] | ||
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|2||[[造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant]] | |2||[[造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background | + | !colspan="2" style="background:#eeddff"|[[呪文]] (11) |
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|3||[[心霊破/Psionic Blast]] | |3||[[心霊破/Psionic Blast]] | ||
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|4||[[猿術/Pongify]] | |4||[[猿術/Pongify]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background | + | !colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (24) |
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|2||[[森/Forest]] | |2||[[森/Forest]] | ||
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|11||[[島/Island]] | |11||[[島/Island]] | ||
|- | |- | ||
− | !colspan="2" style="background | + | !colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]] |
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|4||[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]] | |4||[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]] | ||
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|} | |} | ||
− | * | + | *対コントロールには[[サイドボード|サイド]]後、[[ピクルス]][[コンボ]]を投入し[[青緑シフター]]化する。 |
==オデッセイ・ブロック期== | ==オデッセイ・ブロック期== | ||
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[[オデッセイ・ブロック]]での強力な[[緑]][[クリーチャー]]と、[[フラッシュバック]]や[[マッドネス]]などの新メカニズム、そしてそれらを有効利用できる[[青]]の強力な[[共鳴者]]たち([[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]など)の登場で頭角を表す。 | [[オデッセイ・ブロック]]での強力な[[緑]][[クリーチャー]]と、[[フラッシュバック]]や[[マッドネス]]などの新メカニズム、そしてそれらを有効利用できる[[青]]の強力な[[共鳴者]]たち([[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]など)の登場で頭角を表す。 | ||
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{{#card:Circular Logic}} | {{#card:Circular Logic}} | ||
− | 当時最強の緑クリーチャーだった[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]、[[引く|ドロー]]と[[捨てる|ディスカード]] | + | 当時最強の緑クリーチャーだった[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]、[[引く|ドロー]]と[[捨てる|ディスカード]]を両立する[[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]、これらの共鳴者と相性の良い優良マッドネス[[カード]]の[[日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla]]と[[堂々巡り/Circular Logic]]、[[ジャッジメント]]の超強力[[インカーネーション]][[不可思議/Wonder]]、これらのカードはどのパターンでもほぼ必須投入とされる。 |
この[[デッキタイプ]]のバリエーションとしては、主に以下のものがある。 | この[[デッキタイプ]]のバリエーションとしては、主に以下のものがある。 | ||
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[[インベイジョン・ブロック]]のころはこれらが混在していたが、その中でも[[マッドネス (デッキ)|マッドネス]]が[[デッキパワー]]の点で一歩抜けており、[[メタゲーム]]の変遷の末にこれをベースとして再び1つに統合されることになる。 | [[インベイジョン・ブロック]]のころはこれらが混在していたが、その中でも[[マッドネス (デッキ)|マッドネス]]が[[デッキパワー]]の点で一歩抜けており、[[メタゲーム]]の変遷の末にこれをベースとして再び1つに統合されることになる。 | ||
− | * | + | *緑の強靭なクリーチャーに青のカウンター、ドローまで持つため安定性が高く、[[世界選手権02]]でも10位にランクインしている。しかし、[[シミックカラー|青緑]]という[[色]]の特性上クリーチャー[[除去]]に弱く、[[システムクリーチャー]]に対処がしづらい。そのため特にインベイジョン・ブロック期は他の色([[赤]]や[[白]]が多い)を[[タッチ]]したものも多く見られた。 |
*忘れられがちだが、青と緑は[[対抗色]]であるため[[マナ基盤]]を整えにくい。通常の緑デッキと異なり、リス対立を除くと[[マナ・クリーチャー]]などはあまり使用しないのが普通であるため、[[色事故]]を起こしやすい。 | *忘れられがちだが、青と緑は[[対抗色]]であるため[[マナ基盤]]を整えにくい。通常の緑デッキと異なり、リス対立を除くと[[マナ・クリーチャー]]などはあまり使用しないのが普通であるため、[[色事故]]を起こしやすい。 | ||
**[[多色]]優先のインベイジョン・ブロックの頃は主に[[アポカリプス]]の[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]のおかげでそれほど神経質になる必要はなかったが、それ以後は無視できない弱点の1つである。 | **[[多色]]優先のインベイジョン・ブロックの頃は主に[[アポカリプス]]の[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]のおかげでそれほど神経質になる必要はなかったが、それ以後は無視できない弱点の1つである。 | ||
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{{#card:Repulse}} | {{#card:Repulse}} | ||
− | [[カヴーのタイタン/Kavu Titan]]や[[ガイアの空の民/Gaea's Skyfolk]]などの[[ | + | [[カヴーのタイタン/Kavu Titan]]や[[ガイアの空の民/Gaea's Skyfolk]]などの[[ビートダウン]]を大量の[[バウンス]]で補助する。 |
[[マナ基盤]]を安定させてくれる[[対抗色]][[ペインランド]]・[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]も大きい。 | [[マナ基盤]]を安定させてくれる[[対抗色]][[ペインランド]]・[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]]も大きい。 | ||
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[[マナ加速]]から[[中堅クリーチャー|中堅]][[フライヤー]]に繋げ、[[打ち消す|カウンター]]で守るのが基本である。 | [[マナ加速]]から[[中堅クリーチャー|中堅]][[フライヤー]]に繋げ、[[打ち消す|カウンター]]で守るのが基本である。 | ||
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==エクステンデッド== | ==エクステンデッド== | ||
− | [[ローテーション]]以前の[[エクステンデッド]][[環境]] | + | [[ローテーション]]以前の[[エクステンデッド]][[環境]]では[[スリヴァー]]による[[クロック]]を[[打ち消す|カウンター]]で守る[[スリヴァー (デッキ)|スリヴァーデッキ]]、[[カウンタースリヴァー]]が活躍していた。 |
{{#card:Muscle Sliver}} | {{#card:Muscle Sliver}} | ||
212行: | 137行: | ||
{{#card:Quirion Dryad}} | {{#card:Quirion Dryad}} | ||
− | いずれもカウンターを使用するため[[コンボ]]デッキに耐性があり、特に当時猛威を振るった[[ドネイト]]系[[デッキ]]への対抗策として使用されたカウンタースリヴァーは[[ネクロ・ドネイト]]への、[[グロウ]]は[[トリックス]]へのそれぞれ[[アンチデッキ]]にあたる。 | + | いずれもカウンターを使用するため[[コンボ]]デッキに耐性があり、特に当時猛威を振るった[[ドネイト]]系[[デッキ]]への対抗策として使用されたカウンタースリヴァーは[[ネクロ・ドネイト]]への、[[グロウ]]は[[トリックス]]へのそれぞれ[[アンチデッキ|メタデッキ]]にあたる。 |
− | + | この時期の活躍の理由としては超強力[[ピッチスペル]][[カウンター]]、[[Force of Will]]の存在が大きい。 | |
{{#card:Force of Will}} | {{#card:Force of Will}} | ||
− | + | また、[[ローテーション]]後は[[スタンダード]]同様[[青緑マッドネス]]が登場し、その発展系とともに1つの[[アーキタイプ]]として認知されている。 | |
{{#card:Arrogant Wurm}} | {{#card:Arrogant Wurm}} | ||
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*[[青緑クロック・パーミッション]] | *[[青緑クロック・パーミッション]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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