マナ・コストを支払うことなく唱える

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

マナ・コストを支払うことなく唱える/cast ... without paying its mana costとは、代替コストのうち、マナ・コスト支払うことを免除して唱えることを許可する書式である。


Omniscience / 全知 (7)(青)(青)(青)
エンチャント

あなたは、あなたの手札から呪文を、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


目次

概要

カードの中には、それ自身や他の呪文を「マナ・コストを支払うことなく唱える」よう指示するものがある。多くの場合、呪文や能力解決中に呪文を唱える効果とセットになっている。

  • たいていの場合はマナなどを支払わなくて済むためお得であるが、X火力烈日向上呪文など呪文の性質によっては不利になることがある点に注意。詳しくは#ルールを参照。
  • 「マナ・コストを支払うのではなく(0)を支払ってもよい」という書式(例:精神壊しの罠/Mindbreak Trap)と挙動はほぼ同じである。

また、「マナ・コストを支払うことなくプレイする/play ... without paying its mana cost」ことを許可するものもある。こちらであれば呪文を唱えるだけでなく土地プレイしてもよい。

ルール

代替コストのページも参照。

  • マナ・コストの支払いがないだけで、その他の点については通常の呪文唱える手順に従うし、呪文自体の特性などは変化しない。
    • その呪文のマナ・コストやマナ総量などは変化しない。適正な対象がないのに唱えたりはできないし、特別に許可されていない限りソーサリーインスタント・タイミングで唱えたりもできない。また唱えられたあとは、通常通りスタックに置かれて解決を待つことになり、それに対応して打ち消されたりもする。
      • 特別に許可されている場合とは、呪文や能力の解決中に呪文を唱えるよう指示されたり、「瞬速を持つかのように唱えてよい」といったさらなる効果があるときのこと。例えば続唱によってインスタント・タイミングでソーサリーなどを唱えることができる。このことは、「マナ・コストを支払うことなく」という句がなくても同じ。
  • マナ・コストに(X)を含む呪文をこれにより唱える場合、Xについての適正な選択は0だけである(CR:107.3b)。X#通常の方法以外でのマナ・コストの「X」の支払いの項も参照。
  • 支払いを免除されるのはマナ・コストのみである。追加コスト増加したコストまでは代替できず、総コストを直接変更する効果も無視できない。
    • 強制の追加コストは必ず支払う必要があり、任意の追加コストは支払うかどうかを選ぶことができる。
  • これは代替コストの一種であるため、これを適用することを選んだ場合、超過授与など、他の代替コストを適用することはできない。
  • 呪文を唱えることが誘発条件である誘発型能力(例:ストーム複製などのその呪文自身が持つもの、強請果敢などの他のカードが持つもの)も、通常同様に誘発する。ただしそれにマナなどの支払いが必要な場合、そちらは支払う必要がある。
  • 「それを唱えるために使われたマナ」は存在しない。烈日を持っていてもカウンターは置かれないし、向上呪文の追加の効果も得られない。

「マナ・コストを支払うことなく唱える」処理を含む/関連するキーワード能力

参考

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif