ウルザズ・サーガ

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=ウルザズ・サーガ/Urza's Saga=
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{{情報ボックス/エキスパンション
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|英語名=Urza's Saga
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|日本語名=ウルザズ・サーガ
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|シンボル=2つの歯車
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|発売日=1998年10月12日<br />MO:2010年3月23日
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'''ウルザズ・サーガ'''/''Urza's Saga''は、[[ウルザ・ブロック]]の大型[[エキスパンション]]。1998年10月12日に発売された。意味は「ウルザの物語」。
  
[[MoMa]][[メグリムジャー]]など、数多くのぶっ壊れた[[コンボ]][[デッキ]]用の[[キーカード]]を輩出した[[ウルザ・ブロック]]の大型[[エキスパンション]]。意味は「ウルザの物語」。
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==概要==
これが壊れすぎてたせいで[[マスクス・ブロック]]は極端に弱くなったそうな。
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[[テンペスト・ブロック]]のストーリーから過去に遡り、[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]として覚醒した[[ウルザ/Urza]]が、長い時をかけて[[ファイレクシア/Phyrexia]]との戦いを準備する物語が始まる。
  
ここから[[サイクリング]]、[[エコー]][[フリースペル]]、[[成長エンチャント]]、[[休眠エンチャント]][[エターナルエンチャント]]が生まれた。
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新規キーワード能力は[[サイクリング]]、[[エコー]]。メカニズムとしては[[成長エンチャント]]、[[休眠エンチャント]]、[[エターナルエンチャント]]といったエンチャント関連のものや、[[フリースペル]]が登場した。
  
[[スタンダード]]においても、前代未聞となる枚数の[[禁止カード]]が登場してしまった。このセットを作った後、実際に開発部全員が社長室に呼ばれて怒鳴られた、という逸話があるほど(ただ、スタンダードにおける1セット中の禁止枚数の記録は、その後[[ミラディン]]に抜かれた)。
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[[強迫/Duress]][[変異種/Morphling]][[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]などの強力[[カード]]や、[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]、[[通電式キー/Voltaic Key]]などの強力な[[コンボデッキ]]の[[キーカード]]がひしめき、[[MoMa]]や[[スニークアタック]]、[[波動機リアニメイト]]などの高速コンボデッキが組まれる。そのため[[1ターンキル]]が横行し、[[禁止カード]]が連発された。このカードセットのデザイン・チームの一人だった[[Mark Rosewater]]は、このセットを生み出した事を「[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最大の過ち」と言っている。このセットを作った後、実際に開発部全員が社長室に呼ばれて怒鳴られた、という逸話も存在する。
史上最強の[[エキスパンション]]を選ぶとしたら、真っ先に名前が挙がるであろう[[エキスパンション]]だろう。
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これ以降、日本語版では[[カード名]]と[[タイプ]]の欄に使われたフォントが、[[エクソダス]]までの明朝体から、現在まで続く唐風隷書体に変更となったが、この変更には見た目への不満の声が漏れたこともあった。
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*このセットより、日本語版では[[カード名]]と[[タイプ行]]に使われたフォントが、[[エクソダス]]までの明朝体から、[[コンスピラシー]]まで続く唐風隷書体に変更された。またフォントの誤読から、「[[平和な心/Pacifism|平和なべ]]」や「[[アクリディアン虫/Acridian|アクリディアン宏]]」などの俗称が生まれた。このような誤読やデザインのため、このフォント変更については賛否両論ある。
それだけならまだしも、そのフォントが仇となり、[[平和な心/Pacifism|平和なべ]][[アクリディアン虫/Acridian|アクリディアン宏]]などの"迷綽名"が生まれるもととなってしまった。
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*[[ウェザーライト]]から始まったストーリーラインをカードに織り込む手法が使われているが、[[色]]ごとに場所も年代も遠く離れているのが特徴。[[緑]]は[[兄弟戦争/Brothers' War]]の終結の地となった[[アルゴス/Argoth]]を、[[黒]]はウルザが[[ザンチャ/Xantcha]]と共に潜入したファイレクシアを、[[白]]はウルザがファイレクシアから敗走し逗留した[[セラの領土/Serra's Realm]]を、[[青]]はウルザと[[バリン/Barrin]]が設立した[[トレイリア/Tolaria]]を、[[赤]]はウルザが[[パワーストーン/Powerstone]]の生産施設を再稼働させようとした[[シヴ/Shiv]]を描いている。
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*[[モダンホライゾン2]]にて、同名のカードが登場した。(→[[ウルザの物語/Urza's Saga]])
  
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==テーマデッキ==
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*[[速攻/Special Delivery]]
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*[[墓石/Tombstone]]
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*[[眠りし者/Sleeper]]
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*[[疫病/The Plague]]
  
パッケージ・イラストは
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==パッケージ・イラスト==
*[[稲妻のドラゴン/Lightning Dragon]]([[トーナメントデッキ]])
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*[[稲妻のドラゴン/Lightning Dragon]] [[トーナメントデッキ]]
 
*[[キマイラ杖/Chimeric Staff]]
 
*[[キマイラ杖/Chimeric Staff]]
 
*[[セラの伝令/Herald of Serra]]
 
*[[セラの伝令/Herald of Serra]]
 
*[[ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus]]
 
*[[ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus]]
  
1998年10月発売。全350種類([[基本土地]]の絵違い含む)。
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==デザイン==
[[エキスパンション・シンボル]]は2つの歯車。
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<!-- **背景世界 [#world]
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背景世界についての簡単な記述 -->
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==デザイン [#design]==
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|デザイン・チーム||[[Mike Elliott]] (lead)||
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==関連リンク==
 
==関連リンク==
*[[ウルザ/Urza]]([[背景世界/ストーリー用語]])
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*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/urzas-saga ウルザズ・サーガ](マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)
*[[The Brothers' War]](小説、クライマックスが緑のカードに描かれている)
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/make-no-mistake-2003-11-10-0 Make No Mistake](Making Magic 2003年11月10日)
*[[Planeswalker]](小説、黒と白のカードに描かれている場面を扱っている)
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**[http://web.archive.org/web/20040413215000/http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)
*[[Time Streams]](小説、青と赤のカードに描かれている場面を扱っている)
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*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97|ミスなんてもってのほか]] その2(米Wizards社、英文)
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**[[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html|M:tGやっちまった小咄集]](Braingeyser、上の記事の和訳)
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==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:ウルザブロック]]
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*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/UrzasSaga/ カードリスト](Wisdom Guild)
*[[テーマデッキ]]
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*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]]
**[[速攻/Special Delivery]]
+
*[[The Brothers' War]] (小説)
**[[墓石/Tombstone]]
+
*[[Planeswalker]] (小説)
**[[眠りし者/Sleeper]]
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*[[Time Streams]] (小説)
**[[疫病/The Plague]]
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*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
*[[背景世界/ストーリー用語]]
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**[[ウルザ・ブロック]]
*[[The Brothers' War]](小説)
+
***[[ウルザズ・サーガ]]
*[[Planeswalker]](小説)
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***[[ウルザズ・レガシー]]
*[[Time Streams]](小説)
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***[[ウルザズ・デスティニー]]
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[[Category:エキスパンション|うるさすさあか]]

2021年6月23日 (水) 08:25時点における版

ウルザズ・サーガ/Urza's Saga
シンボル 2つの歯車
略号 US, USG
コードネーム Armadillo
発売日 1998年10月12日
MO:2010年3月23日
セット枚数 全350種類

ウルザズ・サーガ/Urza's Sagaは、ウルザ・ブロックの大型エキスパンション。1998年10月12日に発売された。意味は「ウルザの物語」。

目次

概要

テンペスト・ブロックのストーリーから過去に遡り、プレインズウォーカー/Planeswalkerとして覚醒したウルザ/Urzaが、長い時をかけてファイレクシア/Phyrexiaとの戦いを準備する物語が始まる。

新規キーワード能力はサイクリングエコー。メカニズムとしては成長エンチャント休眠エンチャントエターナルエンチャントといったエンチャント関連のものや、フリースペルが登場した。

強迫/Duress変異種/Morphlingヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willなどの強力カードや、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy通電式キー/Voltaic Keyなどの強力なコンボデッキキーカードがひしめき、MoMaスニークアタック波動機リアニメイトなどの高速コンボデッキが組まれる。そのため1ターンキルが横行し、禁止カードが連発された。このカードセットのデザイン・チームの一人だったMark Rosewaterは、このセットを生み出した事を「マジック史上最大の過ち」と言っている。このセットを作った後、実際に開発部全員が社長室に呼ばれて怒鳴られた、という逸話も存在する。

テーマデッキ

パッケージ・イラスト

デザイン

デザイン・チーム Mike Elliott (lead)
Richard Garfield
Bill Rose
Mark Rosewater
デベロップ・チーム Mike Elliott (lead)
William Jockusch
Bill Rose
Mark Rosewater
Henry Stern (lead)
Beth Moursund
アート・ディレクター Ron Spears

関連リンク

参考

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