ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
9行: 9行:
 
スタンダードでは[[黒ウィニー]]や[[黒コントロール]]の後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、[[ピットサイクル]]において5枚目の[[魂の饗宴/Soul Feast]]を撃つために使用するなど[[黒]]絡みの[[デッキ]]では大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで[[禁止カード]]入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚[[挿し]]が一般的だったので、強力さの割には[[シングルカード]]価格もそこまで高くはなかった。
 
スタンダードでは[[黒ウィニー]]や[[黒コントロール]]の後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、[[ピットサイクル]]において5枚目の[[魂の饗宴/Soul Feast]]を撃つために使用するなど[[黒]]絡みの[[デッキ]]では大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで[[禁止カード]]入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚[[挿し]]が一般的だったので、強力さの割には[[シングルカード]]価格もそこまで高くはなかった。
  
*このカードが登場した当時、[[Type1]]で[[制限カード]]に指定されていた[[新たな芽吹き/Regrowth]]と比較しても、たった1[[マナ]]増えただけで[[墓地]]のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。
+
*このカードが登場した当時、[[タイプ1]]で[[制限カード]]に指定されていた[[新たな芽吹き/Regrowth]]と比較しても、たった1[[マナ]]増えただけで[[墓地]]のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。
 
**本項冒頭の、「Mark Rosewaterが「最大の過ち」と言った」理由もここにあり、オーバーパワーである事が予想できたにも関わらず作ってしまった事を反省している。
 
**本項冒頭の、「Mark Rosewaterが「最大の過ち」と言った」理由もここにあり、オーバーパワーである事が予想できたにも関わらず作ってしまった事を反省している。
 
*修正すると[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]になる。また[[梅澤俊郎/Toshiro Umezawa]]、[[法務官の相談/Praetor's Counsel]]、[[炎の中の過去/Past in Flames]]も一種の調整版と言っていいかもしれない。[[大魔術師]]版の[[意志の大魔術師/Magus of the Will]]も作られた。
 
*修正すると[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]になる。また[[梅澤俊郎/Toshiro Umezawa]]、[[法務官の相談/Praetor's Counsel]]、[[炎の中の過去/Past in Flames]]も一種の調整版と言っていいかもしれない。[[大魔術師]]版の[[意志の大魔術師/Magus of the Will]]も作られた。

2016年12月27日 (火) 23:23時点における版


WotC社員のMark Rosewaterをして「最大の過ち」と言わしめた、マジック史上最強と謳われるカード墓地のカードをここまで自在に操れる呪文は他に類を見ない。

1ターン限定とはいえ、実質的に墓地のカードをすべて手札に加えるような効果によるアドバンテージは、ゲームバランスを崩壊させるに十分なものである。ゲームの後半に撃てば、わずか3マナで10数枚以上のアドバンテージを得るわけで、そのままゲーム終了となることも珍しくない。

このカードの強さはその性質上カード・プールの広さに依存する。軽くて強力な呪文、特に強力なマナ加速手段が多ければそれだけこのカードも強力に変貌を遂げる。当時のスタンダードでは、水蓮の花びら/Lotus Petal暗黒の儀式/Dark Ritualで0マナから唱えることができ、このカードの効果でそれらを使い回すことでフリースペルのような芸当が可能となっていた。ヴィンテージに至ってはBlack LotusMox等の凶悪なマナ・アーティファクトを筆頭に軽くて強烈な呪文が蔓延しているので、単純なカードパワーパワー9をも上回る。ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondとのシナジーも抜群である。

スタンダードでは黒ウィニー黒コントロールの後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、ピットサイクルにおいて5枚目の魂の饗宴/Soul Feastを撃つために使用するなど絡みのデッキでは大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで禁止カード入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚挿しが一般的だったので、強力さの割にはシングルカード価格もそこまで高くはなかった。

1999/10/01、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードエクステンデッドタイプ1.5禁止カードに指定される。2004/09/20よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止となっている。

ルール

参考

QR Code.gif