フレイバー・テキスト

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(スランの戦争機械について)
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;言葉遊びや韻を踏んだもの
 
;言葉遊びや韻を踏んだもの
 
:[[魔の魅惑/Aluren]]、[[Now I Know My ABC's]]、[[どんでん返し/Switcheroo]]、[[かき回すゴブリン/Rummaging Goblin]]など
 
:[[魔の魅惑/Aluren]]、[[Now I Know My ABC's]]、[[どんでん返し/Switcheroo]]、[[かき回すゴブリン/Rummaging Goblin]]など
*翻訳の都合上、日本語版・英語版のみだと意味が伝わりにくいものも多い。複数の翻訳版を見比べるのも一興。
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:*翻訳の都合上、日本語版・英語版のみだと意味が伝わりにくいものも多い。複数の翻訳版を見比べるのも一興。
  
 
;複数のカードにまたがっているもの
 
;複数のカードにまたがっているもの
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;古典文学や詩からの引用
 
;古典文学や詩からの引用
 
:[[スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies]]、[[真珠色の一角獣/Pearled Unicorn]]、[[地獄界の夢/Underworld Dreams]]など
 
:[[スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies]]、[[真珠色の一角獣/Pearled Unicorn]]、[[地獄界の夢/Underworld Dreams]]など
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:*かつては[[基本セット]]を中心にまま見られたが、近年では大きくその数を減らしている。この理由について[[Mark Rosewater]]は「[[カード・セット|セット]]ごとの[[次元/Plane|世界観]]やキャラクターといった[[背景世界|背景ストーリー]]の描写に焦点を当てるようになったため」と解説している<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/619929891114303488/hey-mark-why-did-yall-stop-printing-flavor-text Hey Mark! Why did y’all stop printing flavor text...]([[Blogatog]] [[2020年]]6月3日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
 
;シンプルな一文
 
;シンプルな一文
 
:[[溶岩の斧/Lava Axe]]、[[行き詰まり/Standstill]]、[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]、[[熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adept]]など
 
:[[溶岩の斧/Lava Axe]]、[[行き詰まり/Standstill]]、[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]、[[熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adept]]など
*[[打ち寄せる水/Hydrosurge]]をはじめ、[[青]]のカードは効果に合致しかつ皮肉交じりで溢れている。
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:*[[打ち寄せる水/Hydrosurge]]をはじめ、[[青]]のカードは効果に合致しかつ皮肉交じりで溢れている。
  
 
;ブラックジョーク
 
;ブラックジョーク
 
:[[ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder]]、[[ゴブリンの試験操縦士/Goblin Test Pilot]]、[[有象無象の大砲/Fodder Cannon]]、[[補償金/Reparations]]など
 
:[[ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder]]、[[ゴブリンの試験操縦士/Goblin Test Pilot]]、[[有象無象の大砲/Fodder Cannon]]、[[補償金/Reparations]]など
*特に[[ゴブリン]]や[[ラクドス教団/The Cult of Rakdos]]関連に多い。
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:*特に[[ゴブリン]]や[[ラクドス教団/The Cult of Rakdos]]関連に多い。
  
 
;印象深い文章
 
;印象深い文章
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;歴代カードへのリスペクト
 
;歴代カードへのリスペクト
 
:[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]、[[アカデミーの廃墟/Academy Ruins ]]、[[稲妻/Lightning Bolt]]など
 
:[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]、[[アカデミーの廃墟/Academy Ruins ]]、[[稲妻/Lightning Bolt]]など
*各カードの元となったものと比較すると味わい深い。
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:*各カードの元となったものと比較すると味わい深い。
  
 
==その他==
 
==その他==
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*通常ならばあっても無くてもゲームには関係ないのだが、[[銀枠]]のカードにはフレイバー・テキストに関係するカードがある(例:[[My First Tome]])。
 
*通常ならばあっても無くてもゲームには関係ないのだが、[[銀枠]]のカードにはフレイバー・テキストに関係するカードがある(例:[[My First Tome]])。
 
*同一のカードでも、収録されているセットによって(英語の原文は同一でも)日本語訳が異なるものがある(例:[[空中浮遊/Levitation]]など)。
 
*同一のカードでも、収録されているセットによって(英語の原文は同一でも)日本語訳が異なるものがある(例:[[空中浮遊/Levitation]]など)。
*バニラ・クリーチャーにもかかわらず、フレイバー・テキストを持たないものがある([[第六隊の刃/Blade of the Sixth Pride|テキストレス・クリーチャー・サイクル]])。
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*バニラ・クリーチャーにもかかわらず、フレイバー・テキストを持たないものがある([[第六隊の刃/Blade of the Sixth Pride|テキストレス・クリーチャー・サイクル]]、[[ショーケース]]版[[ガラクの血まみれ角/Garruk's Gorehorn]])。
 
*[[基本土地]]と[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]には書かれていない。前者はデザイン的美感を損ない、後者は文章欄に余剰な空白がないためであろう。
 
*[[基本土地]]と[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]には書かれていない。前者はデザイン的美感を損ない、後者は文章欄に余剰な空白がないためであろう。
 
**[[Heroes of the Realm]]の[[Chandra, Gremlin Wrangler]]など、[[認定大会]]で使用できない遊び心溢れるカードにおいてはこの限りではない。
 
**[[Heroes of the Realm]]の[[Chandra, Gremlin Wrangler]]など、[[認定大会]]で使用できない遊び心溢れるカードにおいてはこの限りではない。
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==参考==
 
==参考==
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<references/>
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/bursting-flavor-2003-02-24  Bursting with Flavor](Making Magic [[2003年]]2月24日 [[Mark Rosewater]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/bursting-flavor-2003-02-24  Bursting with Flavor](Making Magic [[2003年]]2月24日 [[Mark Rosewater]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/top-20-flavor-text-2013-08-06 Top 20 Flavor Text]/[https://magic.wizards.com/en/node/630046 フレイバーテキスト二十選](Uncharted Realms [[2013年]]8月6日 [[Adam Lee]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/top-20-flavor-text-2013-08-06 Top 20 Flavor Text]/[https://magic.wizards.com/en/node/630046 フレイバーテキスト二十選](Uncharted Realms [[2013年]]8月6日 [[Adam Lee]]著)

2020年8月21日 (金) 23:11時点における版

フレイバー・テキスト/Flavor Textとは、カードの文章欄に書かれている、ルール文章でない文。そのカードの雰囲気や世界観をあらわすために使われる。ゲームプレイルールには関係しない。

概要

元は能力を持たないバニラクリーチャー文章欄を埋めるためのものだった(ルールブックにも登場したハールーン・ミノタウルス/Hurloon Minotaurはその代表例といえる)が、次第にそれ以外のカードにも書かれるようになった。カードの効果に合わせたひねりと機知の利いた文章が多く、その内容も多種多様である。物語の題材となっている地域や文化の紹介、物語における重要人物の行動や抱える内情、名も無き住民の生活あるいはその一場面、詩や歌、そして一種のパロディなど、バラエティに富んでいる。基本セットでは実在の古典文学からの引用も多い。

  • 英語版は斜体、日本語版は楷書体で書かれている。また、ポータル系列の各カードおよびエルフvs発明者以降の各カードには、ルール文章とフレイバー・テキストの間に罫線が引かれている。新枠#ドミナリア以降のカード枠も参照。
  • フレイバー(Flavor)とは「風味」を意味する語。文字通りカードに風味を付けている。

魅力的なフレイバー・テキスト

人気の高いフレイバー・テキストの一部を以下に一例として紹介する。

なぞなぞや暗号めいたもの
時間の名人/Temporal Adept火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemindギルド門サイクルタミヨウの日誌/Tamiyo's Journalなど
言葉遊びや韻を踏んだもの
魔の魅惑/AlurenNow I Know My ABC'sどんでん返し/Switcherooかき回すゴブリン/Rummaging Goblinなど
  • 翻訳の都合上、日本語版・英語版のみだと意味が伝わりにくいものも多い。複数の翻訳版を見比べるのも一興。
複数のカードにまたがっているもの
夜と昼の恋歌/Love Song of Night and Dayファイレクシアの告発者/Phyrexian Denouncer(各種キャリアー)、分散/Disperse刻まれた大怪物/Etched Monstrosityなど
古典文学や詩からの引用
スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies真珠色の一角獣/Pearled Unicorn地獄界の夢/Underworld Dreamsなど
シンプルな一文
溶岩の斧/Lava Axe行き詰まり/Standstillヴェズーヴァ/Vesuva熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adeptなど
ブラックジョーク
ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledderゴブリンの試験操縦士/Goblin Test Pilot有象無象の大砲/Fodder Cannon補償金/Reparationsなど
印象深い文章
最後の言葉/Last Word怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath抹消/Obliterate不毛の栄光/Barren Gloryなど
歴代カードへのリスペクト
ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorアカデミーの廃墟/Academy Ruins 稲妻/Lightning Boltなど
  • 各カードの元となったものと比較すると味わい深い。

その他

参考

  1. Hey Mark! Why did y’all stop printing flavor text...Blogatog 2020年6月3日 Mark Rosewater著)

引用:総合ルール 20231117.0

  • 2 カードの部分
    • 207 文章欄
      • 207.2 文章欄には、ゲーム上意味を持たないイタリック体の(日本語版では文字サイズが小さいまたは教科書体である)文章が書かれていることがある。
        • 207.2b フレイバー・テキストは、イタリック体(日本語版では教科書体)で書かれた、と同様にゲームに雰囲気を出すための文章である。通常、これはルール・テキストの下に記載される。
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