デック・オヴ・メニー・シングズ/The Deck of Many Things

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The Deck of Many Things / デック・オヴ・メニー・シングズ (5)
伝説のアーティファクト

(2),(T):1個のd20を振り、その出目からあなたの手札にあるカードの枚数を引く。その数が0以下であるなら、あなたの手札を捨てる。
1-9|あなたの墓地にあるカード1枚を無作為に選んであなたの手札に戻す。
10-19|カード2枚を引く。
20|墓地にあるクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーが死亡したとき、それのオーナーはゲームに敗北する。


サイコロの出目によって様々なアドバンテージをもたらしてくれる伝説のアーティファクト。出目が高いほど劇的な効果を得られるが、手札枚数が出目を上回ると空虚自身/One with Nothing相当のきついペナルティを受けてしまう。

出目1-9
自分墓地からカード1枚を無作為に回収。墓地が空でない限りはカード・アドバンテージを得られ、墓地の不要なカードを脱出などで掃除しておけばさらに有効活用できる。
出目10-19
2ドロー。設置5マナ起動2マナで予言/Divination相当の効果が得られるのはランダムならではの高効率。
出目20
クリティカルしたら対戦相手墓地も選べるリアニメイト。ただし、この能力で蘇ったクリーチャー死亡するとき自身のオーナーを道連れにする。対象が自分のものか対戦相手のものかで性質が180度変わる効果で、基本的には対戦相手のクリーチャーを蘇らせる方がリスクが少ない。どちらにしても死亡以外の形で戦場から取り除ければ無害なため、オーナーは追放除去バウンスを活用すべきだろう。

手札を使い切りやすいアグロ系のデッキでは重く、重さを克服しやすいコントロール系のデッキではペナルティが怖いという、なかなか扱いの難しいカード。予顕なども活用してなるべく少ない手札枚数を保ちたい。構築での出番は未知数だが、ゆっくりした展開になりやすいリミテッドでは継続してアドバンテージを得られるなかなかの強カードである。

ダンジョンズ&ドラゴンズにおいて

原作TRPGダンジョンズ&ドラゴンズ」においては、デック・オヴ・メニー・シングズ/The Deck of Many Thingsは下級アーティファクト(定命の者ではまず作り出せないマジックアイテム)の一つ。外見は象牙や仔牛皮の紙で作られたカードの束で、入れ物からカードを1枚引くと引いた人物にカードの魔力が良かれ悪しかれ影響を及ぼす。カードの効果は奇想天外であり、財宝知識を得たり失ったり、またある時には他者の好意を受けたり裏切られたり、はたまた問答無用で死ぬ事になったりする。

  • クラシック・ダンジョンズアンドドラゴンズの『Wheel of Fortune』というアイテムから、版上げの際にこのアイテムへと差し替わったという経緯がある。とどのつまり、アメリカのゲームらしいパロディの一環だったわけである。

参考

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