ナイレアの弓/Bow of Nylea

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[[緑]]の[[伝説の]][[アーティファクト・エンチャント]]。[[攻撃クリーチャー]]に[[接死]]を持たせる[[常在型能力]]と、[[ナイレア/Nylea]]が司る四季を表す4つの[[モード]]がある[[起動型能力]]を持つ。
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[[緑]]の[[伝説の]][[アーティファクト・エンチャント]]。[[攻撃クリーチャー]]に[[接死]]を持たせる[[常在型能力]]と、[[ナイレア/Nylea]]が司る四季を表す<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/62425465378/i-just-noticed-bow-of-nyleas-abilities Mark RosewaterのBlog]</ref><ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/62430423012/hello-mr-rosewater-could-you-please-give-us-some Mark RosewaterのBlog]</ref>4つの[[モード]]がある[[起動型能力]]を持つ。
  
 
攻撃クリーチャーの持つ接死は、[[対戦相手]]に[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]をためらわせる。緑の得意な[[トランプル]]と合わせることで凶悪な性能となるだろう。もちろん、設定上のこの弓の持ち主である[[狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt]]との相性は抜群。一方で攻勢に回れない押されている状況ではやや[[腐る]]が、その時は起動型能力が状況の打開に役立つ。
 
攻撃クリーチャーの持つ接死は、[[対戦相手]]に[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]をためらわせる。緑の得意な[[トランプル]]と合わせることで凶悪な性能となるだろう。もちろん、設定上のこの弓の持ち主である[[狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt]]との相性は抜群。一方で攻勢に回れない押されている状況ではやや[[腐る]]が、その時は起動型能力が状況の打開に役立つ。
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起動型能力の春のモードは、[[+1/+1カウンター]]による[[クリーチャー]]の成長。一回の[[修整]]値は決して大きくないものの、繰り返し使える+1/+1カウンターの設置は強力。緑ならば[[戦場]]にクリーチャーを切らさないことも難しくないので、積極的に使っていくモードになるだろう。
 
起動型能力の春のモードは、[[+1/+1カウンター]]による[[クリーチャー]]の成長。一回の[[修整]]値は決して大きくないものの、繰り返し使える+1/+1カウンターの設置は強力。緑ならば[[戦場]]にクリーチャーを切らさないことも難しくないので、積極的に使っていくモードになるだろう。
  
夏のモードは、嵐を起こして[[飛行]]クリーチャーに[[ダメージ]]を[[与える]]。2点というと地味なようだが、飛行クリーチャーは平均的な[[サイズ]]がそう大きくないため、これでも十分に[[除去]]になりうる。また見えている脅威のため、対戦相手に[[攻撃]]をためらわせる効果もある。
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夏のモードは、狩りのシーズンさながらに[[飛行]]クリーチャーに[[ダメージ]]を[[与える]]。2点というと地味なようだが、飛行クリーチャーは平均的な[[サイズ]]がそう大きくないため、これでも十分に[[除去]]になりうる。また見えている脅威のため、対戦相手に[[攻撃]]をためらわせる効果もある。
  
 
秋のモードは、[[ライフ]][[回復]]という収穫をもたらす。3点の回復は決して小さいものではなく、同程度の[[クロック]]で[[殴る|殴り]]合っている局面では[[ダメージレース]]をひっくり返せる。また、このモードの存在によりこの[[カード]]自体がどんな状況でも完全に腐るということはありえなくなる。
 
秋のモードは、[[ライフ]][[回復]]という収穫をもたらす。3点の回復は決して小さいものではなく、同程度の[[クロック]]で[[殴る|殴り]]合っている局面では[[ダメージレース]]をひっくり返せる。また、このモードの存在によりこの[[カード]]自体がどんな状況でも完全に腐るということはありえなくなる。
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構築ではいささか器用貧乏ではあるものの、登場時の[[スタンダード]]では[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|グルールモンスター]]や[[黒赤緑ビートダウン#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|ジャンドモンスター]]、[[ローテーション]]後は[[黒緑白コントロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザンミッドレンジ]]や[[黒緑白ビートダウン#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザンアグロ]]、また[[モダン]]でも[[エルフ (デッキ)#モダン|エルフデッキ]]といった各種の緑系デッキで[[サイドボード]]に採用されることがある。
 
構築ではいささか器用貧乏ではあるものの、登場時の[[スタンダード]]では[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|グルールモンスター]]や[[黒赤緑ビートダウン#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|ジャンドモンスター]]、[[ローテーション]]後は[[黒緑白コントロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザンミッドレンジ]]や[[黒緑白ビートダウン#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザンアグロ]]、また[[モダン]]でも[[エルフ (デッキ)#モダン|エルフデッキ]]といった各種の緑系デッキで[[サイドボード]]に採用されることがある。
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*起動型能力のモードは四季を表すと同時に、現れる数字が「1個のカウンター」「2点のダメージ」「3点のライフ」「4枚のカード」と順に並ぶという仕掛けも隠されている<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/62425465378/i-just-noticed-bow-of-nyleas-abilities Mark RosewaterのBlog]</ref>。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
 
狩猟の神、[[ナイレア/Nylea]]の持ち物。名は'''エフィクシス'''/''Ephixis''。捕食ではなく娯楽を目的として森に立ち入る密猟者を、ナイレアはこの弓をもって射殺すとされる([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/planeswalkers-guide-theros-part-1-2013-08-21 参考]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004062/ 翻訳])。
 
狩猟の神、[[ナイレア/Nylea]]の持ち物。名は'''エフィクシス'''/''Ephixis''。捕食ではなく娯楽を目的として森に立ち入る密猟者を、ナイレアはこの弓をもって射殺すとされる([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/planeswalkers-guide-theros-part-1-2013-08-21 参考]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004062/ 翻訳])。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==

2018年12月8日 (土) 22:47時点における版


Bow of Nylea / ナイレアの弓 (1)(緑)(緑)
伝説のエンチャント アーティファクト

あなたがコントロールする攻撃クリーチャーは接死を持つ。
(1)(緑),(T):以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
・飛行を持つクリーチャー1体を対象とする。ナイレアの弓はそれに2点のダメージを与える。
・あなたは3点のライフを得る。
・あなたの墓地にあるカードを最大4枚まで対象とし、それらをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。


伝説のアーティファクト・エンチャント攻撃クリーチャー接死を持たせる常在型能力と、ナイレア/Nyleaが司る四季を表す[1][2]4つのモードがある起動型能力を持つ。

攻撃クリーチャーの持つ接死は、対戦相手ブロックをためらわせる。緑の得意なトランプルと合わせることで凶悪な性能となるだろう。もちろん、設定上のこの弓の持ち主である狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Huntとの相性は抜群。一方で攻勢に回れない押されている状況ではやや腐るが、その時は起動型能力が状況の打開に役立つ。

起動型能力の春のモードは、+1/+1カウンターによるクリーチャーの成長。一回の修整値は決して大きくないものの、繰り返し使える+1/+1カウンターの設置は強力。緑ならば戦場にクリーチャーを切らさないことも難しくないので、積極的に使っていくモードになるだろう。

夏のモードは、狩りのシーズンさながらに飛行クリーチャーにダメージ与える。2点というと地味なようだが、飛行クリーチャーは平均的なサイズがそう大きくないため、これでも十分に除去になりうる。また見えている脅威のため、対戦相手に攻撃をためらわせる効果もある。

秋のモードは、ライフ回復という収穫をもたらす。3点の回復は決して小さいものではなく、同程度のクロック殴り合っている局面ではダメージレースをひっくり返せる。また、このモードの存在によりこのカード自体がどんな状況でも完全に腐るということはありえなくなる。

冬のモードは、越冬や冬眠さながらにカードが墓地からライブラリーに戻る。一度墓地に落ちたカードを再利用できる可能性があるのはありがたいが、戻してそのままではゲーム中にもう一度使うのは難しい。サーチシャッフル手段と併用するとよいだろう。もちろんこれ単体でもライブラリーアウト戦略への対処法にはなる。

起動型能力のいずれのモードも単体で戦況をひっくり返すほどのものではないが、状況を見極め適切に運用していくことで長期的に大きなアドバンテージを得られる。リミテッドはもちろん、構築でも採用を検討できる強力な一枚。

構築ではいささか器用貧乏ではあるものの、登場時のスタンダードではグルールモンスタージャンドモンスターローテーション後はアブザンミッドレンジアブザンアグロ、またモダンでもエルフデッキといった各種の緑系デッキでサイドボードに採用されることがある。

  • 起動型能力のモードは四季を表すと同時に、現れる数字が「1個のカウンター」「2点のダメージ」「3点のライフ」「4枚のカード」と順に並ぶという仕掛けも隠されている[3]

関連カード

サイクル

テーロス伝説のアーティファクト・エンチャントサイクル。いずれも有色アーティファクトで、常在型能力または誘発型能力と、起動型能力タップ能力)を持つ。それぞれがテーロス/Therosの5柱の神々の持ち物。

ストーリー

狩猟の神、ナイレア/Nyleaの持ち物。名はエフィクシス/Ephixis。捕食ではなく娯楽を目的として森に立ち入る密猟者を、ナイレアはこの弓をもって射殺すとされる(参考/翻訳)。

脚注

  1. Mark RosewaterのBlog
  2. Mark RosewaterのBlog
  3. Mark RosewaterのBlog

参考

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