「レジェンド (エキスパンション)」を編集中
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{{情報ボックス/エキスパンション | {{情報ボックス/エキスパンション | ||
|英語名=Legends | |英語名=Legends | ||
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|シンボル=ドーリア式円柱 | |シンボル=ドーリア式円柱 | ||
|略号=LE, LEG | |略号=LE, LEG | ||
− | |発売日= | + | |発売日=1994年6月 |
|セット枚数=全310種類 | |セット枚数=全310種類 | ||
}} | }} | ||
− | '''レジェンド'''/''Legends''は、3番目の[[エキスパンション]] | + | '''レジェンド'''/''Legends''は、3番目の[[エキスパンション]]。1994年6月に発売された。意味は「伝説」。 |
==概要== | ==概要== | ||
− | 当初、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]] | + | 当初、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初の「独立型」エキスパンションを目指して作られたセットである。枚数も[[基本セット]]並に多く、基本的な[[クリーチャー]]の[[同型再版]]や従来の[[カード]]の修正版・[[色]]違い版が多数収録された。 |
− | + | その反面、[[解呪/Disenchant]]に相当する[[カード]]が収録されず、同セット内のカードのみで遊ぶ場合の[[エンチャント]]を壊す手段は[[ワールド]]・[[エンチャント]]に対してワールド・エンチャントを後出ししたり、対戦相手の[[オーラ]]を[[Remove Enchantments]]で[[破壊]]するなど限定的であった。 | |
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− | [[クリーチャー・タイプ]]の[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]](現在では[[伝説のクリーチャー]])や[[多色カード]]が初めて登場した。このセットではレジェンド・クリーチャーはすべて多色カードであり、多色カードはすべてレジェンドである。これら伝説のクリーチャー55種は規則的な系図(Family Tree)を成している。まず[[友好色]]3色の[[エルダー]]・[[ドラゴン]]5種の[[サイクル]]があり、その下にその他の友好色3色の[[レア]]3種のサイクル5パターン、更に友好色2色の[[レア]]3種5パターン、同[[アンコモン]] | + | [[クリーチャー・タイプ]]の[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]](現在では[[伝説のクリーチャー]])や[[多色カード]]が初めて登場した。このセットではレジェンド・クリーチャーはすべて多色カードであり、多色カードはすべてレジェンドである。これら伝説のクリーチャー55種は規則的な系図(Family Tree)を成している。まず[[友好色]]3色の[[エルダー]]・[[ドラゴン]]5種の[[サイクル]]があり、その下にその他の友好色3色の[[レア]]3種のサイクル5パターン、更に友好色2色の[[レア]]3種5パターン、同[[アンコモン]]4種5パターンと続いている。 |
− | その他にも[[ランページ]]や[[伝説の土地]] | + | その他にも[[ランページ]]や[[伝説の土地]]、エンチャント([[ワールド]])、[[毒カウンター]]関連のカード、[[マナ・コスト]]に色マナ・シンボルを含まない[[有色]]のカード([[コボルド]])もはじめて収録される。 |
− | + | 開発者の[[Steve Conard]]と[[Robin Herbert]]は[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]](以下D&D)を70年代から愛好しており、このセットのデザインにはD&Dの影響が色濃く反映されている。中でも伝説のクリーチャーの多くは、彼らが数年にわたって展開してきたD&Dキャンペーンのキャラクターが原型になっている。 | |
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− | + | また、このセットには現実世界の伝説の人物に似た[[カード名]]をもつカードが含まれているが、公式記事[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/arcana/45 A real legend]によると、現実世界をモチーフとした伝説のクリーチャーは[[ネブカドネザル/Nebuchadnezzar]]1種だけである。 | |
− | + | カードデザインに関与しない、既存のルールに対する追加ルールも2点あり、クリーチャーのパワーとタフネスに関する記述と、パーマネントのコントローラーとオーナーの違いについての詳細な明文化が追加された。後者は例えば[[支配魔法/Control Magic]]をエンチャントされたクリーチャーは、ゲーム中・ゲーム終了後を問わず[[支配魔法/Control Magic]]のコントローラーの所有物となってしまうと認識される問題解決のために作られている。 | |
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− | + | <!-- パワーとタフネスの変更についての追加ルール(when something changes a creature's power and toughness to specific numbers, such as 0/2, play as if these numbers appeared in the lower right-hand corner of the card. Other cards may legally modify these numbers.)について、ルールが制定された理由や以前の問題点など判る方がいたら記述願います。 --> | |
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− | + | 基本セット以外では初めて1パック15枚のカードで構成されたエキスパンションで、[[トーナメントパック]]や[[構築済みデッキ]]のないパックのみ販売されていた(すべてのパックに16枚目としてルール解説のカードが入っている)。 | |
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+ | 有名なカードは[[Mirror Universe]]、[[Eureka]]、[[Mana Drain]]、[[Moat]]、[[The Abyss]]、[[Nether Void]]、[[地獄界の夢/Underworld Dreams]]、[[Chains of Mephistopheles]]など。 | ||
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+ | *[[アンコモン]]にはA・Bと2つのグループがあり、最初期ロットは1つのボックスにはどちらかのグループのカードしか収録されていないという、致命的な商品管理上のミスがあった。 | ||
+ | *日本では一般的に「レジェンド」と表記されているが、英語の読みに近づけるためや、かつてクリーチャー・タイプであったレジェンドと区別する意味で「レジェンズ」と表記する人もいる。 | ||
+ | *公式記事[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/arcana/129 Movie Legends]によると、映画と同名のカードが30枚以上([http://www.flaminio.com/magic/movies.html ある映画マニアのマジックファンによる調査]では[http://www.flaminio.com/magic/movies-le.html 45枚])も存在している。 | ||
==デザイン== | ==デザイン== | ||
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|||[[Robin Herbert]] | |||[[Robin Herbert]] | ||
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− | | | + | |開発チーム||[[Skaff Elias]] |
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|||[[Jim Lin]] | |||[[Jim Lin]] | ||
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==関連リンク== | ==関連リンク== | ||
− | *[ | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97 ミスなんてもってのほか] その10 (WotC、英語) |
− | + | **[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集] (Braingeyser、上の記事の和訳) | |
+ | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/46 Family trees] (WotC、英語、セットに収録されたレジェンドたちの関係図) | ||
+ | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/20 The history of Legends] (WotC、英語) | ||
==参考== | ==参考== | ||
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*[[カード個別評価:レジェンド]] | *[[カード個別評価:レジェンド]] | ||
*[[Johan]] (小説レジェンド・サイクル) | *[[Johan]] (小説レジェンド・サイクル) |