ゴーリグ/Gorig

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ゴーリグ/Gorigウルザズ・レガシーのキャラクターで小説Time Streamsに登場した。

目次

解説

痩せた長身で、黒いやぎひげを生やし、細く黄色い目をした人間男性。特徴的な目はレモンウェッジ(lemon-wedge:三角形に切ったレモン)と形容される。

レイディアント/Radiantの信任厚い側近で、セラの領土/Serra's Realmの軍務大臣(Minister of War)を務める。この次元/Planeに潜むファイレクシア/Phyrexia人を狩りだし、難民のSerran(セラ人)を弾圧するレイディアントのCleansing Army(浄化軍)を直接指揮する。

ゴーリグのウルザ/Urzaへの敵対心はあからさまで、悪意ある目つきを向けてウルザの発言に反発した。

ファイレクシア人

ゴーリグの正体はファイレクシアの工作員である。彼はレイディアントの狂気を煽りたて、セラ人同士に殺し合いをさせ、更にセラの領土中からマナを奪い取って次元の崩壊を促進させた。人間への擬装は万全で、直接対面したウルザでも(言動から疑いは強かったようだが)ファイレクシア人と確証は持てなかった。

ファイレクシア人としての姿は黒くグロテスクな悪魔のような怪物。筋肉質の巨体であり、飛行可能な翼を持ち、牙を生やし、体中に無数の装置と武器が埋め込まれている。武器にはハルバード(halberd)の腕、先端が短剣(dagger)のような足、大鎌(scythe)の肘などがある。人間とはかけ離れた姿ではあるが「レモンウェッジの目」はそのままで、ウルザから説明を受けていただけのバリン/Barrinでも、戦場で遭遇した怪物がゴーリグだと判別できた。

胴体にはゴーリグ最大の武器、Soul Battery(精神貯蔵機)が内蔵されており、白マナを吸い取って貯蔵することが可能である。この精神貯蔵機は12個あり、それぞれに何百何千もの6角形の蜂の巣型の穴があいている。マナを貯蔵する手順は、まず浄化軍に殺害されたセラ人の白マナはSoul Torch(精神の松明)に一時保存され、後にゴーリグは松明から自身の貯蔵機に移し替えて蓄えるというもの(浄化軍が携行するこの松明の表向きの機能はファイレクシア人探知)。バリンの分析によると、貯蔵機は人からだけでなく、呪文や土地からも白マナを吸収する能力がある。

エピソード

ウルザがセラの領土を再訪し、レイディアントと対面した際にゴーリグはウルザと初めて顔を合わせ、「マナ魔法の使い手で有能な将軍」と自己紹介する。

レイディアントとゴーリグはウルザに浄化軍の活動を見せる。2人の姿勢はウルザに敵対的で、ウルザの意見や提案をことごとく退ける。

ゴーリグがセラ宮殿を改造。レイディアントは外界から目をそらしそこに引きこもってしまう。

レイディアントとウルザの軍が戦闘状態に突入すると、怪物化したゴーリグはデアリガズ/Darigaazに跨って戦うバリンに対して空から襲いかかる。レイディアントが死亡した後、ゴーリグはバリンから命令の光/Ray of Commandの呪文をかけられ、満身創痍の状態でウェザーライトに到達し、船の動力炉に自身が貯蔵していたマナを全て注ぎ込み、果てる。

登場作品

訳語

「Gorig」は掌編ファイレクシアの解剖/Phyrexian Autopsyで「ゴーリグ」と訳されている。また、「Soul Battery」は同掌編では「soul stealers」とされ、「精神掠奪器」と翻訳される。

参考

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