ウギンの目/Eye of Ugin

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Eye of Ugin / ウギンの目
伝説の土地

あなたが唱える無色のエルドラージ(Eldrazi)呪文は、それを唱えるためのコストが(2)少なくなる。
(7),(T):あなたのライブラリーから無色のクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。


回顧エキスパンションコールドスナップ以来の登場となる、マナを出さない土地カードマナの生産にも一切関わりのないカード。代わりに、無色エルドラージ呪文唱えるためのコストを減らす能力を持つ。また、ライブラリーから無色のクリーチャー・カードをサーチできる。

サーチ能力とコスト減少能力が噛み合っており、カード・アドバンテージを獲得しながらエルドラージを素早く展開できる。デッキ内の重いエルドラージの比率を減らす代わりにこれを採用することで、事故の確率を下げつつフィニッシャーにアクセスできる。ただし伝説の土地であり手札に複数あると腐るため、投入枚数はよく考える必要がある。

スタンダードブロック構築エルドラージ・ランプではサーチ用に1枚挿しされた。

モダン12postウルザトロンでも各種エルドラージやワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engineのサーチ用に1枚挿しされた。戦乱のゼンディカー・ブロック以降は欠色持ちも含めて軽い無色のエルドラージが大量に登場したため、アグロ型のエルドラージ・デッキエルドラージの寺院/Eldrazi Templeと共に4枚ずつ採用され、デッキの中核として活躍した。

リミテッドでは収録されたエキスパンションによってかなり事情が異なる。ワールドウェイクの際は基本的にリミテッドはエルドラージが登場するエルドラージ覚醒は使わず、ゼンディカーとワールドウェイクの組み合わせでしか行われないため、単にアーティファクト・クリーチャーをサーチするためのカードでしかなく、マナを出さない上に起動コストも重いため、とても採用できるようなカードではなかった。モダンマスターズ2015では無色のエルドラージの一部が同時に収録されておりそれらのサポートになるもののその数は少なく、やはり採用するにはかなりのリスクを伴う。しかし、ゲートウォッチの誓いZendikar Expeditionsから登場した場合は欠色持ちも含めて多くの無色のエルドラージが存在するので、デッキによってはかなり強力なカードになり得る。

  • エルドラージ覚醒が出るまで、エルドラージのクリーチャー・タイプが印刷されているカードは存在しなかった(ただし、多相持ちなどはエルドラージとなっている)。登場時点では、多相呪文(あるいは奸謀/Conspiracyでエルドラージにしたクリーチャー呪文)をマイコシンスの格子/Mycosynth Lattice無色化することでのみ、そのコストを減らすことができた。
  • 初めて登場した神話レア土地である。
  • ワールドウェイク初出時は神話レアだったが、モダンマスターズ2015再録時にレアに変更された。
  • このカード自体はマナを出さないが、実質的な働きから2マナランドの一種として扱われることがある。

2016年4月8日(Magic Onlineでは2016年4月13日)よりモダンで禁止カードに指定された。上記のアグロ型エルドラージ・デッキが支配的になりすぎたことで、環境の健全性を損なうと判断されたためである(参考/翻訳)。

開発秘話

元々、ウギンの目はタップ無色マナを1つ生み、滅殺1を持つ7/7のエルドラージにクリーチャー化できるという、ワールドウェイクで多数登場したミシュラランドの中で最も大きなサイズに位置づけられた土地であった。エルドラージ覚醒のコモンで同ステータスのエルドラージを出すという話(実際にはエムラクールの手/Hand of Emrakulが登場している)があり、「『目』を通り抜けた最初のクリーチャーは、エルドラージの小さな斥候だった」というアイデアである。

しかし、クリエイティブ・ディレクターのBrady Dommermuthは、ウギンの目自身がクリーチャー化することを快く思わなかった。7/7エルドラージ・クリーチャー・トークンを生み出すことも検討していたが、Bradyはこれも快く思わなかった。また、これには無色用の新しいフレームや新キーワード能力を1セット早く出す必要があるという問題もあった。(→Commonly Large参照)

ストーリー

詳細はウギン/Ugin#ウギンの目を参照。

参考

QR Code.gif