「青」を編集中
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'''青'''/''Blue''は、[[マジック:ザ・ギャザリング]]における[[色]]の1つ。 | '''青'''/''Blue''は、[[マジック:ザ・ギャザリング]]における[[色]]の1つ。 | ||
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− | + | __NOTOC__ | |
==色の特徴== | ==色の特徴== | ||
謀略と操作の色であり、[[島]]から[[マナ]]を引き出し[[マーフォーク]]や[[スフィンクス]]を[[召喚]]する。[[白]]と[[黒]]を[[友好色]]とし、[[赤]]と[[緑]]を[[対抗色]]とする。略号は'''U'''。 | 謀略と操作の色であり、[[島]]から[[マナ]]を引き出し[[マーフォーク]]や[[スフィンクス]]を[[召喚]]する。[[白]]と[[黒]]を[[友好色]]とし、[[赤]]と[[緑]]を[[対抗色]]とする。略号は'''U'''。 | ||
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+ | 青が表すものとして、学問、本などの情報集積体、精神/思考、記憶、テレパシー、テレキネシス、時間の活用、支配、操作、綿密さ、複雑さ、小手先の技術、幻影、構築/技術、アーティファクト、人工物、消極性、冷たさ、水/空気の精霊などがある。 | ||
*アルファベットの略号は、他の色は英語名の頭文字であるが、青(BLUE)だけは3文字目の「U」。これは黒(BLACK)と[[土地]](LAND)との重複を避けるため(→[[色]])。 | *アルファベットの略号は、他の色は英語名の頭文字であるが、青(BLUE)だけは3文字目の「U」。これは黒(BLACK)と[[土地]](LAND)との重複を避けるため(→[[色]])。 | ||
− | == | + | ==色の役割== |
− | + | [[クリーチャー]]が得意な[[キーワード能力]]は[[飛行]]、[[瞬速]]、[[呪禁]]。飛行や呪禁によって相手の行動に関係なく行動できるのが強み。[[攻撃制限]]のデメリットを持つ[[コモン]]の[[ファッティ]]も定番のカードとなっている。[[クリーチャー・タイプ]]には[[種族]]では[[ドレイク]]、[[マーフォーク]]、[[ヴィダルケン]]、[[スピリット]]、[[スフィンクス]]、[[海蛇]]や[[カニ]]などの水棲生物など、[[職業]]では[[ウィザード]]が象徴的。 | |
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− | + | [[エンチャント]]に関しては[[コピー]]したり、[[オーラ]]を他のパーマネントに移す効果がたまに登場する。 | |
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− | + | [[アーティファクト]]と相性が良く、[[サーチ]]、[[コスト]]軽減、アーティファクトの[[クリーチャー化]]、[[アーティファクト・クリーチャー]]の[[強化]]、その他多くの[[シナジー]]を持つ。延長して[[無色]]とシナジーを形成することもある。 | |
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− | + | [[インスタント]]と[[ソーサリー]]の扱いにかけては右に出る色は無く、打ち消しの他[[対象の変更]]や[[コピー]]も可能。果敢を始めとした唱えることで[[誘発]]する能力を持つカードも多い。 | |
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− | + | [[土地]]は[[基本土地タイプ]]を変えることができ、[[色事故]]を回避したり、対戦相手の[[土地タイプ]]を変更し[[色拘束]]をかける事ができる。 | |
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− | + | 色の役割として、[[呪文]]の[[打ち消し]]を占有している。 | |
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− | + | [[ドロー]]は1枚のカードで複数枚引けるほか、[[ライブラリー]]操作、[[ルーター]]も得意としており、[[手札]]の量・質ともに高めることができる。前述の打ち消しと合わせることで、1対1の交換を続け戦場の状況を固定させることができる。 | |
− | + | 一方[[パーマネント]]の除去は直接的手段は無く、[[バウンス]]、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取、[[アンタップ制限]]、クリーチャーの[[パワー]]のマイナス[[修整]]など変則的な手段に限られる。アンタップ制限に関しては永続的にアンタップさせない[[オーラ]]か、「次の[[ターン]]の[[アンタップ・ステップ]]に[[アンタップ]]しない」といった一時的制限呪文が1[[ブロック]]に1枚は収録されるレギュラーとなっている。 | |
− | + | 幻影の色として、インスタント・ソーサリーだけでなく[[パーマネント]]も[[コピー]]することができ、[[クローン/Clone]]を始めとしたコピークリーチャーやコピー・[[トークン]]を[[生成]]するカードを多く持つ。 | |
− | + | [[マナ加速]]は[[無色マナ]]限定で持ち、[[マナ]]の使い道に制限がある場合が多い。 | |
− | + | その他パーマネントの[[アンタップ]]、[[ライブラリー破壊]]、[[文章変更効果]]、[[ターン]]の追加などトリッキーな役割を多く持つ。 | |
− | + | ===色の役割の変更=== | |
− | + | *[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]([[ティム]])、[[心霊破/Psionic Blast]]、[[Psychic Purge]]、[[Baki's Curse]]といった直接[[火力]]カードが存在したが、[[第8版]]で放蕩魔術師が[[再録]]落ちし失った。[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]で復活したが、[[次元の混乱]]で登場した[[放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer]]が[[第10版]]に再録されたことにより[[赤]]へ完全に移行したことが印象付けられた。 | |
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− | *[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]([[ティム]])、[[心霊破/Psionic Blast]]、[[Psychic Purge]]、[[Baki's Curse]] | + | |
*パワーのみを下げる効果は[[黒]]や[[緑]]が主に持っていたが、[[神河ブロック]]以降、青のものとなった。 | *パワーのみを下げる効果は[[黒]]や[[緑]]が主に持っていたが、[[神河ブロック]]以降、青のものとなった。 | ||
*[[墓地]]のカードをライブラリーに戻す効果は[[Timetwister]]などのリセットの副次効果として持っていたが、[[追憶/Reminisce]]以降それ単独の効果のカードも登場するようになった。 | *[[墓地]]のカードをライブラリーに戻す効果は[[Timetwister]]などのリセットの副次効果として持っていたが、[[追憶/Reminisce]]以降それ単独の効果のカードも登場するようになった。 | ||
*[[プロパガンダ/Propaganda]]といった強力なカードがあるため色の役割として[[攻撃制限]]を持っているイメージが強いが、実際はそう多くは無い。[[亡霊の牢獄/Ghostly Prison]]が登場し色の役割として白に移行したことが明確になったが、[[ラヴニカへの回帰ブロック]]の[[留置]]など必要となれば使用する。 | *[[プロパガンダ/Propaganda]]といった強力なカードがあるため色の役割として[[攻撃制限]]を持っているイメージが強いが、実際はそう多くは無い。[[亡霊の牢獄/Ghostly Prison]]が登場し色の役割として白に移行したことが明確になったが、[[ラヴニカへの回帰ブロック]]の[[留置]]など必要となれば使用する。 | ||
*[[ミラディン・ブロック]]での[[分流/Shunt]]の登場以降、呪文の[[対象の変更]]効果は赤に移行していたが、[[基本セット2011]]の[[移し変え/Redirect]]以後は元に戻ってきた。 | *[[ミラディン・ブロック]]での[[分流/Shunt]]の登場以降、呪文の[[対象の変更]]効果は赤に移行していたが、[[基本セット2011]]の[[移し変え/Redirect]]以後は元に戻ってきた。 | ||
− | * | + | *「タップし次のアンタップ・ステップにアンタップさせない」タイプの効果は黎明期から持っていたが、[[基本セット2012]]の[[霜のブレス/Frost Breath]]以降、色の役割として完全に独占し定番効果となっている。 |
− | * | + | *廃止されたキーワード能力として、[[被覆]]、[[島]][[土地渡り|渡り]]や[[生息条件]]などを持っていた。 |
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==その他== | ==その他== | ||
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*「青はクリーチャーが貧弱な色」と説明されることが多いが、それは一面だけを見た評価に過ぎない。 | *「青はクリーチャーが貧弱な色」と説明されることが多いが、それは一面だけを見た評価に過ぎない。 | ||
**確かに、青は[[色の役割]]において[[マナレシオ]]([[コスト]]対[[P/T]]比)による単純比較では最下位と位置付けられている。クリーチャー同士の戦闘を有利にする[[キーワード能力]]もほとんど与えられない。[[コモン]]クリーチャーのP/Tや戦闘能力の質が如実に反映されやすい[[リミテッド]]では、[[緑]]や[[白]]の良質なクリーチャーに一方的にやられてしまうことも多い。これらを踏まえて「青のクリーチャーは貧弱」と評価することは誤りではないだろう。 | **確かに、青は[[色の役割]]において[[マナレシオ]]([[コスト]]対[[P/T]]比)による単純比較では最下位と位置付けられている。クリーチャー同士の戦闘を有利にする[[キーワード能力]]もほとんど与えられない。[[コモン]]クリーチャーのP/Tや戦闘能力の質が如実に反映されやすい[[リミテッド]]では、[[緑]]や[[白]]の良質なクリーチャーに一方的にやられてしまうことも多い。これらを踏まえて「青のクリーチャーは貧弱」と評価することは誤りではないだろう。 | ||
− | **一方で、飛行やブロックされない回避能力、呪禁や自己バウンスによる除去耐性、何らかの[[カード・アドバンテージ]]を獲得できる能力がクリーチャーに与えられており、決して他の色に質で劣るとは言い切れない。青が得意とする[[大型クリーチャー]]で言えば、[[霊異種/ | + | **一方で、飛行やブロックされない回避能力、呪禁や自己バウンスによる除去耐性、何らかの[[カード・アドバンテージ]]を獲得できる能力がクリーチャーに与えられており、決して他の色に質で劣るとは言い切れない。青が得意とする[[大型クリーチャー]]で言えば、[[霊異種/AEtherling]]のように非常に対処が難しく決定力の高いカードは幾度となく登場している。[[小型クリーチャー]]にしても、たびたび[[部族 (俗称)|部族]]カードが登場するマーフォークを始めとして、[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]のような単独でも強力な[[ウィニー]]クリーチャーも少なくない。 |
**[[エターナル]]まで[[カードプール]]を広げて見ると、秘密を掘り下げる者、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]、[[ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique]]、[[真の名の宿敵/True-Name Nemesis]]といった優良クリーチャーが犇めいていることがすぐにわかる。これらを指して「青はクリーチャー最強の色」と評されることもある。(それもまた一面だけを見た評価に過ぎない) | **[[エターナル]]まで[[カードプール]]を広げて見ると、秘密を掘り下げる者、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]、[[ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique]]、[[真の名の宿敵/True-Name Nemesis]]といった優良クリーチャーが犇めいていることがすぐにわかる。これらを指して「青はクリーチャー最強の色」と評されることもある。(それもまた一面だけを見た評価に過ぎない) | ||
**[[構築]]の幅が制限される[[スタンダード]]でも、カードプールに恵まれれば青[[単色]]の純粋な[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]が[[トップメタ]]に食い込むこともある。[[青単信心]]が代表的。 | **[[構築]]の幅が制限される[[スタンダード]]でも、カードプールに恵まれれば青[[単色]]の純粋な[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]が[[トップメタ]]に食い込むこともある。[[青単信心]]が代表的。 | ||
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