エラッタ

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
3行: 3行:
 
カードに書かれているテキストが正しいとは限らないため、最新のテキストは[[オラクル]]でチェックする必要がある。しかし、それでも整合性の取れていないカードがいくらか存在しているのが事実である。
 
カードに書かれているテキストが正しいとは限らないため、最新のテキストは[[オラクル]]でチェックする必要がある。しかし、それでも整合性の取れていないカードがいくらか存在しているのが事実である。
  
*[[フリースペル]]や、[[パララクスの波/Parallax Wave]]などに対するそれが有名である。ただし、フリースペルに関するエラッタは下記の方針に伴い現在は再修正されている。
 
 
*より正確な発音は「イラータ」。
 
*より正確な発音は「イラータ」。
 
*エラッタを無視する、[[R&D's Secret Lair]]というカードがある。
 
*エラッタを無視する、[[R&D's Secret Lair]]というカードがある。
 
*[[誤植]]によるエラッタはいくつかあるが、大抵[[カード名]]や[[フレイバー・テキスト]]のエラッタは出されない。カード名に対しては他のカードと重複した場合などに出されるが、過去フレイバー・テキストに対して正式にエラッタが出されたのは[[闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angel]]のみ。
 
*[[誤植]]によるエラッタはいくつかあるが、大抵[[カード名]]や[[フレイバー・テキスト]]のエラッタは出されない。カード名に対しては他のカードと重複した場合などに出されるが、過去フレイバー・テキストに対して正式にエラッタが出されたのは[[闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angel]]のみ。
*オラクルやエラッタに対する現在の方針は以下の通り。ただしある程度の努力目標であるのか、全てがこの方針に沿っているわけでもない。
+
 
**「最後に実際にカードとして印刷されたテキストに近づける(例:[[All Hallow's Eve]]、[[Oubliette]])」
+
==現在のエラッタの方針==
**「ルールがその当時から変わっているために挙動が異なる場合は、同じ挙動になるように修正する」(例:[[要撃/Waylay]]、[[武芸の達人/Master of Arms]])
+
 
**「カードパワー調整のためでしかないエラッタは外す(例:[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]]、[[フリースペル]])」
+
オラクルやエラッタに対する現在の方針は以下の通り。ただしある程度の努力目標であるのか、全てがこの方針に沿っているわけでもない。
 +
*「最後に実際にカードとして印刷されたテキストに近づける(例:[[All Hallow's Eve]]、[[Oubliette]])」
 +
*「ルールがその当時から変わっているために挙動が異なる場合は、同じ挙動になるように修正する」(例:[[要撃/Waylay]]、[[武芸の達人/Master of Arms]])
 +
*「カードパワー調整のためでしかないエラッタ(パワーレベル・エラッタ)は外す([[#パワー・レベル・エラッタ]]を参照)」
 +
 
 +
==パワーレベル・エラッタ==
 +
[[コンボ]]などによって強力になりすぎた[[カード]]を、[[禁止カード|禁止]]・[[制限カード|制限]]指定を避けるために、何らかの制限を加えて[[コンボ]]などを抑制するエラッタを'''パワーレベル・エラッタ'''(''Power-Level Errata'')と呼ぶ。[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]]、[[フリースペル]]が有名。
 +
 
 +
その後オラクルの方針の変更(最後に実際にカードとして印刷されたテキストに近づける)によって、2006年7月のオラクル更新から随時パワーレベル・エラッタが解除されている。
  
 
==主なエラッタ一覧==
 
==主なエラッタ一覧==

2008年10月12日 (日) 23:08時点における版

エラッタ(Errata)とは、WotCが発表する公式なカードテキストの修正の意。

カードに書かれているテキストが正しいとは限らないため、最新のテキストはオラクルでチェックする必要がある。しかし、それでも整合性の取れていないカードがいくらか存在しているのが事実である。

目次

現在のエラッタの方針

オラクルやエラッタに対する現在の方針は以下の通り。ただしある程度の努力目標であるのか、全てがこの方針に沿っているわけでもない。

パワーレベル・エラッタ

コンボなどによって強力になりすぎたカードを、禁止制限指定を避けるために、何らかの制限を加えてコンボなどを抑制するエラッタをパワーレベル・エラッタ(Power-Level Errata)と呼ぶ。ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtフリースペルが有名。

その後オラクルの方針の変更(最後に実際にカードとして印刷されたテキストに近づける)によって、2006年7月のオラクル更新から随時パワーレベル・エラッタが解除されている。

主なエラッタ一覧

カード・タイプに関するもの

タイプ 変更内容 変更時期
インタラプト 廃止。インスタントに統合 第6版
マナ・ソース 廃止。インスタントに統合 第6版
モノ・アーティファクト 廃止。アーティファクトに統合 リバイズド
コンティニュアス・アーティファクト 廃止。アーティファクトに統合 リバイズド
ポリ・アーティファクト 廃止。アーティファクトに統合 リバイズド
召喚 クリーチャー呪文に変更 第6版

特殊タイプおよびサブタイプに関するもの

タイプ 変更内容 変更時期
オーラ 個別エンチャントに追加された 第9版
レジェンド 廃止。伝説のクリーチャーに変更 神河物語
基本地形 特殊タイプとして明示される 第8版
基本氷雪土地雪かぶり土地 土地から基本土地に。雪かぶりキーワード能力から特殊タイプに変更され、その後さらに氷雪へと変更
特殊ルールは廃止、フィフス・ドーン以前のものは能力防衛を持つように変更 神河物語
ワールド 特殊タイプとして明示される 神河物語

カード個別のエラッタ

※詳細は各カードのカード個別評価やWHISPERを参照。

カード名 変更内容 変更時期
パララクスの波/Parallax Wave
パララクスの潮流/Parallax Tide
パララクスのきずな/Parallax Nexus
1つ目の能力に、『このカードが場にある場合』を追加。
2つ目の能力に、『このカード以外の』を追加。
次元の崩壊/Planar Collapse
セカンド・チャンス/Second Chance
狂気の瀬戸際/Brink of Madness
さし迫った災難/Impending Disaster
中心部の防衛/Defense of the Heart
生け贄に捧げないと効果を発揮しないように変更。
バウンスによる使いまわしの回避)
要撃/Waylay
Thawing Glaciers
実存を利用した表記に変更(ホワイト・ライトニングの回避)。
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond 土地を捨てるのはプレイするための追加コストに変更。
エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard 『メインフェイズ』を『戦闘前メインフェイズ』に変更。
熱狂のイフリート/Frenetic Efreet 『熱狂のイフリートが場にある場合』を追加。
水蓮の谷間/Lotus Vale
焦土/Scorched Ruins
追加コスト支払いのタイミングを、『場に出たとき』の誘発型能力から『場に出る代わりに』の置換を行なう常在型能力に変更。
ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtも一時このエラッタが出ていたが、現在では元に戻っている。
サイクロン/Cyclone 累加アップキープ・ルールへテキスト変更
Time Vault その挙動をさまざまに変更しては、悪用(目的に添わない無限ターンの生成)されるということを繰り返している。
現在はアンタップ時にターンを飛ばすかどうかの選択を行なうように変更。

カード個別のエラッタ誤植誤訳

カード名 変更内容
輝く群れ/Shining Shoal あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーも軽減できる(日本語限定)
静風の日暮/Higure, the Still Wind 対戦相手でなくプレイヤー(日本語限定)
残忍な詐欺師/Feral Deceiver 残酷な詐欺師となっている(日本語限定)
貪る強欲/Devouring Greed プレイヤーを対象にとる。(日本語限定)
大竜巻の精霊/Tornado Elemental 竜巻の精霊となっている(日本語限定)
火と氷の剣/Sword of Fire and Ice ダメージはプレイヤーも対象にできる(日本語限定)
商人の巻物/Merchant Scroll カードタイプの訂正(第8版日本語限定)
呪われた巻物/Cursed Scroll 起動コストを修正(日本語限定)
衝動/Impulse 「ライブラリーを切りなおす」の削除
オーク弩弓隊/Orcish Artillery
オークの軍旗/Orcish Oriflamme
マナ・コストの訂正(アルファ限定)

参考

QR Code.gif