再録

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(11人の利用者による、間の16版が非表示)
1行: 1行:
 +
'''再録'''(''Reprint'')とは、何らかの[[エキスパンション]]や[[基本セット]]で登場した[[カード]]や[[メカニズム]]が、その後、別のエキスパンションや基本セットに再び収録されること。
  
=再録/Reprint=
+
再録されたカードは、[[ゲーム]]上では再録後のカードと全く同じものとして扱われ、再録後のセットが使える[[フォーマット]]でも使用可能になる。
  
何らかの[[エキスパンション]]や[[基本セット]]で登場した[[カード]]が、その後別のエキスパンションや基本セットに再び収録されること。
+
*「'''再版'''」とも表記する([[プロモーション・カード]]など「カードセット収録」とは異なる形の配布を含む場合に表記されることが多い)。
 +
*[[第10版]]までの基本セット(初期のものを除く)は「全てのカードが過去のエキスパンションや基本セットから選んで収録した」という形になっているため、「再録」ではなく「'''採録'''」と表記する。ただ使い分けが面倒なためか、基本セットの場合でも「再録」と表記されることが多い。
 +
*[[絵|イラスト]]などの好みや、元々持っていたなどの理由から、再録されたオールドカードの方を好んで[[デッキ]]に入れる[[プレイヤー]]も少なくない。
 +
*中にはカードイラストのみならず、今では存在しない[[インタラプト]]や[[マナ・ソース]]・[[モノ・アーティファクト]]などと[[カード・タイプ]]そのものが違っていたりするケースも多いので、最新の[[オラクル]]を確認しておきたい。
 +
*[[アヴァシンの帰還]]の[[いかづち/Thunderbolt]]や、[[基本セット2013]]の[[消去/Erase]]、[[ニクスへの旅]]の[[復仇/Reprisal]]など、10年以上経過してからいきなり再録されるカードもある。
 +
*[[マジック・オリジン]]を最後に基本セットが廃止された一時期、スタンダード・[[リーガル]]のカードの再録の機会が大きく減った。その代わり、[[戦乱のゼンディカー]]の[[竜使いののけ者/Dragonmaster Outcast]]のように、エキスパンションの方で[[レア]]や[[神話レア]]といった今までは再録されづらかったカードも再録されるようになった<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/battle-zendikards-part-one-2015-09-21 Battle for Zendikards, Part One]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0015743/ 戦乱のゼンディカード その1]([[Making Magic]] 2015年9月21日)</ref>。
 +
*[[ブロック (総称)|ブロック制]]が廃止された[[ドミナリア]]以降は基本的な[[効果]]の[[コモン]]は積極的に再録されるようになり、[[自然への回帰/Return to Nature]]など連続で再録されるカードも珍しくなくなった。
  
再録されたカードは、その[[エキスパンション・シンボル]]以外は再録後のカードと全く同じものとして扱われ、再録後のセットが使える[[フォーマット]]でも使用可能になる。
+
==再録・再版の禁止==
 
+
[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]が公式に再録・再版を禁止しているカード(イラスト)も存在する。再版禁止にされるカード(イラスト)としては以下のようなものがある。
*基本セットは、初期のものを除くと「全てのカードが過去のエキスパンションや基本セットから選んで収録した」という形になっているため、「再録」ではなく「採録」と表記する。
+
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/official-reprint-policy-2010-03-10 Official Reprint Policy](公式再版ポリシー)」により[[再録禁止カード一覧|再録禁止カードリスト]]に掲載されているカード、[[再録禁止カード]]を参照。
ただ使い分けが面倒なためか、基本セットの場合でも「再録」と表記されることが多い。
+
*[[アンティ]]に関するカードなど、法律上の問題があったもの。
 
+
*不適切なイラスト、描写や文言が含まれる、あるいは不祥事を想起させていたカード。[[プラデッシュの漂泊民/Pradesh Gypsies]][[十字軍/Crusade]]、ゴジラシリーズ版[[虚空を招くもの/Void Beckoner#ゴジラシリーズ・カード|虚空を招くもの/Void Beckoner]]などがこれに当たる。
*[[未来予知]]現在、[[石の雨/Stone Rain]]が再録回数一位である。
+
*[[再録禁止カード]]というものも存在する。
+
*イラストなどの好みや、元々持っていたなどの理由から、再録されたオールドカードの方を[[デッキ]]に入れるプレイヤーも少なくない。
+
*中にはカードイラストのみならず、今では存在しない[[インタラプト]][[マナ・ソース]][[モノ・アーティファクト]]などと[[カード・タイプ]]そのものが違っていたりするケースも多いので、最新の[[Oracle]]を確認しておきたい。
+
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
<references />
 
*[[確定再版]]
 
*[[確定再版]]
 
*[[同型再版]]
 
*[[同型再版]]
 
*[[落ちる]](用法2)
 
*[[落ちる]](用法2)
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2021年12月1日 (水) 23:54時点における版

再録(Reprint)とは、何らかのエキスパンション基本セットで登場したカードメカニズムが、その後、別のエキスパンションや基本セットに再び収録されること。

再録されたカードは、ゲーム上では再録後のカードと全く同じものとして扱われ、再録後のセットが使えるフォーマットでも使用可能になる。

再録・再版の禁止

ウィザーズ社が公式に再録・再版を禁止しているカード(イラスト)も存在する。再版禁止にされるカード(イラスト)としては以下のようなものがある。

参考

  1. Battle for Zendikards, Part One/戦乱のゼンディカード その1Making Magic 2015年9月21日)
QR Code.gif