ブースター・ドラフト

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(「発売された順の逆で開封する」ことは推奨事項であり、必須要件ではない。)
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'''ブースター・ドラフト'''/''Booster Draft''とは、[[認定大会]]で一番多く行われている[[リミテッド]]形式。略して「ブードラ」と呼ばれることも多い。
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'''ブースター・ドラフト'''/''Booster Draft''とは、[[ドラフト]]の一種であり、[[認定大会]]でも多く行われている[[リミテッド]]形式。略して「ブードラ」と呼ばれることも多い。
  
 
==基本的な流れ==
 
==基本的な流れ==
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*十分な基本土地カード
 
*十分な基本土地カード
  
認定大会の場合、ブースターの開封の順序は発売された順の逆でなければならない。なお、このルールは[[ミラディン包囲戦]]の発売に際し改訂されたもので、[[ゼンディカー・ブロック]]以前のブースターを用いる場合は、当時のルール通りに発売された順で開封される。通常は最新の[[ブロック (総称)|ブロック]]を用いて行われるが、「最新のブロックを用いなければならない」というルールは存在しない。ただし1つのドラフトテーブルでは、全員が同じブースターの組み合わせでなければならない。([[グランプリ]]のサブイベントでよく行われているカオス・ドラフトはルール上認定イベントとなるため、参加にDCIナンバーの記入が必要となっている。)
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認定大会の場合、通常は最新の[[ブロック (総称)|ブロック]]を用いて行われるが、「最新のブロックを用いなければならない」というルールは存在しないため、[[グランプリ]][[サイドイベント]]でよく行われている[[カオスドラフト]]のようなドラフトも認定要件を満たすことができる。ただし1つのドラフトテーブルでは、全員が同じブースターの組み合わせを、同じ順番で開封しなければならない。
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ブースターの開封の順序は発売された順の逆であることが推奨されている。なお、このルールは[[ミラディン包囲戦]]の発売に際し改訂されたもので、[[ゼンディカー・ブロック]]以前のブースターを用いる場合は、発売された順で開封することが推奨されていた。
  
 
ドラフト開始前に[[無作為に]]席を決め、プレイヤーは1パック目を開封する。1パック目は右回り、2パック目は左回り、3パック目は右回りでドラフトを行う。
 
ドラフト開始前に[[無作為に]]席を決め、プレイヤーは1パック目を開封する。1パック目は右回り、2パック目は左回り、3パック目は右回りでドラフトを行う。
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「[[取りきり|ピック取りきり]]」は自分がピックしたカードが持ち帰ることができる。特に制限はないのだが、デッキの強さよりも欲しいカードを優先してしまうと、ゲームとしてのバランスが崩れる傾向にある。
 
「[[取りきり|ピック取りきり]]」は自分がピックしたカードが持ち帰ることができる。特に制限はないのだが、デッキの強さよりも欲しいカードを優先してしまうと、ゲームとしてのバランスが崩れる傾向にある。
  
「レアドラフト([[順位取り]])」は上記2つの折衷案である。
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「レアドラフト([[順位取り]])」は上記2つの折衷案である。大会が終わったら[[レア]]、[[プレミアム・カード]]を1箇所に集め[[ロチェスター・ドラフト]]のように公開する。その後、1位から順番に欲しいカードをピックして持ち帰ることができる。
大会が終わったら[[レア]]、[[プレミアム・カード]]を1箇所に集め[[ロチェスター・ドラフト]]のように公開する。
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その後、1位から順番に欲しいカードをピックして持ち帰ることができる。
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ほとんどの場合、優勝者以外でも自分がピックした[[コモン]]カードは持ち帰ることができる。基本土地カードは返却することが推奨される(スタッフが返却を要求する旨を伝えなければ返却しなくてもよい場合もある)。
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ほとんどの場合、優勝者以外でも自分がピックした[[コモン]]カードは持ち帰ることができる。基本土地カードはスタッフに返却することが推奨される。
  
 
==参考==
 
==参考==

2013年10月16日 (水) 18:15時点における版

ブースター・ドラフト/Booster Draftとは、ドラフトの一種であり、認定大会でも多く行われているリミテッド形式。略して「ブードラ」と呼ばれることも多い。

目次

基本的な流れ

未開封パックを1人3つ持ち、1パックを開封しそのうちの1枚を取り、伏せて置く。残りのカードは隣のプレイヤーに渡す。 その後、「回ってきたカードから1枚取って(これをピックという)、残りを隣に渡す」を繰り返し、これを15枚のカードを全員がピックするまで続ける。 この手順を3パックぶん繰り返し、自分がピックした45枚のカードと好きな枚数の基本土地カードで40枚以上のデッキを構築する。

認定大会でのルール

認定大会ブースター・ドラフトでは、以下の3つが必要である。

  • プレイヤー1人ごとにブースター3パック
  • プレイヤー8人(まれに7人)
  • 十分な基本土地カード

認定大会の場合、通常は最新のブロックを用いて行われるが、「最新のブロックを用いなければならない」というルールは存在しないため、グランプリサイドイベントでよく行われているカオスドラフトのようなドラフトも認定要件を満たすことができる。ただし1つのドラフトテーブルでは、全員が同じブースターの組み合わせを、同じ順番で開封しなければならない。

ブースターの開封の順序は発売された順の逆であることが推奨されている。なお、このルールはミラディン包囲戦の発売に際し改訂されたもので、ゼンディカー・ブロック以前のブースターを用いる場合は、発売された順で開封することが推奨されていた。

ドラフト開始前に無作為に席を決め、プレイヤーは1パック目を開封する。1パック目は右回り、2パック目は左回り、3パック目は右回りでドラフトを行う。 公認大会でルール適用度の高いドラフト戦になると、テーブルジャッジがつき、カードをピックする際にマジック・イベント規定に基づいた制限時間が設けられる。 また同様にルール適用度の高いドラフト戦ではあらかじめジャッジが開封し、カードに印が入っているカードでドラフト戦を行う。また、自分がピックしたカードおよび土地の枚数、メインデッキに使用するカードをデッキ登録用紙に登録しなければならない場合もある。

ドラフト戦の細かい規則はマジック・イベント規定に記されている。

カードの分配

ブースター・ドラフトでは未開封パックを用いるため、当然パック代が必要となる。そのため、ドラフト開始前にはパックから出たカードを誰がどのように持ち帰るかを決める。

勝者総取り」は、シングルエリミネーションの結果の優勝者がレアプレミアム・カード(まれにアンコモンも)を全て得られるというもの。この方式は負けた人が勝った人にレアを渡していくことで最終的に優勝者にレアが集まる。

ピック取りきり」は自分がピックしたカードが持ち帰ることができる。特に制限はないのだが、デッキの強さよりも欲しいカードを優先してしまうと、ゲームとしてのバランスが崩れる傾向にある。

「レアドラフト(順位取り)」は上記2つの折衷案である。大会が終わったらレアプレミアム・カードを1箇所に集めロチェスター・ドラフトのように公開する。その後、1位から順番に欲しいカードをピックして持ち帰ることができる。

ほとんどの場合、優勝者以外でも自分がピックしたコモンカードは持ち帰ることができる。基本土地カードはスタッフに返却することが推奨される。

参考

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