ティム

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'''ティム'''(''Tim'')は、[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]の俗称。転じて、1点[[ダメージ]]を与える[[能力]]を持つ[[カード]]の俗称として使われている。後者の場合、元祖ティムと区別するために○○ティムと言うこともある。自動ティム([[激憤の本殿/Honden of Infinite Rage]])など。
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'''ティム'''(''Tim'')は、[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]および、それに類する[[カードの俗称]][[開発部]]用語である。
 
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映画『[[Wikipedia:ja:モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル|モンティ・パイソン&ホーリーグレイル]]』に登場する「魔法使いティム」が語源。[[第6版]]まで(もしくは[[タイムシフト]]された[[時のらせん]])の{{Gatherer|id=14523|イラスト}}が「魔法使いティム」に似ていることに由来する。また、同映画にて、彼が指差す先が次々と爆発するシーンがあり、このシーンが[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]の[[能力]]のイメージと一致するところも由来の1つであろう。
 
映画『[[Wikipedia:ja:モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル|モンティ・パイソン&ホーリーグレイル]]』に登場する「魔法使いティム」が語源。[[第6版]]まで(もしくは[[タイムシフト]]された[[時のらせん]])の{{Gatherer|id=14523|イラスト}}が「魔法使いティム」に似ていることに由来する。また、同映画にて、彼が指差す先が次々と爆発するシーンがあり、このシーンが[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]の[[能力]]のイメージと一致するところも由来の1つであろう。
  
*ティム能力は、当初はその由来通り[[青]]の能力とされていたが、後に[[色の役割]]の変更により[[赤]]に移った。だが、[[放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer]]と色以外全く同じ赤のティムは[[次元の混乱]]まで存在しなかった。
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*公式記事「[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/tom-shifted-2007-02-02 Tom-Shifted]」でもネタになっている(このページの角を生やした男が映画の「魔法使いティム」)。
**次元の混乱の[[タイムシフト]]で[[放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer]]が登場した。彼は「Tom」と呼ばれる。
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*[[クリーチャー]]にティム能力を与えるカードも多い。[[錬金術の研究/Hermetic Study]]や[[炎の鞭/Fire Whip]]、[[ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow]]などはその代表。
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*英語では'''ピンガー'''とも呼ばれる(この手の起動型能力を"'''ping'''"と称するので、それを持っている奴が"'''pinger'''")。日本でも(ティムほどメジャーではないが)使われる表現。
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*「魔法使いティム」とは全然似ていない、という意見もあり、定かではない。映画のティムに似ているのはどちらかといえば[[羊術師/Ovinomancer]]であるとも。
 
*「魔法使いティム」とは全然似ていない、という意見もあり、定かではない。映画のティムに似ているのはどちらかといえば[[羊術師/Ovinomancer]]であるとも。
*公式記事「[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af156 Tom-Shifted]」でもネタになっている(このページの角を生やした男が映画の「魔法使いティム」)。
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転じて、[[対象]]に[[ダメージ]]を与える[[能力]]を持つ[[パーマネント]]・[[カード]]の俗称としても使われている。
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大抵の場合は、([[タップ|T]]):で1点のダメージを与える[[起動型能力]]を持つものを指す。[[起動コスト]]が違ったり、ダメージが2点以上であったり、[[誘発型能力]]であったりという例外もある。
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ティム能力は、当初はその由来通り[[青]]の能力とされていたが、[[色の役割]]の変更により[[赤]]に移った。[[2001年]]の[[アポカリプス]]で登場した[[カミソリひれのハンター/Razorfin Hunter]]は、ちょうどその過渡期にあった[[青赤]]のカードである。その後いくつかの亜種を経て、[[2006年]]の[[次元の混乱]]の[[タイムシフト]]ではついに放蕩魔術師がそのまま赤になった[[放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer]]が登場した。彼は「Tom」と呼ばれる。
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[[クリーチャー]]にティム能力を与えるカードも多い。[[錬金術の研究/Hermetic Study]]や[[炎の鞭/Fire Whip]]、[[ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow]]などはその代表。
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ティムに[[接死]]を持たせる、[[接死ティム]]という[[コンボ]]および[[デッキ]]もある。
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*元祖ティムと区別するために○○ティムと言うこともある。自動ティム([[激憤の本殿/Honden of Infinite Rage]])など。
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*英語では'''ピンガー'''とも呼ばれる(この手の起動型能力を"'''ping'''"と称するので、それを持っている奴が"'''pinger'''")。日本でも(ティムほどメジャーではないが)使われる表現。
 
*[[白]]には[[攻撃クリーチャー]]や[[戦闘]]に参加しているクリーチャー限定の、[[緑]]には対[[飛行]]クリーチャー限定の亜種が存在する。[[レンジストライク]]や[[飛行対策カード]]の項も参照。
 
*[[白]]には[[攻撃クリーチャー]]や[[戦闘]]に参加しているクリーチャー限定の、[[緑]]には対[[飛行]]クリーチャー限定の亜種が存在する。[[レンジストライク]]や[[飛行対策カード]]の項も参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[カードの俗称]]

2018年4月22日 (日) 01:27時点における版

ティム(Tim)は、放蕩魔術師/Prodigal Sorcererおよび、それに類するカードの俗称開発部用語である。


Prodigal Sorcerer / 放蕩魔術師 (2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。放蕩魔術師はそれに1点のダメージを与える。

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由来

映画『モンティ・パイソン&ホーリーグレイル』に登場する「魔法使いティム」が語源。第6版まで(もしくはタイムシフトされた時のらせん)のイラストが「魔法使いティム」に似ていることに由来する。また、同映画にて、彼が指差す先が次々と爆発するシーンがあり、このシーンが放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer能力のイメージと一致するところも由来の1つであろう。

  • 公式記事「Tom-Shifted」でもネタになっている(このページの角を生やした男が映画の「魔法使いティム」)。
  • 「魔法使いティム」とは全然似ていない、という意見もあり、定かではない。映画のティムに似ているのはどちらかといえば羊術師/Ovinomancerであるとも。

その他

転じて、対象ダメージを与える能力を持つパーマネントカードの俗称としても使われている。

大抵の場合は、(T):で1点のダメージを与える起動型能力を持つものを指す。起動コストが違ったり、ダメージが2点以上であったり、誘発型能力であったりという例外もある。

ティム能力は、当初はその由来通りの能力とされていたが、色の役割の変更によりに移った。2001年アポカリプスで登場したカミソリひれのハンター/Razorfin Hunterは、ちょうどその過渡期にあった青赤のカードである。その後いくつかの亜種を経て、2006年次元の混乱タイムシフトではついに放蕩魔術師がそのまま赤になった放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancerが登場した。彼は「Tom」と呼ばれる。

クリーチャーにティム能力を与えるカードも多い。錬金術の研究/Hermetic Study炎の鞭/Fire Whipヴィリジアンの長弓/Viridian Longbowなどはその代表。

ティムに接死を持たせる、接死ティムというコンボおよびデッキもある。

参考

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