バニラ

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(バニラ(Vanilla))
(ありもしない呼称をしいて挙げる必要はないのでは。)
1行: 1行:
=バニラ(Vanilla)=
+
'''バニラ'''(''Vanilla'')とは、何の[[能力]]も持たない[[クリーチャー]]の総称。由来はアイスクリームのバニラで、何も入っていないシンプルな、ということから。
  
何の[[能力]]も持たない[[クリーチャー]]の総称。
+
何も能力がない分、[[マナ・コスト]]の割に高い[[サイズ]]を持つ事が多い。逆に言うと、マナ・コストに対して[[P/T]]がそれほど高くない場合、バニラであることはほとんど無い(例外はある)。
由来はアイスクリームのバニラで、何も入っていないシンプルな、ということから。
+
何も能力がない分、[[マナ・コスト]]の割に高い[[サイズ]]を持つ事が多い。
+
逆に言うと、マナ・コストに対して[[P/T]]がそれほど高くない場合、バニラであることは殆ど無い(例外はある)。
+
  
*[[文章欄]]を埋めるために[[フレイバー・テキスト]]が書かれている。
+
バニラは基本的に[[文章欄]]を埋めるために[[フレイバー・テキスト]]が書かれている(しかし、[[未来予知]]の[[タイムシフト]]では文章欄がないのでフレイバー・テキストは書かれていない)。フレイバー・テキストは本来、バニラクリーチャーのために立案されたものである。
フレイバー・テキストは本来、バニラクリーチャーのために立案されたものである。
+
*[[未来予知]]の[[タイムシフト]]では、文章欄がないのでフレイバー・テキストすら書かれていない。
+
  
なお、最も引き合いに出されるバニラの一つに、(1)(緑)で2/2の[[灰色熊/Grizzly Bears]]がある。
+
最も引き合いに出されるバニラの1つに、(1)(緑)で2/2の[[灰色熊/Grizzly Bears]]がある。「[[熊]]」という俗称があるように、2[[マナ]]で2/2のみという性質はクリーチャーの[[パワー]]の基準として捉えられていた時期があった(一時期、[[緑]]以外の「熊」には何らかのデメリットが与えられたことから、緑はクリーチャーの質が高いことを示す役割があった)。現在では、灰色熊自体のスペックが相対的に低くなったが、いまだ[[再録]]され続けており、この俗称に身近なバニラとしての象徴的役割が残っている。
[[熊]]」という俗称があるように、2[[マナ]]で2/2のみという性質はクリーチャーのパワーの基準として捉えられていた時期があった(一時期、[[緑]]以外の「熊」には何らかのデメリットが与えられたことから、緑はクリーチャーの質が高いことを示す役割があった)。
+
現在では、灰色熊自体のスペックが相対的に低くなったが、いまだ[[再録]]され続けており、この俗称に身近なバニラとしての象徴的役割が残っている。
+
  
また、4マナ3/3のことを[[丘巨人/Hill Giant]]と呼ぶことがある。
+
また、4マナ3/3のことを[[丘巨人/Hill Giant]]と呼ぶことがある。同様に3マナ2/2の総称として[[灰色オーガ/Gray Ogre]]が使われるが、こちらは日本ではあまり一般的ではない。1/1バニラや4/4以上のバニラは存在数が少なく、また[[リミテッド]]でも使用頻度が低いため、あまり特定の名称で呼ばれることはない。
1/1バニラや4/4以上のバニラは存在数が少なく、またリミテッドでも使用頻度が低いため、あまり特定の名称で呼ばれることはない。
+
しいて挙げるなら、5マナ4/4で[[ダークウッドの猪/Durkwood Boars|猪]]だろうか。
+
  
*同様に3マナ2/2の総称として[[灰色オーガ/Gray Ogre]]が使われるが、こちらは日本ではあまり一般的ではない。
+
*バニラクリーチャーにのみ恩恵を与えるカードも存在する(→[[ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs]])。
 
+
*バニラクリーチャーにのみ恩恵を与えるカードも存在する。→ [[ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs]]
+
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[バニラクリーチャー]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[バニラクリーチャー]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[カードの俗称]]

2008年10月10日 (金) 16:59時点における版

バニラ(Vanilla)とは、何の能力も持たないクリーチャーの総称。由来はアイスクリームのバニラで、何も入っていないシンプルな、ということから。

何も能力がない分、マナ・コストの割に高いサイズを持つ事が多い。逆に言うと、マナ・コストに対してP/Tがそれほど高くない場合、バニラであることはほとんど無い(例外はある)。

バニラは基本的に文章欄を埋めるためにフレイバー・テキストが書かれている(しかし、未来予知タイムシフトでは文章欄がないのでフレイバー・テキストは書かれていない)。フレイバー・テキストは本来、バニラクリーチャーのために立案されたものである。

最も引き合いに出されるバニラの1つに、(1)(緑)で2/2の灰色熊/Grizzly Bearsがある。「」という俗称があるように、2マナで2/2のみという性質はクリーチャーのパワーの基準として捉えられていた時期があった(一時期、以外の「熊」には何らかのデメリットが与えられたことから、緑はクリーチャーの質が高いことを示す役割があった)。現在では、灰色熊自体のスペックが相対的に低くなったが、いまだ再録され続けており、この俗称に身近なバニラとしての象徴的役割が残っている。

また、4マナ3/3のことを丘巨人/Hill Giantと呼ぶことがある。同様に3マナ2/2の総称として灰色オーガ/Gray Ogreが使われるが、こちらは日本ではあまり一般的ではない。1/1バニラや4/4以上のバニラは存在数が少なく、またリミテッドでも使用頻度が低いため、あまり特定の名称で呼ばれることはない。

参考

QR Code.gif