イニストラード/Innistrad

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*イニストラードの住人
 
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2019年8月10日 (土) 10:55時点における版

イニストラード/Innistradは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeのひとつ。イニストラード・ブロックおよびイニストラードを覆う影ブロックの舞台となった。

目次

世界観

「ゴシック・ホラー」というテーマに基づいた中世ヨーロッパ風の世界観の次元である。プレインズウォーカー/Planeswalkerソリン・マルコフ/Sorin Markovティボルト/Tibaltヴロノス/Vronosアーリン・コード/Arlinn Kordの故郷でもある。

種族

  • 人間/Human - アヴァシン教会/The Church of Avacynを中心とした共同体の中で、霊、グール、スカーブ、吸血鬼、狼男といった闇の怪物に怯え、戦いながら生きている。
  • /Geist - 人間の霊魂。アヴァシン/Avacyn誕生以前は人間に悪意を持った幽霊しかいなかったが、アヴァシンの導きによって生者を守護するために現世に残る霊が現れるようになった。設定上は全に存在しているがゲーム上はに多い。
  • グール/Ghoul - マジックでの一般的なゾンビと同じく邪悪な術によって蘇った動く死体。グール呼び/Ghoulcallerと呼ばれる屍術師/Necromancerによって呼び起こされ、生前の行動を模して生者を脅かす。
  • スカーブ/Skaab - 屍錬金術/Necro-alchemyによって、死体を繋ぎ合せて作られる人工の怪物。動く死体であるグールとは違い、頭部や四肢が複数あったり人間以外の死体から部位を移植されたりといった異形の姿を持つ。スカーブを作り出す技術を持ったものはスカーブ師/Skaberen(縫い師/Stitcher)と呼ばれる。
  • 吸血鬼/Vampire - ソリン・マルコフの祖父であるステンシア/Stensiaの錬金術師エドガー・マルコフ/Edgar Markovの血魔術の儀式により人間から生まれ変わった種族。マルコフ/Markov、ファルケンラス/Falkenrath、ヴォルダーレン/Voldaren、ストロムカーク/Stromkirkなどの血統が存在する。人間を食糧とし、イニストラードにおける人間の最大の脅威であるとされる。
  • 狼男/Werewolf - 獣性の呪いに囚われた人間。月の満ち欠けや感情の爆発によって彼らは獣人の姿に変化する。変化した狼男は理性や人間性を失い、狩りと殺戮を繰り返す怪物となる。獣性の呪いがどうやって伝播するかはよくわかっていない。一度呪いを受ければ治癒する方法はないが、信仰の力は獣性を抑える助けになる。狼男は通常孤独な狩人だが、吠え群れ/Howlpackといった集団を形成することもある。アヴァシンの復活後、大規模な狼男狩と呪い黙らせの令によるウルフィーへの変化によって、狼男の多くは駆逐された。
  • ウルフィー/Wolfir - アヴァシンの呪い黙らせの令によって、狼男の獣性と人間性を融合させた新しい姿。人間の姿へ戻れなくなった代わりに、彼らは人間の守護者として祝福の下で生きられるようになった。だがかつて狼男に同胞を殺された恨みや恐怖は薄れておらず、彼らは迫害の対象となろうとしている。
  • 天使/Angel - 人間の守護者である神聖な存在。アヴァシンが創り出される以前から存在していたが、イニストラードの邪悪に立ち向かうためには時と場所を選ばなければならなかった。アヴァシンによって信仰体系が創造され、人々の信仰が直接天使の力になるようになった。
  • 悪魔/Demon - アヴァシンが誕生し邪悪な勢力を退けると、その隙間を埋めるように姿を現した。人間達の中にも彼らを崇拝する者が現れ、それらはスカースダグ/The Skirsdagと呼ばれる教団となった。彼らは倒されてもマナに還るだけで再び新たな存在となって現れるため、アヴァシンは彼らを倒すのではなく獄庫/Helvaultに封印する様にした。
  • 小悪魔/Devil - 悪魔の小間使いとして働く小型の怪物。
  • グリフィン/Griffin - イニストラードの中で数少ない人間の味方のクリーチャー。
  • グリフ/Gryff - 鷺の頭と翼に馬の様な体を持つグリフィンの亜種(ヒポグリフ)。聖戦士/Catharの中には彼らをパートナーとして戦う者もいる。

ドラゴンワームドライアドツリーフォークといった怪物の他、といった多様な野生動物も生息している。他の次元でおなじみのエルフゴブリンといった人型種族は登場しない(ゴブリンはフレイバー・テキストでのみ言及されており、存在しているか、または伝承が伝わっている)。

地理

既知の大陸

イニストラードの既知の大陸は、州と呼ばれる4つの地域に分かれている。

ガヴォニー/Gavony

アヴァシン教会の本拠地であり、人間の生存が最も強固に守られている州。

ケッシグ/Kessig

森林と緩やかに起伏する農地からなる州。

ネファリア/Nephalia

海に面した州。商取引が盛んであり、中には違法な品物や人間そのものも含まれる。

ステンシア/Stensia

山脈に囲まれ、吸血鬼に支配された州。

地獄/Hell

イニストラードの人間は死後の世界を信じていない。イニストラードで地獄/Hellと言った場合、それは悪魔や小悪魔の棲む世界を指す。ステンシアの灰口/Ashmouthなど、地獄に通じる裂け目はいくつか存在する。

季節

イニストラードの季節には月の名前が付けられている。月の姿は季節によって異なり、それが世界に奇妙な影響を及ぼしているように思われるからである。

収穫月/The Harvest Moon

秋に相当する季節は収穫月/The Harvest Moonと呼ばれる。橙色~血赤色の巨大な月が夜空にかかる。次第に昼は短くなり、気温も下がっていく。森は鮮やかな色に染まる。

収穫月は吸血鬼が最も強くなる季節だと考えられている。農作物の収穫の時期には農作業が日暮れを回ることもあるため、焚き火がよく見られるようになる。焚き火は吸血鬼を遠ざけると考えられている。

狩り月/The Hunter's Moon

冬に相当する季節は狩り月/The Hunter's Moonと呼ばれる。大気は昼も夜も凍えるように冷たく、太陽は地平線近くまでしか昇らない。狩り月は最も長い季節であり、同時に食糧が最も不足する季節でもある。

狩り月は狼男が最も強くなる季節だと考えられている。この時期は食糧を求めて森に分け入る狩人や森を突っ切る旅人が多くなり、その結果狼男による襲撃の頻度は増加する。狼男の数は年間を通して特に変わらないが、彼らの襲撃は季節そのものに関係していると人間たちは信じている。

  • 公式記事では「狩人月」とも訳されている。

新月/The New Moon

春に相当する季節は新月/The New Moonと呼ばれる。新月は最も短い季節だが、昼は最も長く、太陽の光も最も強い(それでも他の次元と比べれば弱い方ではあるが)。森には新たな草木が芽生える。

人間は新月を自分たちの季節と見なしており、新たな生命と誕生に関連付けている。新月の季節に生まれた子供はより神聖な存在となり、祝福された眠り/The Blessed Sleepを得られる可能性が高くなると考えられている。

キャラクター

読み物

イニストラード・ブロック
イニストラードを覆う影ブロック
その他

参考

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