サイクル

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(カード群: サイクルだとは限らない)
(1枚のカードから作られるサイクルを追記。)
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**[[ラヴニカへの回帰ブロック]]では10の[[ギルド/Guild]]のうち9つに[[X]][[呪文]]が存在するが、[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]のX呪文は登場しなかった。これがサイクルであることに[[R&D]]も気づいていなかったためである([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/020750/ 存在しないということ])。また[[単色]]のX呪文も、白だけ存在しない。
 
**[[ラヴニカへの回帰ブロック]]では10の[[ギルド/Guild]]のうち9つに[[X]][[呪文]]が存在するが、[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]のX呪文は登場しなかった。これがサイクルであることに[[R&D]]も気づいていなかったためである([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/020750/ 存在しないということ])。また[[単色]]のX呪文も、白だけ存在しない。
 
**[[ミラディン]]で登場した[[王者の塔/Tower of Champions|塔]]サイクルの4枚は、特定の色に関係付ける意図で作られたものではなかったが、4つの色をイメージした[[能力]]と認識されたため、[[ミラディンの傷跡]]では残る[[赤]]に該当する[[災難の塔/Tower of Calamities]]が登場した。  
 
**[[ミラディン]]で登場した[[王者の塔/Tower of Champions|塔]]サイクルの4枚は、特定の色に関係付ける意図で作られたものではなかったが、4つの色をイメージした[[能力]]と認識されたため、[[ミラディンの傷跡]]では残る[[赤]]に該当する[[災難の塔/Tower of Calamities]]が登場した。  
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*1枚または数枚のカードから、後付けでサイクルが作られることもある。
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**前述のエイトグのメガサイクルは、[[森エイトグ/Foratog]]にあたるクリーチャーのデザイン時に、それがエイトグのバリエーションであることに気づいて制作されたものである。
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**[[統率者_(カードセット)|統率者]]と[[統率者2013]]では、[[新緑の魔力/Verdant Force]]のメガサイクルが制作された。
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**[[未来予知]]の二色土地サイクルでは、このうち[[偶像の石塚/Graven Cairns]]が取り上げられて[[ハイブリッドランド]]サイクルとなった。但し、このサイクルは「未来のカードセットから1枚ずつ採録した」という体裁を取っているため、少し勝手が違う。
  
 
具体的なサイクルのそれぞれについては[[サイクル一覧]]を参照のこと。
 
具体的なサイクルのそれぞれについては[[サイクル一覧]]を参照のこと。

2016年9月20日 (火) 19:33時点における版

サイクル(Cycle)は、

  1. 1つのコンセプトに基づいて作られたカード群のこと。本項で解説する。
  2. エキスパンション・ブロックの過去の呼称。ブロック (総称)を参照。

現在では「サイクル」といった場合、もっぱら前者を指す。

カード群


Healing Salve / 治癒の軟膏 (白)
インスタント

以下から1つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、3点のライフを得る。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを3点軽減する。



Ancestral Recall (青)
インスタント

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引く。



Dark Ritual / 暗黒の儀式 (黒)
インスタント

(黒)(黒)(黒)を加える。



Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。



Giant Growth / 巨大化 (緑)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+3/+3の修整を受ける。


サイクル(Cycle)は、1つのコンセプトに基づいて作られたカード群のことである。用語としては比較的近年になって定義されたものだが、その概念はリミテッド・エディションの頃から存在していた(Moxブーンズなど)。

サイクルをなすカードの多くは同じエキスパンションに収録されていて、そのカード名能力フレイバー・テキストなどに関連性や対称性を持つ。最も多い組み合わせは同じレアリティに各色1枚ずつ作られるもので、他にも、ある1つの色の中の各レアリティにつくられるもの(上位種垂直サイクル)や、ストーリー上の各勢力にそれぞれ作られるもの、対になっている2枚だけのサイクルもある。

そのほか、複数のエキスパンションに渡る「メガサイクル/Mega Cycle」(エイトグサイクルなど)、さらに複数ブロックに1枚ずつ存在する「メガ・メガサイクル/Mega-Mega Cycle」(テフェリーの島/Teferi's Isleケルドの死滅都市/Keldon Necropolisなど)も存在する。

コンセプトが同一なだけで、カードパワーは大きなばらつきがあることが常である。極端過ぎる例ならAncestral Recall治癒の軟膏/Healing Salveなど。数値を参照するサイクルでは、たいていライフ回復に回って弱く、クリーチャーオーラのサイクルだと、トランプル関係になって弱いことが多いとされることもある。またどちらもクリーチャーの質がいい色なので、クリーチャーのサイクルでマナレシオが統一されている場合、やや割を食っている感がある。

具体的なサイクルのそれぞれについてはサイクル一覧を参照のこと。

参考

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