変異種/Morphling

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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
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Morphling / 変異種 (3)(青)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

(青):変異種をアンタップする。
(青):変異種はターン終了時まで飛行を得る。
(青):変異種はターン終了時まで被覆を得る。(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)
(1):変異種はターン終了時まで+1/-1の修整を受ける。
(1):変異種はターン終了時まで-1/+1の修整を受ける。

3/3

往年のコントロールデッキフィニッシャーとして使われ続けた、の(青以外でも)トップクラスのクリーチャー。 五つもの起動型能力を持ち、またそのそれぞれが重複せず、攻防にバランス良く働くものであるため、マナがあれば相当に性能が高くなる。 マナさえあれば、擬似的な「5/(5+α)、警戒飛行被覆」である。

通称「青い悪魔」。 豊富な青マナとともに、しばしば対戦相手を絶望させてきたものである。

1マナで3/3を、4マナで4/4を、7マナで5/5を、それぞれ一方的に倒すことが可能。

その場合パワーはマイナスの値となり、通常は0として扱うが、修整の計算の時はそのまま負の数として数える。 よって、タフネスを7以上まで上げ、その後4番目の能力でパワーを6以上にする、というプレイングは不可能である。

対象にならない能力が無意味となる悪魔の布告/Diabolic Edict等の布告系が幅を利かせる様になってから活躍の場が減って来た。 それでももちろん、対象を取る剣を鍬に/Swords to Plowsharesや個別火力頼みの相手には相変わらず強い。

虹のイフリートにも、対象をとらない除去に耐性がある、マナがかからない、といった長所があるが、多くの場合は変異種が支持される。

わった炎異種/Torchlingと、いくつかのリメイクが存在する。

  • スタックルールに変わった第6版から3年ほどは正に「マジック最強のクリーチャーと」呼ぶにふさわしい強さだったが、

アポカリプスで登場した魂売り/Spiritmongerを皮切りに、サイカトグ/Psychatogタルモゴイフ/Tarmogoyfなど低コストながら1対1でも負けてしまうクリーチャーも増えてきた為、現在ではそうは呼べなくなっている。 (同じ過去に最強のクリーチャーと呼ばれたマスティコア/Masticoreにも通じる所がある。) それでも警戒(のような)能力と回避能力は強力で、 エターナルでもブルー・パーミッションのフィニッシャーとなれば第一にお呼びが掛かるクリーチャーである。

重くなり、対象を取られるようになった代わりにこのカードよりもはるかにとんでもない能力を持っている。

  • 時の最強プレイヤーJon Finkelは変異種で多くの成績を挙げたが、世代交代の象徴とも言うべきプロツアーニューオーリンズ01初日最終戦のKai Budde戦では、変異種による1本勝利の後、Kaiのサイドから変形投入された変異種によって2連敗で敗北。まさに守護神が悪魔に代わった瞬間であった。Kaiはその大会の決勝でも伝説として語り継がれる「最終ドローで変異種トップデッキ」で大逆転優勝を決めるなど、変異種と共に数々の栄光を掴んだ。
    • 日本人でも小宮忠義石田格堂山剛志など多くのスタープレイヤーが変異種により栄光を勝ち取っている。これらの変異種によるあまりにも劇的な活躍は、変異種が史上最強クリーチャーの1つに数えられる理由でもある。
  • このカードは本来新しいクローン/Cloneを作ろうとしてデザインされた。しかし、クローンの膨大なエラッタから、同じ落とし穴に嵌らないためにそれは実現しなかった。

代わりに現在のように最初は何の芸も無い状態でに出て、後から能力を追加できる「自分の好きなクリーチャーを作れる」ようになった。

  • これが登場した当初はスタックルール導入前だったために、このカードはそこまで注目されておらず、現在のような高い評価ではなかった。
  • イラストは二体並んだ姿で描かれているが、どちらが擬態された本物なのかはよく見ないとわからない。左の方に羽と尻尾らしきものが見えるだろうか。


参考

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