最新版 |
編集中の文章 |
1行: |
1行: |
− | '''黒赤ビートダウン'''(''BR Beatdown'')は、[[クリーチャー]][[除去]]と[[手札破壊]]を得意とする[[黒]]と、除去兼直接[[ダメージ]]である[[火力]]を持った[[赤]]の組み合わせによる[[ビートダウンデッキ]]。 | + | '''黒赤ビートダウン'''(''BR Beatdown'')は、[[クリーチャー]][[除去]]と[[手札破壊]]を得意とする[[黒]]と、除去兼直接[[ダメージ]]である[[火力]]を持った[[赤]]の組み合わせによる[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。 |
| | | |
| ==概要== | | ==概要== |
| [[クリーチャー]]の直接[[除去]]が可能なため[[赤単色デッキ]]に比べて[[ファッティ]]に強く、[[黒単色デッキ|黒単色]]にはない[[火力]]という効率的な直接[[ダメージソース]]を持つ。 | | [[クリーチャー]]の直接[[除去]]が可能なため[[赤単色デッキ]]に比べて[[ファッティ]]に強く、[[黒単色デッキ|黒単色]]にはない[[火力]]という効率的な直接[[ダメージソース]]を持つ。 |
| | | |
− | 黒や赤が多く有する前のめりなクリーチャーを集めた超速攻ウィニーだけでなく、除去や[[手札破壊]]、さらには[[土地破壊]]によりビートダウンながら[[コントロール]]力の高い[[ビート・コントロール]]まで、幅広いタイプのビートダウンデッキを作ることができる。ただしそれほど柔軟性の高い色の組み合わせではないので、[[アグロ]]なら極端な攻撃偏重にしたり、[[ビート・コントロール]]ならば[[メタゲーム]]に合わせたコントロール要素を重点的に採用したりと、何らかに特化したデッキ構成となることが多い。低[[マナ]]域だけで戦うことが難しく、[[土地]]が止まらずに強力な[[カード]]を[[プレイ]]するのが理想である<ref name="Golgari">『マナバーン2019』(ホビージャパン、2018年12月26日初版)p.34 ISBN 9784798618388</ref>。 | + | 黒や赤が多く有する前のめりなクリーチャーを集めた超速攻ウィニーだけでなく、除去や[[手札破壊]]、さらには[[土地破壊]]により[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]ながら[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]力の高い[[ビート・コントロール]]まで、幅広いタイプのビートダウンデッキを作ることができる。ただしそれほど柔軟性の高い色の組み合わせではないので、[[アグロ]]なら極端な攻撃偏重にしたり、[[ビート・コントロール]]ならば[[メタゲーム]]に合わせたコントロール要素を重点的に採用したりと、何らかに特化したデッキ構成となることが多い。 |
| | | |
− | 過去には黒・赤ともに対処のしにくい[[プロテクション]]や[[エンチャント]]は苦手とすることが多かった。ある程度対策が進むと、この手のカード1枚に逆転、封殺されることもしばしば起こっていた。[[マジック・オリジン]]以降のプロテクションの採用頻度の減少や、黒がエンチャントに対処可能になった事もあり弱点は減った。
| + | デッキの特性は上記のように様々だが、黒・赤ともに対処のしにくい[[プロテクション]]や[[エンチャント]]は苦手とすることが多い。ある程度対策が進むと、この手のカード1枚に逆転、封殺されることもしばしば起こる。 |
| | | |
| *どちらの色のビートダウンデッキも基本戦術が似ているので、黒(または赤)のビートダウンデッキが基本戦術をそのままに、[[デッキパワー]]を底上げするためにもう一方の色を[[タッチ]]するだけの場合も多い。 | | *どちらの色のビートダウンデッキも基本戦術が似ているので、黒(または赤)のビートダウンデッキが基本戦術をそのままに、[[デッキパワー]]を底上げするためにもう一方の色を[[タッチ]]するだけの場合も多い。 |
| | | |
− | ==[[イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]==
| |
− | [[イクサラン:失われし洞窟]]で黒と赤に強力な[[クリーチャー]]が追加されたことで'''ラクドス発見'''(Rakdos Discover)や'''ラクドス・ミッドレンジ'''(Rakdos Midrange)といった黒赤ビートダウンが環境に復権してきた。
| |
− | {{#card:Preacher of the Schism}}
| |
− | {{#card:Trumpeting Carnosaur}}
| |
− | 除去や[[大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Bat]]で相手の動きを妨害し、[[分派の説教者/Preacher of the Schism]]や[[ヨーグモスの法務官、ギックス/Gix, Yawgmoth Praetor]]といったクリーチャーでアドバンテージを得ていく。[[嘶くカルノサウルス/Trumpeting Carnosaur]]を[[フィニッシャー]]として[[ギックスの残虐/The Cruelty of Gix]]でのリアニメイトを視野に入れたものがラクドス発見、[[マナカーブ]]を低めにして[[太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun]]による[[トランプル]]付与で[[クロック]]を早めて行くタイプがラクドス・ミッドレンジと呼び分けられる。
| |
− |
| |
− | ===サンプルレシピ===
| |
− | *備考
| |
− | **マジック:ザ・ギャザリング超感謝祭チャンピオンズカップ特別予選 トップ4([https://mtg-jp.com/coverage/chokanshasai2023/decklist/0037462/ 参考])
| |
− | **使用者:[[齋藤慎也]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]+[[ニューカペナの街角]]+[[団結のドミナリア]]+[[兄弟戦争]]+[[ファイレクシア:完全なる統一]]+[[機械兵団の進軍]]+[[エルドレインの森]]+[[イクサラン:失われし洞窟]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df322637}}
| |
− |
| |
− | *備考
| |
− | **[[MO]]スタンダードチャレンジ2023/12/23 4位([https://www.mtgo.com/decklist/standard-challenge-64-2023-12-2412599332?player=karatedom#deck_karatedom 参考])
| |
− | **使用者:karatedom
| |
− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]+[[ニューカペナの街角]]+[[団結のドミナリア]]+[[兄弟戦争]]+[[ファイレクシア:完全なる統一]]+[[機械兵団の進軍]]+[[エルドレインの森]]+[[イクサラン:失われし洞窟]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df322943}}
| |
− |
| |
− | ==[[イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]==
| |
− | '''ラクドス・ミッドレンジ'''(Rakdos Midrange)が環境に存在している。
| |
− | {{#card:Fable of the Mirror-Breaker}}
| |
− | {{#card:Invoke Despair}}
| |
− | [[黒]]と[[赤]]の優秀な[[除去]]と、[[税血の収穫者/Bloodtithe Harvester]]、[[黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse]]といった強力な[[クリーチャー]]、[[絶望招来/Invoke Despair]]といった[[フィニッシャー]]で勝利する。構成はほぼ[[青黒赤ビートダウン#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|グリクシス・ミッドレンジ]]と同一であり、[[打ち消し]]が使えるグリクシス・ミッドレンジの二番手という立ち位置だったが、[[ファイレクシア:完全なる統一]]期末期では[[白ウィニー/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|白単ミッドレンジ]]が[[廃墟の地/Field of Ruin]]などで[[土地破壊]]戦略を仕掛けてきたためラクドスが人気を集めた。グリクシス・ミッドレンジが[[サイドボード]]後の[[剃刀鞭の人体改造機/Razorlash Transmogrant]]に弱いことが発覚すると、その弱点を持たないことでも優位に立てるようになった。
| |
− | {{#card:Chandra, Hope's Beacon}}
| |
− | [[機械兵団の進軍]]では[[希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon]]という新たなフィニッシュ手段を手に入れ、守りの固い白系ミッドレンジとの相性が改善。[[プロツアー・機械兵団の進軍]]ではグリクシス・ミッドレンジを抑えて[[トップメタ]]となり、トップ8に4人を送り込んだ末に優勝した。
| |
− |
| |
− | [[機械兵団の進軍:決戦の後に]]発売後、[[鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker]]、絶望招来、[[勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster]]といった中核カードがのきなみ[[禁止]]されたため環境から消滅した。
| |
− |
| |
− | ===サンプルレシピ(ファイレクシア:完全なる統一後)===
| |
− | *備考
| |
− | **[[MTGアリーナ]]総計的デッキリスト([https://www.magic.gg/news/metagame-mentor-the-best-standard-decks-before-pro-tour-march-of-the-machine 参考])
| |
− | **使用者:-
| |
− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]+[[ニューカペナの街角]]+[[団結のドミナリア]]+[[兄弟戦争]]+[[ファイレクシア:完全なる統一]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df321860}}
| |
− |
| |
− | ===サンプルレシピ(機械兵団の進軍後)===
| |
− | *備考
| |
− | **[[プロツアー・機械兵団の進軍]] 優勝([https://mtg-jp.com/coverage/ptmom23/ 参考])
| |
− | **使用者:[[Nathan Steuer]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]+[[ニューカペナの街角]]+[[団結のドミナリア]]+[[兄弟戦争]]+[[ファイレクシア:完全なる統一]]+[[機械兵団の進軍]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df321861}}
| |
− |
| |
− | ===サンプルレシピ(ラクドス・ブリーチ)===
| |
− | *備考
| |
− | **[[アリーナ・チャンピオンシップ3]] 優勝([https://magic.gg/events/arena-championship-3 参考])
| |
− | **使用者:[[Benjamin Broadstone]]
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]+[[ニューカペナの街角]]+[[団結のドミナリア]]+[[兄弟戦争]]+[[ファイレクシア:完全なる統一]]+[[機械兵団の進軍]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df323070}}
| |
− |
| |
− | '''ラクドス・ブリーチ'''(''Rakdos Breech'')と呼ばれる、[[多元宇宙の突破/Breach the Multiverse]]、[[原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conqueror]]を投入した大振りを狙うデッキ。
| |
− |
| |
− | ==ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期==
| |
− | [[イニストラード:真夜中の狩り]]の参入後、[[黒赤]]の[[ミッドレンジ]][[デッキ]]が[[スタンダード]]環境に姿を現した。
| |
− |
| |
− | {{#card:Kalain, Reclusive Painter}}
| |
− | {{#card:Graveyard Trespasser}}
| |
− | {{#card:Bloodthirsty Adversary}}
| |
− |
| |
− | [[隠棲した絵描き、カレイン/Kalain, Reclusive Painter]]が[[生成]]した[[宝物]]を使用し、[[墓地の侵入者/Graveyard Trespasser]]や[[イマースタームの捕食者/Immersturm Predator]]といった[[除去耐性]]持ちの[[アタッカー]]を[[展開]]。[[無謀な嵐探し/Reckless Stormseeker]]による[[速攻]]付与と、[[火遊び/Play with Fire]]や[[冥府の掌握/Infernal Grasp]]などの[[除去]][[呪文]]による[[ブロッカー]]排除でサポートして[[ライフ]]を詰めていく。[[ゲーム]]が長引いた場合や、[[黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon]]から大量の[[マナ]]を生み出せる場合は、[[血に飢えた敵対者/Bloodthirsty Adversary]]で[[墓地]]の除去呪文を再利用して一気に[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぐことも可能。
| |
− |
| |
− | *[[吸血鬼]]の[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]を中心とする黒赤デッキについては[[吸血鬼 (デッキ)#イニストラード:真夜中の狩り期]]を参照。
| |
− |
| |
− | ===サンプルリスト===
| |
− | *備考
| |
− | **Standard Challenge #12340215 on 09/19/2021 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-challenge-2021-09-20 参考])
| |
− | **使用者:Sapoa
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]]+[[イニストラード:真夜中の狩り]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df320756}}
| |
− |
| |
− | ==ラヴニカのギルド~基本セット2021期==
| |
− | [[黒赤]]の[[アグロ]][[デッキ]]が存在する。
| |
− |
| |
− | {{#card:Robber of the Rich}}
| |
− | {{#card:Spawn of Mayhem}}
| |
− |
| |
− | デッキ構成は同環境の[[黒ウィニー#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|黒単アグロ]]に近い。[[どぶ骨/Gutterbones]]や[[漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion]]による[[攻撃]]を[[残忍な騎士/Murderous Rider|迅速な終わり/Swift End]]などでサポートし、[[騒乱の落とし子/Spawn of Mayhem]]の[[絢爛]]条件を達成しながら戦う。[[赤]]の[[カード]]としては、[[義賊/Robber of the Rich]]や[[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant]]などが採用される。
| |
− |
| |
− | ===サンプルレシピ===
| |
− | *備考
| |
− | **Standard League 5勝0敗([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-league-2019-10-07 参考])
| |
− | **使用者:ristinend
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df319432}}
| |
− |
| |
− | ==イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期==
| |
− | [[ラヴニカの献身]]から[[ラクドス教団/The Cult of Rakdos]]の[[カード]]群を獲得したことで、いくつかの[[黒赤]][[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]が登場した。
| |
− |
| |
− | {{#card:Rix Maadi Reveler}}
| |
− | {{#card:Goblin Chainwhirler}}
| |
− |
| |
− | 全く異なる2種類のタイプが存在する。
| |
− |
| |
− | ;ミッドレンジ型
| |
− | :'''ラクドス・ミッドレンジ'''(''Rakdos Midrange'')と呼ばれる、[[赤単色デッキ|赤単]][[タッチ]][[黒]]の[[ミッドレンジ]]。[[ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler]]、[[再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix]]、[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]といった中~高[[マナ]]域の[[クリーチャー]]を連打する基本戦略は前環境の[[ビッグ・レッド#イクサラン・ブロック~基本セット2020期|ビッグ・レッド]]と同じ。[[黒]]を足すことで、[[リックス・マーディの歓楽者/Rix Maadi Reveler]]、[[最古再誕/The Eldest Reborn]]、[[強迫/Duress]](主に[[サイドボード]])などを採用できるようになった。
| |
− | :[[グランプリメンフィス19]]では[[メタ外]]から優勝を飾った。
| |
− | :*[[席次+石像/Status+Statue]]などのために[[緑]]をタッチした亜種については[[黒赤緑ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期|ジャンド・デスチェイン]]を参照。
| |
− |
| |
− | ;アグロ型
| |
− | :'''ラクドス・アグロ'''(''Rakdos Aggro'')と呼ばれる、黒赤の[[小型クリーチャー]]を中心に素早く攻め立てる[[アグロ]]。[[忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods]]等で[[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]、[[災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva]]でクリーチャーの[[死亡]]を[[火力]]に変換、[[真夜中の死神/Midnight Reaper]]で[[手札]]を稼ぎながら戦力を並べていく戦略を取る。
| |
− | :*[[第1管区の勇士/Hero of Precinct One]]を採用するために[[白]]を足した亜種については[[白黒赤ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期|マルドゥ・アグロ]]を参照。
| |
− |
| |
− | ===ミッドレンジ型===
| |
− | *備考
| |
− | **[[グランプリメンフィス19]] 優勝 ([http://coverage.channelfireball.com/event/3 参考])
| |
− | **使用者:[[Jody Keith]]
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df319047}}
| |
− |
| |
− | ===アグロ型===
| |
− | *備考
| |
− | **[[ミシックチャンピオンシップクリーブランド19]] スタンダード部門6勝4敗 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC1 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mccle19/ 参考])
| |
− | **使用者:[[Mattia Fornacini]]
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df319089}}
| |
− |
| |
− | ==カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期==
| |
− | [[ドミナリア]]から[[ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler]]などを獲得したことで、[[赤単色デッキ|赤単]][[タッチ]][[黒]]の[[デッキ]]が大きく強化された。
| |
− |
| |
− | {{#card:Goblin Chainwhirler}}
| |
− | {{#card:Heart of Kiran}}
| |
− |
| |
− | ゴブリンの鎖回しなどの優秀な[[クリーチャー]]と[[キランの真意号/Heart of Kiran]]で序盤から[[クロック]]を刻み、[[再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix]]や[[栄光をもたらすもの/Glorybringer]]などの高[[マナ]]域に繋げて勝負を決める。
| |
− |
| |
− | 基本的な構成は同[[メタゲーム|環境]]の[[スライ/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|赤単アグロ]]と同じだが、[[黒]]を[[タッチ]]したことで[[除去耐性]]を持ちキランの真意号の[[搭乗]]要員にもなれる[[屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger]]、各種[[アーティファクト]]との[[シナジー]]を有する[[無許可の分解/Unlicensed Disintegration]]、および[[強迫/Duress]]などの[[サイドボード|サイド]][[カード]]を採用できるようになっている。
| |
− |
| |
− | 大きく分けて、[[ボーマットの急使/Bomat Courier]]や[[損魂魔道士/Soul-Scar Mage]]などの1マナ域を多めに採用した[[アグロ]]型と、主に[[ミラーマッチ]]を意識して1マナ域を減らした[[ミッドレンジ]]型の2種類が存在する。
| |
− |
| |
− | [[グランプリバーミンガム18スタンダード]]ではTop8に6人を送り込み、[[プロツアー「ドミナリア」]]でも赤単アグロと合わせてTop8のうち7枠を占めるなど、[[トップメタ]]として活躍。[[基本セット2019]]参入後も引き続きトップメタの地位にあり、[[マジック25周年記念プロツアー]]では使用率40.0%という圧倒的な数値を記録し([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/standard-metagame-breakdown-2018-08-03 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030889/ 翻訳])、[[世界選手権18]]では参加者23人中13人が使用した([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2018wc/standard-metagame-breakdown-2018-09-21 参考])。
| |
− |
| |
− | *キランの真意号の存在から初期には'''赤黒機体'''(''RB Vehicles'')と呼ばれることもあったが、[[機体]]の採用枚数が特別多いわけではない。
| |
− |
| |
− | ===アグロ型===
| |
− | *備考
| |
− | **[[プロツアー「ドミナリア」]] 準優勝 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptdom/top-8-decklists-2018-06-02 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptdom18/decklist/0030655/ 参考])
| |
− | **使用者:[[Gonçalo Pinto]]
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[カラデシュ・ブロック]]+[[アモンケット・ブロック]]+[[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df318537}}
| |
− | *1マナ域を7枚採用したアグロ型。
| |
− | *[[Márcio Carvalho]]も75枚同一の[[デッキリスト]]でベスト4入賞を果たしている。
| |
− |
| |
− | ===ミッドレンジ型===
| |
− | *備考
| |
− | **[[プロツアー「ドミナリア」]] ベスト8 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptdom/top-8-decklists-2018-06-02 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptdom18/decklist/0030655/ 参考])
| |
− | **使用者:[[瀧村和幸]]
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[カラデシュ・ブロック]]+[[アモンケット・ブロック]]+[[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df318538}}
| |
− | *1マナ域0枚のミッドレンジ型。特にボーマットの急使を不採用としたことで、ゴブリンの鎖回しの1点[[全体火力]]で[[ボード・アドバンテージ]]を失いにくくなっている。
| |
− | *[[ダブルシンボル]]の[[ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt]]を採用しており、[[黒マナ]]を出しやすい[[土地]]構成になっている。
| |
− |
| |
− | ==カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期==
| |
− | 同[[環境]]の[[スライ/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|赤単アグロ]]の亜種として、[[黒]]を[[タッチ]]したものが存在する。
| |
− |
| |
− | {{#card:Scrapheap Scrounger}}
| |
− | {{#card:Hazoret the Fervent}}
| |
− |
| |
− | [[ボーマットの急使/Bomat Courier]]や[[熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent]]による[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を[[火力]]や[[ブロック制限]]でサポートする基本戦略は赤単アグロと同じ。黒を足したことで、[[除去耐性]]を持つ[[屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger]]や、優秀な[[単体除去]]である[[無許可の分解/Unlicensed Disintegration]]などを採用できるようになっている。
| |
− |
| |
− | *赤単アグロとの境界は必ずしも明確でなく、黒の薄いものは赤単アグロに含められることもある。
| |
− |
| |
− | ===サンプルレシピ===
| |
− | *備考
| |
− | **[[グランプリシアトル18スタンダード]] ベスト4 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsea18-standard/top-8-decklists-2018-04-08 参考])
| |
− | **使用者:[[Gerry Thompson]]
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[カラデシュ・ブロック]]+[[アモンケット・ブロック]]+[[イクサラン・ブロック]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df318452}}
| |
| ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期== | | ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期== |
| [[アモンケット]]の[[あなた|自分]]の[[手札]]が1枚以下であることを参照する[[カード]]群([[暴勇|ちょい勇/Heckbent]])を中心とする[[アグロ]][[デッキ]]が登場した。 | | [[アモンケット]]の[[あなた|自分]]の[[手札]]が1枚以下であることを参照する[[カード]]群([[暴勇|ちょい勇/Heckbent]])を中心とする[[アグロ]][[デッキ]]が登場した。 |
202行: |
16行: |
| {{#card:Hazoret the Fervent}} | | {{#card:Hazoret the Fervent}} |
| | | |
− | [[血怒りの喧嘩屋/Bloodrage Brawler]]や[[街の鍵/Key to the City]]で手札を[[捨てる|捨て]]、[[戦慄の放浪者/Dread Wanderer]]や[[熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent]]、[[捨てる|ディスカード]][[誘発型能力]]で[[強化]]される[[炎刃の達人/Flameblade Adept]]で[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を行う。[[マッドネス]]で[[唱える|唱え]]られる[[癇しゃく/Fiery Temper]]や[[血管の施し/Alms of the Vein]]も採用される。 | + | [[血怒りの喧嘩屋/Bloodrage Brawler]]や[[街の鍵/Key to the City]]で手札を[[捨てる|捨て]]、[[戦慄の放浪者/Dread Wanderer]]や[[熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent]]、[[ディスカード]][[誘発型能力]]で[[強化]]される[[炎刃の達人/Flameblade Adept]]で[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を行う。[[マッドネス]]で[[唱える|唱え]]られる[[癇しゃく/Fiery Temper]]や[[血管の施し/Alms of the Vein]]も採用される。 |
| | | |
− | また[[破滅の刻]]参入後には[[ラムナプ・レッド]]の亜種として、[[黒]]を[[タッチ]]したものが登場した。
| + | ===サンプルレシピ=== |
− | | + | |
− | {{#card:Ammit Eternal}}
| + | |
− | {{#card:Ramunap Ruins}}
| + | |
− | | + | |
− | [[ボーマットの急使/Bomat Courier]]や[[地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra]]などの[[軽い|軽量]][[アタッカー]]で[[ライフ]]を[[削る|削り]]、[[熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent]]や[[ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins]]で勝負を決める基本戦略はラムナプ・レッドと同じ。黒を足したことで、[[サイズ]]に優れる[[アムムトの永遠衆/Ammit Eternal]]や、[[除去]]と[[ライフ]][[回復]]によりアグロデッキに強い[[集団的蛮行/Collective Brutality]]などを採用できるようになっている。
| + | |
− | | + | |
− | ===ディスカード型=== | + | |
| *備考 | | *備考 |
| **[[グランプリサンティアゴ17]] 第17位 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsan17 参考]) | | **[[グランプリサンティアゴ17]] 第17位 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsan17 参考]) |
219行: |
26行: |
| | | |
| {{#MagicFactory:df317823}} | | {{#MagicFactory:df317823}} |
− | *アモンケット参入後のディスカード型。
| |
− |
| |
− | ===砂漠型===
| |
− | *備考
| |
− | **[[プロツアー「破滅の刻」]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/pthou 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/pthou17/ 参考])
| |
− | **使用者:[[藏田真太郎]]
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[スタンダード]]([[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影ブロック]]+[[カラデシュ・ブロック]]+[[アモンケット・ブロック]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df317954}}
| |
− | *破滅の刻参入後のラムナプ・レッドの亜種。
| |
| | | |
| ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期== | | ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期== |
581行: |
377行: |
| | | |
| 詳細は[[絶望スライ]]を参照のこと。 | | 詳細は[[絶望スライ]]を参照のこと。 |
− |
| |
− | ==パイオニア==
| |
− | [[パイオニア]]にも、ラクドス・ミッドレンジと呼ばれる中速の[[黒赤]]デッキが存在する。
| |
− |
| |
− | {{#card:Bloodtithe Harvester}}
| |
− | {{#card:Liliana of the Veil}}
| |
− |
| |
− | ===サンプルリスト===
| |
− | *備考
| |
− | **pioneer challenge #12483144 on 10/09/2022 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-challenge-2022-10-10 参考])
| |
− | **使用者:JAKOBPABLO
| |
− | *[[フォーマット]]
| |
− | **[[パイオニア]](〜[[団結のドミナリア]])
| |
− |
| |
− | {{#MagicFactory:df321453}}
| |
− |
| |
| | | |
| ==エクステンデッド== | | ==エクステンデッド== |
611行: |
391行: |
| {{#card:Phyrexian Negator}} | | {{#card:Phyrexian Negator}} |
| {{#card:Lightning Bolt}} | | {{#card:Lightning Bolt}} |
− |
| |
− | == 脚注 ==
| |
− | <references/>
| |
| | | |
| ==参考== | | ==参考== |
625行: |
402行: |
| [[Category:黒赤ビート・コントロールデッキ|*]] | | [[Category:黒赤ビート・コントロールデッキ|*]] |
| [[Category:スタンダードデッキ]] | | [[Category:スタンダードデッキ]] |
− | [[Category:パイオニアデッキ]]
| |
| [[Category:エクステンデッドデッキ]] | | [[Category:エクステンデッドデッキ]] |
| [[Category:レガシーデッキ]] | | [[Category:レガシーデッキ]] |