拡張アート

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(トーナメントでの使用)
15行: 15行:
 
拡張アートを使用できるかどうか、またどの程度の修正が許容されるかの最終決定権限者は、そのイベントの[[ヘッド・ジャッジ]]である。
 
拡張アートを使用できるかどうか、またどの程度の修正が許容されるかの最終決定権限者は、そのイベントの[[ヘッド・ジャッジ]]である。
  
*加工に用いられた塗料によってはカードの厚みが変化したり、吸湿による部分的な湾曲が発生し、[[マークド]]と判断される恐れがある。施された加工の度合いによらず、トラブル防止のためにも、認定大会での使用は控えたほうが無難である。
+
*加工に用いられた塗料によってはカードの厚みが変化したり、吸湿による部分的な湾曲が発生し、[[マークド]]と判断される恐れがある。競技性の高い[[認定大会]]で使用する場合は、事前に[[ヘッド・ジャッジ]]に確認しておくのが無難。
  
 
==拡張アート (カード枠)==
 
==拡張アート (カード枠)==

2019年9月21日 (土) 07:50時点における版

拡張アート(Altered Art, Extended-Art)とは、

  1. カード部分など以外の部分に、絵に現れていない部分を描き加える芸術的な修正のこと。または、そのような加工が施されたカードのこと。#拡張アート (芸術的な修正)で解説する。
  2. いくつかのカードで見られる、1.の趣で制作された特殊なカードデザインのこと。#拡張アート (カード枠)で解説する。

目次

拡張アート (芸術的な修正)

シャドーアートと同様、カードを使ったゲーム以外の芸術的な楽しみ方の1つ。

本来、タイプ行文章欄などが印刷されている部分に、あたかもそこまでイラストが印刷されているかのように地続きにイラストを描き加えるのが基本(完成形はアーティファクトでない無色のカードをイメージしてもらえるとわかりやすい)。ファンによる自主制作が主だが、グランプリ会場などで行われているアーティストサイン会などで、元のイラストを手掛けたアーティスト自身が「本物の」拡張アートを施してくれる場合もある。

トーナメントでの使用

マジック・イベント規定により、拡張アートをはじめとする芸術的な修正を加えたカードは認定大会で容認され得るが、その修正が戦略的にほとんど意味をなさない場合に限られる。カードのイラストを識別できなくしていたり、戦略上意味のある情報を含んでいたり、問題のあるイラストを含んでいたりしてはならない。また、芸術的修正によってマナ・コストカード名が隠れたり変わったりしていてはならない(マジック・イベント規定3.3)。

拡張アートを使用できるかどうか、またどの程度の修正が許容されるかの最終決定権限者は、そのイベントのヘッド・ジャッジである。

  • 加工に用いられた塗料によってはカードの厚みが変化したり、吸湿による部分的な湾曲が発生し、マークドと判断される恐れがある。競技性の高い認定大会で使用する場合は、事前にヘッド・ジャッジに確認しておくのが無難。

拡張アート (カード枠)

拡張アート枠(Extended-Art Frame)と呼ばれる、特殊なカード。あたかも拡張アートが施されたような印刷様式となっている。

初出はアルティメットマスターズUltimate Box Topperエルドレインの王権以降はコレクター・ブースターパックに封入される一部のカードがこの枠を持つ。

通常の枠デザインとの相違点

参考カード画像:通常枠/拡張アート枠

  1. イラストの左右の枠(枠および外周の黒枠部分)が取り払われ、その部分までイラストが印刷されている
  2. プレインズウォーカーでない伝説のカードにおいて、カード名が印刷されたボックスを囲う装飾が通常のものとわずかに異なる
  3. 注釈文およびフレイバー・テキストは省略されている
  4. いくつかのカードはルール文章の記述量に合わせて、文章欄の高さが低く調整されている
  5. いくつかのカードはルール文章が中央揃えになっている

その他

  • Magic: The Gathering Arenaで入手できるカード・スタイル(カード個別の装飾スキン)は、拡張アート風のデザインであることに加え、立体表現的演出が施されている。

参考

QR Code.gif