恩義/Debt of Loyalty

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[[白]]で相手の[[クリーチャー]]を奪える珍しいカード。一度奪ってしまえば、[[支配魔法/Control Magic]]など[[エンチャント]]で[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪うカードよりも取り戻すのが大変である。
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とはいえ、これでコントロールを奪うには一旦そのクリーチャーを[[破壊]]しなくてはならない。自力で[[除去]]が可能なクリーチャーであれば、わざわざコントロールを奪う意義は少ない。
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*一応自分のクリーチャーを[[再生]]するのにも使える。
*"再生の盾"が1つのクリーチャーに複数あった場合、どれを適用するかはそのクリーチャーの[[コントローラー]]が決める。
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*"再生の盾"が1つのクリーチャーに複数あった場合、どれを適用するかはそのクリーチャーの[[コントローラー]]が決める。コントロールを奪うにはこれで発生した"再生の盾"を適用しなくてはならないので、自力で再生できる相手には効きづらい。
コントロールを奪うにはこれで発生した"再生の盾"を適用しなくてはならないので、自力で再生できる相手には効きづらい。
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<!-- -[[ジャバーリーの威光/Jabari's Influence]]の調整版ともいえる。
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==ストーリー==
似てもにつかない -->
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'''恩義'''/''Debt of Loyalty''は、[[マラクザス/Maraxus]]を殺害した[[スターク/Starke]]が[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen (ストーリー)|ジェラード/Gerrard]]に押し売り的に忠誠を誓い、上空には[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]が迎えに来た、という情景を描いている({{Gatherer|id=4573}})。カードのメカニズムと照らし合わせると、相手の命を救って忠誠心を押しつけ味方に引き入れるスタークのやり口をカードで表していると言えるだろう。
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このカードは物語の上で[[一か八か/Desperate Gambit#ストーリー|一か八か/Desperate Gambit]]から直接つながっている。[[ボガーダン/Bogardan]]の峡谷でのジェラードとマラクザスとの一騎打ちは、ジェラードが完全に優勢となりマラクザスに降伏勧告をする。しかし、スタークが横槍を入れ背後から首への一突きでマラクザスを絶命させる、というあっけない幕切れとなった。
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[[フレイバー・テキスト]]と掌編Torrentによると、殺す必要はなかったといさめるジェラードに対して、殺す以外は無かった、あんたへの忠誠の証だと返すスタークだが、彼の本心はマラクザスの口封じである。[[シッセイ/Sisay]]艦長[[誘拐/Abduction#ストーリー|誘拐]]に直接関与した事実が暴露されれば、ウェザーライト一行の協力を得られず、[[ヴォルラス/Volrath]]に囚われた娘[[タカラ/Takara]]を救出する道が閉ざされてしまうからだ。ジェラードはスタークを[[ラース/Rath]]への水先案内人として受け入れるものの、全く信用してはいなかった。
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*必要な人員を揃え、準備を整えたウェザーライト号は異次元ラースへと次元跳躍し物語は[[テンペスト]]へと続いて行く。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:ミラージュブロック]]
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*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
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*[[カード個別評価:ウェザーライト]] - [[レア]]
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[[Category:ウェザーライトの再録禁止カード|おんき]]
 
[[Category:ウェザーライトの再録禁止カード|おんき]]

2018年4月30日 (月) 05:37時点における最新版


Debt of Loyalty / 恩義 (1)(白)(白)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それを再生する。そのクリーチャーがこれにより再生した場合、あなたはそれのコントロールを得る。


で相手のクリーチャーを奪える珍しいカード。一度奪ってしまえば、支配魔法/Control Magicなどエンチャントコントロールを奪うカードよりも取り戻すのが大変である。

とはいえ、これでコントロールを奪うには一旦そのクリーチャーを破壊しなくてはならない。自力で除去が可能なクリーチャーであれば、わざわざコントロールを奪う意義は少ない。

  • 一応自分のクリーチャーを再生するのにも使える。
  • "再生の盾"が1つのクリーチャーに複数あった場合、どれを適用するかはそのクリーチャーのコントローラーが決める。コントロールを奪うにはこれで発生した"再生の盾"を適用しなくてはならないので、自力で再生できる相手には効きづらい。

[編集] ストーリー

恩義/Debt of Loyaltyは、マラクザス/Maraxusを殺害したスターク/Starkeジェラード/Gerrardに押し売り的に忠誠を誓い、上空にはウェザーライト/Weatherlightが迎えに来た、という情景を描いている(イラスト)。カードのメカニズムと照らし合わせると、相手の命を救って忠誠心を押しつけ味方に引き入れるスタークのやり口をカードで表していると言えるだろう。

このカードは物語の上で一か八か/Desperate Gambitから直接つながっている。ボガーダン/Bogardanの峡谷でのジェラードとマラクザスとの一騎打ちは、ジェラードが完全に優勢となりマラクザスに降伏勧告をする。しかし、スタークが横槍を入れ背後から首への一突きでマラクザスを絶命させる、というあっけない幕切れとなった。

フレイバー・テキストと掌編Torrentによると、殺す必要はなかったといさめるジェラードに対して、殺す以外は無かった、あんたへの忠誠の証だと返すスタークだが、彼の本心はマラクザスの口封じである。シッセイ/Sisay艦長誘拐に直接関与した事実が暴露されれば、ウェザーライト一行の協力を得られず、ヴォルラス/Volrathに囚われた娘タカラ/Takaraを救出する道が閉ざされてしまうからだ。ジェラードはスタークをラース/Rathへの水先案内人として受け入れるものの、全く信用してはいなかった。

  • 必要な人員を揃え、準備を整えたウェザーライト号は異次元ラースへと次元跳躍し物語はテンペストへと続いて行く。

[編集] 参考

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