国別選手権

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国別選手権/National Championshipは、各国で年に1度開催されるプレミアイベントトーナメント。日本の国別選手権については日本選手権も参照。

目次

概要

2011年まで

各国の国別選手権およびその予選大会は、その国の国籍を所有する、あるいはその国に永住するDCIプレイヤーのみが参加資格を持つ。

ほとんどの国別選手権は招待制(招待権が必要であり)で開催する。地区予選大会(Regionals)で上位になる、プロプレイヤーズ・クラブが規定のレベルに達している、DCI国内総合ランキングで規定の順位以内に入るなどの条件を満たすことによって、その国の国別選手権への招待権を獲得できる(予選の人数に応じて招待枠は変動する)。ただし、国によってはオープンで開催し、招待権なしで参加できるところもある。

招待制で開催の国別選手権の上位4名、オープンで開催の国別選手権の優勝者はその年の世界選手権への招待権を獲得する。

イベント再編により2011年で廃止され、2012年から後継イベントとしてワールド・マジック・カップ予選が開催される。

2017年から

再度のイベント再編により、ワールド・マジック・カップ予選に代わって復活した。

参加資格(2017年)

大前提として、ある国の国別選手権に参加するためには、ウィザーズ・アカウントの所属国がその国を設定し、以下の条件のいずれかを満たしている必要がある。

  • その国の国籍(市民権)を持つか、永住資格を持っている。
  • 大会開催前年の1月1日から、その国に在住している。

そのうえで、以下の条件の内の少なくとも一つを満たしているプレイヤーが国別選手権に招待される。

これまでのワールド・マジック・カップ予選と異なり、既に該当年度のワールド・マジック・カップ代表になったプレイヤー(前シーズン最多プロツアー・ポイント獲得者)も、国別選手権に出場することができる。そのプレイヤーが決勝へ進出した場合、国別選手権の3位決定戦プレーオフが行われ、その勝者もその年のワールド・マジック・カップの代表になる。ただし、ワールド・マジック・カップへのトラベル賞は与えられない。

  • やむを得ない理由により、前シーズン最多プロツアー・ポイント獲得者がワールド・マジック・カップ代表辞退の場合のみ、その代表権をプロポイント2位の者に繰り下げる。[1]

不戦勝

フォーマット

現行の国別選手権では、スイスドロー形式で、1日目にスタンダード4回戦→ブースター・ドラフト3回戦、2日目にブースター・ドラフト3回戦→スタンダード2回戦(2011年まで4回戦)、決勝でスタンダードといった順序で行われる場合が多い(国によって回戦数・開催日数が異なる)。これを俗に「ジグザグ・フォーマット」と呼ぶ。これは「片方のフォーマットのスペシャリストでなく、総合的な実力を備えたプレイヤーでないと勝ち上がりにくいようにしよう」という意図だという[2]

  • 2011年まで、開催が1日のみのオープン制大会では、スイスドロードラフト、決勝はスタンダードで行われる。また日本含み一部の国の本戦は3日間開催となり、決勝ラウンドは2日目ではなく、3日目に行われる。
  • かつてのドラフト部門はロチェスター・ドラフトが採用されていたが、プレミアイベントのドラフト部門でのロチェスター・ドラフトの不採用に伴いブースター・ドラフトに変更された。

国別選手権一覧

※実際は、2011年まで67ヶ国で開催されているが、イベントカバレージが存在する国のみ列挙した。

脚注

  1. Modern Revolution: Ixalan(2017年10月12日 李詩天著)
  2. ジグザグ・フォーマット(2013年 Ron Foster著)

参考

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