アールンドの天啓/Alrund's Epiphany

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[[テーブルトップ]]では[[2022年]]1月25日、[[MO]]、[[MTGアリーナ]]では2022年1月27日よりスタンダードで[[禁止カード]]に指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-25-2022-banned-and-restricted-announcement January 25, 2022 Banned and Restricted Announcement][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035744/ 2022年1月25日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2022年]]1月25日)</ref>。
 
[[テーブルトップ]]では[[2022年]]1月25日、[[MO]]、[[MTGアリーナ]]では2022年1月27日よりスタンダードで[[禁止カード]]に指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-25-2022-banned-and-restricted-announcement January 25, 2022 Banned and Restricted Announcement][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035744/ 2022年1月25日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2022年]]1月25日)</ref>。
  
上記の天啓系[[デッキ]]による支配率は極端に高いわけではないものの、[[イニストラード:真紅の契り]]発売前後から[[メタゲーム]]が停滞していることを受けての禁止指定である。特にこのカードは[[重い]]カード特有の[[手札破壊]]への弱さを克服していることも合わさり、追加ターンの連続獲得という阻止しにくく不快感が溜まりがちなプレイパターンによってメタゲームから中速以下のデッキを弾き出してしまっている点が問題視された。
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上記の天啓系[[デッキ]]による支配率は極端に高いわけではないものの、追加ターンの連続獲得という阻止しにくく不快感が溜まりがちなプレイパターンによって環境から中速以下のデッキを弾き出し、長い間[[メタゲーム]]を停滞させてしまっていることを受けての禁止指定である。[[重い]]カードでありながら[[手札破壊]]による対策が困難な点も問題視された。
  
 
==MTGアリーナにおける[[再調整]]==
 
==MTGアリーナにおける[[再調整]]==

2022年1月27日 (木) 04:01時点における版


Alrund's Epiphany / アールンドの天啓 (5)(青)(青)
ソーサリー

飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークン2体を生成する。このターンに続いて追加の1ターンを行う。アールンドの天啓を追放する。
予顕(4)(青)(青)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)


1/1飛行が2体おまけで付いてくる追加のターン獲得ソーサリー支払うマナの合計は増えるが予顕で1ターン早く唱えられる。

時間のねじれ/Time Warp深夜の出没/Midnight Hauntingが6~7マナで唱えられるということでコスト・パフォーマンスは良好。ターンは追加するもののそれ以上の働きができなかった時間のねじれに比べ、チャンプブロック要員を2体確保することでアグロ相手にさらに1ターン稼ぐことができるようになっている。また実質的に速攻を持つ飛行クロックを展開できるため、残り少ないライフを削り切ったり忠誠度の低いプレインズウォーカーを攻め落としたりするのにも有用。

予顕によって追放領域に逃せるために手札破壊に対して強く、追加ターンによる事実上のキャントリップと速攻、そして回避能力を持つトークンを複数生成する性質も相まってこれ自体も「除去に強いフィニッシャー」と言える。特に打ち消し以外で対処が難しい性能、様々なアドバンテージを広げる「通ったら勝ち」な性質からミッドレンジに対して非常に強い。

追加ターンは時間経過でアドバンテージを得られるパーマネント英雄譚やプレインズウォーカー等)と相性が良く、登場時のスタンダードでそれを実現できる出現の根本原理/Emergent Ultimatumとの組み合わせはスゥルタイ根本原理を成立させた。ストリクスヘイヴン:魔法学院後はガラゼス・プリズマリ/Galazeth Prismari黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonからこれに繋げるイゼット・ドラゴンも登場。

ローテーション後もイゼット・ドラゴンで採用されるほか、新たにこれ自体をキーカードに据えたイゼット天啓アゾリウス天啓が登場した。イゼット天啓では感電の反復/Galvanic Iterationコピーし、追加の2ターンと4体のトークンを獲得する動きを狙う。アゾリウス天啓では勝ち手段であるストリクスヘイヴンの競技場/Strixhaven Stadiumの強力な相方で、追加のターンと飛行持ちトークンで一気に得点カウンターを稼ぐとともに、10点目に必要な戦闘ダメージ要員を確保できる。世界選手権21でも優勝したイゼット・ドラゴンを含む半数以上のデッキが天啓を採用し、禁止カードの候補として注視されていた[1]

  • 4ターン連続で唱えた場合、2→4→6→8とトークンの攻撃だけでぴったり20点のライフを削り切ることができる。

禁止指定

テーブルトップでは2022年1月25日、MOMTGアリーナでは2022年1月27日よりスタンダードで禁止カードに指定される[2]

上記の天啓系デッキによる支配率は極端に高いわけではないものの、追加ターンの連続獲得という阻止しにくく不快感が溜まりがちなプレイパターンによって環境から中速以下のデッキを弾き出し、長い間メタゲームを停滞させてしまっていることを受けての禁止指定である。重いカードでありながら手札破壊による対策が困難な点も問題視された。

MTGアリーナにおける再調整


MTGアリーナ専用カード

Alrund's Epiphany / アールンドの天啓 (5)(青)(青)
ソーサリー

このターンに続いて追加の1ターンを行う。この呪文が予顕されていたなら、飛行を持つ青の1/1の鳥(Bird)クリーチャー・トークン2体を生成する。アールンドの天啓を追放する。
予顕(5)(青)(青)


2021年12月9日、Magic: The Gathering Arenaにおいて、アルケミーの実装と同時にアルケミーとヒストリックで使用できるカードに再調整が行われた[3]。アールンドの天啓を連打したり感電の反復でコピーすることで盤面が空の状態からでも勝利できることから、その効率を落とすために予顕コストが引き上げられ、予顕から唱えなければトークンが生成されないよう下方修正された。

関連カード

サイクル

カルドハイム神話レア予顕カードサイクル。各に1枚ずつ存在する。

脚注

  1. 2021年10月13日 禁止制限告知(Daily MTG 2021年10月13日)
  2. January 25, 2022 Banned and Restricted Announcement2022年1月25日 禁止制限告知(Daily MTG 2022年1月25日)
  3. Alchemy Rebalancing Philosophy/アルケミーにおける再調整の理念(Daily MTG 2021年12月2日)

参考

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