密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter

提供:MTG Wiki

2022年5月1日 (日) 01:22時点における053 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Smuggler's Copter / 密輸人の回転翼機 (2)
アーティファクト — 機体(Vehicle)

飛行
密輸人の回転翼機が攻撃かブロックするたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。
搭乗1(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が1以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)

3/3

飛行ルーター能力を持つ機体

2マナ3/3飛行という戦闘スペックを誇り、ルーター能力もサボタージュ能力ではなく攻撃ブロックに参加するだけで誘発するため、攻防どちらに回っても損をしない優秀な機体。搭乗しなければ動かせないという制限も、搭乗コストが最低限の1なので手数をなるべく減らさずにクリーチャー化することができ、対戦相手にとってはクリーチャー除去のタイミングを制限する一種の除去耐性と感じる場面も多いだろう。

スタンダードではカラデシュ発売直後の大規模大会であるStarCityGames.com Indianapolis Open Weekendにおいて、トップ8に残ったデッキすべてがメインデッキに4枚積みしていたことにより、そのカードパワーが瞬く間に知れ渡った[1]。その後も赤白機体マルドゥ機体赤黒アグロ白青フラッシュなど、環境ビートダウンデッキのほとんどで4枚積みが当然となり、グランプリクアラルンプール16では往時の精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorを彷彿とさせる「グランプリのトップ8で32枚」を達成した。

パイオニアでも大きな活躍を見せる。アーティファクト対処手段自体はモダンとそこまでカードパワー差がないフォーマットであるが、環境がよりゆるく戦闘ダメージ主体となっているためアグロテンポデッキの大黒柱としてフォーマット制定当初からフル回転。使用率が高い各種マナ・クリーチャーとの相性がよいのも強力。

モダンレガシーではウィニー系のデッキで採用されることがある。飛行クリーチャーが少ないデッキでは膠着時のアタッカーブロッカーとして扱いやすく、手札の改善が難しいデッキでは誘発条件の緩いルーター能力が機能しやすい。

禁止指定

2017年1月20日より、スタンダードで禁止カードに指定される[2]構築で強力なカードとしてデザインした開発側の予想をさらに上回って使用されており、環境の多様性を損なっていると判断されたため[3][4]

パイオニアにおいても黒単アグロなど高速デッキの抑圧を理由に、2019年12月3日より禁止カードに指定された[5]

ブロールではフォーマット制定当初より、(当時のスタンダード禁止カードリストに準拠して)禁止カードに指定されている。2018年5月10日付の禁止カードリストが独立した後の改訂でも続けて禁止。フォーマットが開始された時点より禁止カードに指定されたカードの中、引き続き禁止されたのはこのカードのみである。

  • スタンダードで発売からわずか4ヶ月での禁止カード化は、頭蓋骨絞め/Skullclamp以来12年半ぶりとなる。

脚注

  1. StarCityGames.com Indianapolis Open Weekend カバレージページ
  2. January 9, 2017 Banned and Restricted Announcement/2017年1月9日 禁止制限告知
  3. Kaladesh Mailbag/『カラデシュ』 一問一答(Latest Developments 2016年12月16日 Sam Stoddard著)
  4. Kaladesh Standard Retrospective/『カラデシュ』スタンダード総括(Latest Developments 2016年12月16日 Sam Stoddard著)
  5. December 2, 2019 Pioneer Banned Announcement/2019年12月2日 パイオニア禁止告知 (News 2019年12月2日 Ian Duke著)

参考

QR Code.gif