4代目ドクター/The Fourth Doctor

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
7行: 7行:
 
*[[ライブラリーの一番上]]のカードを[[見る]]能力については[[ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルール]]を参照。
 
*[[ライブラリーの一番上]]のカードを[[見る]]能力については[[ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルール]]を参照。
 
*ライブラリーの一番上のカードを[[プレイ]]する能力については[[未来予知/Future Sight#カードのプレイについて]]を参照。
 
*ライブラリーの一番上のカードを[[プレイ]]する能力については[[未来予知/Future Sight#カードのプレイについて]]を参照。
 +
==ストーリー==
 +
[[3代目ドクター/The Third Doctor]]が"Planet of the Spiders"で致死量の放射線を浴びて再生した姿。 再生を知らず涙を流すサラに対し、「泣くな…サラ・ジェーン……」と言い遺した余韻もつかの間、突如チベットの僧侶風のタイムロード、チョー・ジェ(cho-je)がテレポートしてきて、[https://www.youtube.com/watch?v=q6gRZ7iq4W4&t=18s 再生についてあれこれ説明してくれた]。
 +
<ref>(元はカンポというタイムロードが前の話で再生したもの。後に4代目の再生にかかわるウォッチャーのような存在</ref>
  
 +
旧シリーズを代表するドクターであり、また1970年代のイギリスを代表する最も有名なSFドラマの主人公である。 その人気は1974年のシリーズで平均視聴者数1000万人を記録した。しかしこの3年後に後のSFの金字塔[[Wikipedia:ja:スター・ウォーズシリーズ|スターウォーズ]]の一作目、翌年には[[Wikipedia:ja:未知との遭遇|未知との遭遇]]が公開。それまでマニアックなジャンルだったSFが社会に浸透し、未曽有のブーム到来で大量のSF作品が生まれた結果、ドクター・フーは時代遅れとなってゆき、ここをピークに視聴者数は徐々に減少傾向になっていく。ドクター・フーの絶頂と凋落の兆しを知るドクターでもある。 出演期間は7年であり、新リーズを通してもこの年数を上回るドクターは存在しない。
 +
 +
3代目ドクターの時代に行われていたアクションは、親世代から子供番組にしては暴力的すぎるとの苦情があったため、徹底的にそうした描写を排除する方針を採った。4代目以降のドクターは基本的に知的だが戦う力はなく、完全に知恵と工夫で乗り切ることが主体になったのはこのころからである。やむを得ずアクションを行うのはコンパニオンか、UNITの軍人たちの役割となっていく。
 +
 +
4代目ドクターは何をするにしても奇想天外だが、意味不明に見える行動が事件解決に対して理にかなっているという、のちのドクター・フーのストーリーの典型の走りとなった。特徴的なしぐさをいくつか持っており、白い歯をむき出しにして、人をからかうような笑顔をする(いわゆる「変顔」に近い)
 +
。ショーケース版の[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?printed=true&multiverseid=635522 イラスト]はその一例。反対に窮地に陥るとわかりやすくイライラしだすなど、毎回どう転ぶかわからないところも人気の要素。
 +
衣装も斬新であり、中折れ帽、アスコット・タイ、フロックコートにベストというスタイルは[https://en.wikipedia.org/wiki/Ambassadeurs_(lithograph)#/media/File:Lautrec_ambassadeurs,_aristide_bruant_(poster)_1892.jpg アンバサドールのアリスティード・ブリュアン]のリトグラフから影響を受けた。
 +
最も特徴的な足元まで届くような[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=635957 マフラー]は、衣装デザイナーの発案で、ストーリーの雰囲気に合わせた服装にそろうように3パターンほど存在するという。基本的にコートから脱ぐので、シャツもしくはチョッキの上にマフラーを着た状態という何とも奇妙なスタイルになることがある([https://www.youtube.com/watch?v=thAvfrBO6x8 "The Hand of Fear"冒頭部分])。
 +
[https://mtg-jp.com/img_sys/articleReading/jp_91af243d41.png ジェリービーンズ]というお菓子を好み、敵味方問わず唐突に「いかがかな……?」と勧めてくるのがお決まりのしぐさ。
 +
カードのフレイバーは、ライブラリートップから「何が出てくるかわからない」奇想天外さと、ジェリービーンズを勧めてくる食物トークンの生成によって再現されている。また4マナで4/4と、マナコストとパワーとタフネスを代数でそろえているため、ドクターの中では[[マナレシオ]]が高い。
 +
 +
再生後のドクターは依然UNITに所属し、3代目ドクターから継いで、[[サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith]]と、新たにUNITの担当者として外科大尉、ハリー・サリバンと旅をする。ハリーはそのシーズンの終わりに"Terror of the Zygons"で[[ザイゴンの侵入者/Zygon Infiltrator|ザイゴン]]の脅威を退けたのち、地球に残る。また、2代目ドクターが地球に来て以来長らくレギュラー出演していた、[[アリステア准将/Alistair, the Brigadier]]と[[ジョン・ベントン伍長/Sergeant John Benton]]も降板し、UNITの存在は影が薄くなっていく。
 +
<ref>ハリーはドクターの役者がまた高齢になる可能性を考えたアクション担当だったが、4代目ドクターを演じたトム・ベイカーが40歳と若かったため、当時のディレクターの判断で1シーズンで降板した。UNITのキャラクターを削減したのはマンネリ化を回避するため。</ref>。
 +
 +
その後、サラとしばらく2人で旅をするが、たび重なる歴史の介入の疑惑から[[タイムロード]]の母星、ギャリフレイに召喚される。ギャリフレイには人類を連れていけない決まりがあるため、サラを地球に残す形で別れる。この後ドクターはサラに遭いに行くことはなかった。しばらく一人で旅をしたのち、惑星サバティームの戦士、[[サバティームの戦士、リーラ/Leela, Sevateem Warrior|リーラ]]をコンパニオンとする。その後51世紀の科学者、マリウス博士から事件解決の礼に[[K-9 マークI型/K-9, Mark I|K-9]]を受け取り、この2者と旅をする(シーズン14)
 +
 +
リーラがタイムロードの男性と恋に落ちてギャリフレイに残る決断をし、K-9も護衛として残るものの、ターディスの中にあった箱から新しいK-9MarkIIが登場(シーズン15)。タイムロードから宇宙に散らばる鍵を回収する様に依頼され、その助手としてタイムロードの科学者、ロマーナがつけられる。ロマーナとはそのまま旅をするが(シーズン16)、シーズン17の冒頭で突然脈略なく再生し、ロマーナIIになる。
 +
その後ようやくターディスのデバイスを捨てて任意の場所にゆけるようになったドクターは、並行宇宙E-spaseに行く。この並行宇宙で発生したトラブルの解決のため、ロマーナは人質としてK-9と共に残る選択をして別れるが、若き数学の天才[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius|アドリック]]がターディスに密航しており、コンパニオンに加わる。
 +
惑星トラケンではマスターが復活を目論んで暗躍、貴族のトレマスの体を[[再誕者、マスター/The Master, Formed Anew|乗っ取る]]。その後トレマスの娘の[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken|ニッサ]]が加わる。そして"Logopolice"で叔母にマスターを殺されたスチュワーデス、[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka]が登場。このエピソードでドクターはマスターとの闘いにおいて、アンテナから落下して死亡、アドリック、ニッサ、ティーガンに見守られながら5代目ドクターに再生した。
 +
;コンパニオン
 +
:[[サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith]]
 +
:ハリー・サリバン/Harry Sullivan
 +
:[[サバティームの戦士、リーラ/Leela, Sevateem Warrior]]
 +
:[[K-9 マークI型/K-9, Mark I]]
 +
:[[ロマーナ II/Romana II]]
 +
:[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken]]
 +
:[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius]]
 +
:[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka]]
 +
==脚注==
 +
<references/>
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
{{同一の存在を表すカード/ドクター}}
 
{{同一の存在を表すカード/ドクター}}

2024年5月5日 (日) 20:50時点における版


The Fourth Doctor / 4代目ドクター (2)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) ドクター(Doctor)

いつでも、あなたはあなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見てよい。
……いかがかな? ― 毎ターン1回、あなたはあなたのライブラリーの一番上から、歴史的な土地1つをプレイするか、歴史的な呪文1つを唱えるかしてもよい。そうしたとき、食物(Food)トークン1つを生成する。(歴史的とは、アーティファクトや伝説や英雄譚(Saga)のことである。)

4/4

WHISPERのテキストには誤りがあります。「タイム・ロード」は「タイムロード」と読み替えてください。

過去からの来襲/Blast from the Pastのメイン統率者の片割れ。各ターン1回かつ歴史的という制限はあるが、食物のつく未来予知/Future Sightを使える伝説のタイムロードドクター

未評価カードです
このカード「4代目ドクター/The Fourth Doctor」はまだカード個別の評価が行われていません。評価の執筆をして下さる方を求めています。
  • 評価を追加する前に、必ずMTG Wiki:利用者への呼びかけを熟読してください。
  • 「酷評のみ」、または「極端に短い文章だけ」や「見たままを書いただけ」の評価は禁止されています。
  • 各種用語(「クリーチャー」「除去」など(詳しくは用語集を参照))には[[]]でリンクを張ってください。自動では付きません。同じ語は貼らなくてもかまいません。
  • 評価を追加した後は、このテンプレートは削除しておいてください。

ルール

ストーリー

3代目ドクター/The Third Doctorが"Planet of the Spiders"で致死量の放射線を浴びて再生した姿。 再生を知らず涙を流すサラに対し、「泣くな…サラ・ジェーン……」と言い遺した余韻もつかの間、突如チベットの僧侶風のタイムロード、チョー・ジェ(cho-je)がテレポートしてきて、再生についてあれこれ説明してくれた[1]

旧シリーズを代表するドクターであり、また1970年代のイギリスを代表する最も有名なSFドラマの主人公である。 その人気は1974年のシリーズで平均視聴者数1000万人を記録した。しかしこの3年後に後のSFの金字塔スターウォーズの一作目、翌年には未知との遭遇が公開。それまでマニアックなジャンルだったSFが社会に浸透し、未曽有のブーム到来で大量のSF作品が生まれた結果、ドクター・フーは時代遅れとなってゆき、ここをピークに視聴者数は徐々に減少傾向になっていく。ドクター・フーの絶頂と凋落の兆しを知るドクターでもある。 出演期間は7年であり、新リーズを通してもこの年数を上回るドクターは存在しない。

3代目ドクターの時代に行われていたアクションは、親世代から子供番組にしては暴力的すぎるとの苦情があったため、徹底的にそうした描写を排除する方針を採った。4代目以降のドクターは基本的に知的だが戦う力はなく、完全に知恵と工夫で乗り切ることが主体になったのはこのころからである。やむを得ずアクションを行うのはコンパニオンか、UNITの軍人たちの役割となっていく。

4代目ドクターは何をするにしても奇想天外だが、意味不明に見える行動が事件解決に対して理にかなっているという、のちのドクター・フーのストーリーの典型の走りとなった。特徴的なしぐさをいくつか持っており、白い歯をむき出しにして、人をからかうような笑顔をする(いわゆる「変顔」に近い) 。ショーケース版のイラストはその一例。反対に窮地に陥るとわかりやすくイライラしだすなど、毎回どう転ぶかわからないところも人気の要素。 衣装も斬新であり、中折れ帽、アスコット・タイ、フロックコートにベストというスタイルはアンバサドールのアリスティード・ブリュアンのリトグラフから影響を受けた。 最も特徴的な足元まで届くようなマフラーは、衣装デザイナーの発案で、ストーリーの雰囲気に合わせた服装にそろうように3パターンほど存在するという。基本的にコートから脱ぐので、シャツもしくはチョッキの上にマフラーを着た状態という何とも奇妙なスタイルになることがある("The Hand of Fear"冒頭部分)。 ジェリービーンズというお菓子を好み、敵味方問わず唐突に「いかがかな……?」と勧めてくるのがお決まりのしぐさ。 カードのフレイバーは、ライブラリートップから「何が出てくるかわからない」奇想天外さと、ジェリービーンズを勧めてくる食物トークンの生成によって再現されている。また4マナで4/4と、マナコストとパワーとタフネスを代数でそろえているため、ドクターの中ではマナレシオが高い。

再生後のドクターは依然UNITに所属し、3代目ドクターから継いで、サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smithと、新たにUNITの担当者として外科大尉、ハリー・サリバンと旅をする。ハリーはそのシーズンの終わりに"Terror of the Zygons"でザイゴンの脅威を退けたのち、地球に残る。また、2代目ドクターが地球に来て以来長らくレギュラー出演していた、アリステア准将/Alistair, the Brigadierジョン・ベントン伍長/Sergeant John Bentonも降板し、UNITの存在は影が薄くなっていく。 [2]

その後、サラとしばらく2人で旅をするが、たび重なる歴史の介入の疑惑からタイムロードの母星、ギャリフレイに召喚される。ギャリフレイには人類を連れていけない決まりがあるため、サラを地球に残す形で別れる。この後ドクターはサラに遭いに行くことはなかった。しばらく一人で旅をしたのち、惑星サバティームの戦士、リーラをコンパニオンとする。その後51世紀の科学者、マリウス博士から事件解決の礼にK-9を受け取り、この2者と旅をする(シーズン14)

リーラがタイムロードの男性と恋に落ちてギャリフレイに残る決断をし、K-9も護衛として残るものの、ターディスの中にあった箱から新しいK-9MarkIIが登場(シーズン15)。タイムロードから宇宙に散らばる鍵を回収する様に依頼され、その助手としてタイムロードの科学者、ロマーナがつけられる。ロマーナとはそのまま旅をするが(シーズン16)、シーズン17の冒頭で突然脈略なく再生し、ロマーナIIになる。 その後ようやくターディスのデバイスを捨てて任意の場所にゆけるようになったドクターは、並行宇宙E-spaseに行く。この並行宇宙で発生したトラブルの解決のため、ロマーナは人質としてK-9と共に残る選択をして別れるが、若き数学の天才アドリックがターディスに密航しており、コンパニオンに加わる。 惑星トラケンではマスターが復活を目論んで暗躍、貴族のトレマスの体を乗っ取る。その後トレマスの娘のニッサが加わる。そして"Logopolice"で叔母にマスターを殺されたスチュワーデス、[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka]が登場。このエピソードでドクターはマスターとの闘いにおいて、アンテナから落下して死亡、アドリック、ニッサ、ティーガンに見守られながら5代目ドクターに再生した。

コンパニオン
サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smith
ハリー・サリバン/Harry Sullivan
サバティームの戦士、リーラ/Leela, Sevateem Warrior
K-9 マークI型/K-9, Mark I
ロマーナ II/Romana II
トラケンのニッサ/Nyssa of Traken
数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius
ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka

脚注

  1. (元はカンポというタイムロードが前の話で再生したもの。後に4代目の再生にかかわるウォッチャーのような存在
  2. ハリーはドクターの役者がまた高齢になる可能性を考えたアクション担当だったが、4代目ドクターを演じたトム・ベイカーが40歳と若かったため、当時のディレクターの判断で1シーズンで降板した。UNITのキャラクターを削減したのはマンネリ化を回避するため。

関連カード

サイクル

ドクター・フー統率者デッキのメイン統率者サイクルレアリティドクターのコンパニオンレア、それ以外は神話レア

参考

QR Code.gif