アドバンテージ

提供:MTG Wiki

2022年5月14日 (土) 18:04時点における0503 (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

アドバンテージAdvantage)とは日本語で「優位性」とも言い、リソースの個々の要素について、対戦相手と比べて相対的に有利である状態/状況を指す言葉。簡単にいうと損得勘定のこと。アドバンテージの積み重ねが勝利につながるマジックにおいて重視される理論である。

  • 「アド」と略されることが多い。「アド損」(アドバンテージを損する)、「爆アド」(爆発的なほどに大きなアドバンテージを得る)などの俗な表現もしばしば使われる。

Divination / 予言 (2)(青)
ソーサリー

カードを2枚引く。



Violent Ultimatum / 暴力的な根本原理 (黒)(黒)(赤)(赤)(赤)(緑)(緑)
ソーサリー

パーマネント3つを対象とし、それらを破壊する。


[編集] 解説

マジックでは、残りライフ手札戦場パーマネントなど、様々なリソースが存在する上に、それぞれのゲーム上の役割も異なるため、アドバンテージの種類も同様に細分化されている。主に以下のものがある。

上記の例示カードで言えば、予言/Divinationは1枚分のカード・アドバンテージハンド・アドバンテージ)を得る呪文暴力的な根本原理/Violent Ultimatumは2枚分のカード・アドバンテージ(ボード・アドバンテージ)を失わせる(≒得る)呪文と言える。詳細な解説は各項を参照のこと。

単に「アドバンテージ」と言う場合、俗語としては「カード・アドバンテージ」を指すことが多い。

  • アドバンテージは有利に立ったときや得をしたときのことを指し、逆に不利になったときや損をしたときには「ディスアドバンテージ(disadvantage)」という言い方もする。
  • Farmstead剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどに見られるように、黎明期のころは異様にライフ・アドバンテージが重視されたゲームデザインがなされていたが、近年では一般的に最も重要なのはカード・アドバンテージテンポ・アドバンテージとされている。ライフの項も参照。
    • かつてはライフが少し減るとあっという間に焼かれるということも少なくなく、生存率の向上・対戦相手のライフ計算を狂わせる意味で、ライフ・アドバンテージを重視する考えのプレイヤーも多かった。ゲームバランスの適正化などに伴い環境が遅くなってきたこともあり、1対多の交換を繰り返していれば勝利に結びつき易いため、必然的にテンポやカード・アドバンテージを求めるようになってきたと言える。

[編集] その他

  • 「マインド・アドバンテージ」というジョーク(?)もある。意表をついたりプレッシャーをかけたりすることによる精神的な優位のこと。無論、実際には何のアドバンテージにもなっていないが、相手のプレイングミスを誘う事でなんらかのアドバンテージに繋がる場合もある。(→ブラフ
  • ほかにも、冗談半分に一般的にアドバンテージとは呼ばない概念をあえてアドバンテージと呼ぶことも多い。例えば、イラストが美麗なカードには「イラスト・アドバンテージ」がある、など。
  • ゲーム外においても「得をした」という意味で俗語的に使われることがある。例えばブースターパックを開封した結果シングルカード価格の高いカードが出てきたような状況を「アド(を得た)」と表現するなど。

[編集] 参考

QR Code.gif