白ウィニー

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2013年12月28日 (土) 11:32時点における版

白ウィニー(White Weenie)は、主に白単色で組まれる速攻ビートダウンデッキの総称。

目次

概要

軽量クリーチャー戦場に並べ、全体強化エンチャントにより戦場を制圧する。2マナ以下のクリーチャーがこのデッキの大半を占める。

というの性質上、ウィニークリーチャーの質は非常に優秀。単純なコスト・パフォーマンスの良さに加え、飛行先制攻撃プロテクションなどのオプションも充実している。また、エンチャントとアーティファクトを容易く割れるので、防御円等による完封負けなどの心配もほぼ無い。

その反面、手札ライブラリーに干渉できず、火力も一切持たないため、最後の最後までボード・アドバンテージのみで正直に押し切るしか勝ちパターンを持てない。昔はハルマゲドン/Armageddon対戦相手の反撃を封じるという戦法がとれたが、今ではその戦法はとれない。代わりにアンタップ制限や呪文キャスト禁止などを手に入れたが、やはり確実性に欠け、代役としては十分とはいえない。よって詰めの甘さばかりが目立つようになった。

とはいえ、今も白には優秀なウィニークリーチャーが多く、また比較的容易かつ安価にそれなりのデッキを作れるとあって、未だに多くのプレイヤーからの根強い人気を誇るデッキである。かつてRandy Buehlerは「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」とまで発言していた。

スタンダード

下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。

ブロック構築

下記の時期のブロック構築においても、活躍を見せる。

エクステンデッド(時のらせん期)

時のらせん期以降のエクステンデッドでも活躍するデッキである。開幕戦となったプロツアーアムステルダム10ではPaul Rietzlが見事優勝を飾った。→*1



優秀なウィニークリーチャーを高速で展開し、幽体の行列/Spectral Processionも合わせて数を並べ、清浄の名誉/Honor of the Pure全体強化して一気に押し切るのが基本方針。

運命の大立者/Figure of Destiny闘争の学び手/Student of Warfareフェッチランドトロウケアの敷石/Flagstones of Trokairとのシナジーを持つステップのオオヤマネコ/Steppe Lynxは1マナクリーチャーとは思えないサイズに成長する。イーオスのレインジャー/Ranger of Eosは後半も強いこれらのクリーチャーをサーチしてアドバンテージを稼げるだけでなく、ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tenderなどのシルバーバレット要員をサーチすることもできる。

精霊への挑戦/Brave the Elementsマナの税収/Mana Titheなどにより、本来白ウィニーが苦手とする全体除去コンボに耐性をつけているのも特徴。その動きはクロック・パーミッションにも通じるものがある。

ローウィン期に入ると、ミラディン包囲戦で優秀な装備品饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine二段攻撃を持つミラディンの十字軍/Mirran Crusaderなどが登場し、石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticで必要な装備品をサーチするデッキも登場した。→*2

後期型

White Weenie [1]
土地 (24)
21 平地/Plains
3 風立ての高地/Windbrisk Heights
クリーチャー (20)
4 運命の大立者/Figure of Destiny
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
4 ミラディンの十字軍/Mirran Crusader
4 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
4 闘争の学び手/Student of Warfare
呪文 (16)
4 精霊への挑戦/Brave the Elements
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
1 迫撃鞘/Mortarpod
3 流刑への道/Path to Exile
4 幽体の行列/Spectral Procession
1 肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind
1 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
サイドボード (15)
1 骨溜め/Bonehoard
2 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
3 審判の日/Day of Judgment
4 コーの火歩き/Kor Firewalker
2 静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence
2 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind


初期型

White Weenie [2]
土地 (23)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
1 地平線の梢/Horizon Canopy
4 湿地の干潟/Marsh Flats
10 平地/Plains
クリーチャー (22)
4 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
4 運命の大立者/Figure of Destiny
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
2 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
4 ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx
4 闘争の学び手/Student of Warfare
呪文 (15)
4 精霊への挑戦/Brave the Elements
4 清浄の名誉/Honor of the Pure
2 マナの税収/Mana Tithe
1 流刑への道/Path to Exile
4 幽体の行列/Spectral Procession
サイドボード (15)
1 天使の嗜み/Angel's Grace
3 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 天界の粛清/Celestial Purge
1 確実性の欠落/Lapse of Certainty
3 流刑への道/Path to Exile
4 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
2 法の定め/Rule of Law


エクステンデッド(テンペスト後)

エクステンデッドでは、テンペスト以降白シャドーウィニーが活躍する。



スライなどと比べてスピードでは劣るが、剣を鍬に/Swords to Plowshares解呪/Disenchantなどのユーティリティーカードにより柔軟性に富む。

メタの中心にあるコンボデッキコントロールデッキへの対策として、打ち消し呪文やコンボ対策の翻弄する魔道士/Meddling Mageなどのためにタッチする場合も多い。同時期のリベリオンも同様の理由で白青で組まれた。また、悟りの教示者/Enlightened Tutorによるシルバーバレット戦術を搭載する場合もある。

後期にはメタゲームの変遷の末ウィニー色を強める必要性が薄まり、最終的にテンポラリーソリューションへと移行していった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage
4 ルーンの母/Mother of Runes
3 新星の僧侶/Nova Cleric
4 レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant
4 真実の信仰者/True Believer
4 鞭縄使い/Whipcorder
呪文 (14)
4 渦まく知識/Brainstorm
3 聖餐式/Divine Sacrament
3 パララクスの波/Parallax Wave
4 ぐらつき/Topple
土地 (23)
4 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
1 島/Island
14 平地/Plains
サイドボード
3 金粉のドレイク/Gilded Drake
4 阻止/Interdict
4 浄化の印章/Seal of Cleansing
2 退去の印章/Seal of Removal
2 崇拝/Worship

モダン

モダンでも白単色ビートダウンデッキが存在している。


レガシーものと同じように霊気の薬瓶/AEther Vialから妨害能力の高いクリーチャー展開する。モダンではサーチを多用するデッキ環境に多く存在することからレオニンの裁き人/Leonin Arbiterが採用されることが多い。詳しくはヘイトベアーを参照。

またモダンでは環境初期からソウルシスターズが活躍している。

レガシー

レガシーでも白単色ビートダウンデッキが存在している。



剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどで邪魔なブロッカーを排除、梅澤の十手/Umezawa's Jitteなどの装備品強化しつつ殴り勝つというのが基本構成である。

2マナ域が多いため、霊気の薬瓶/AEther Vialが多く採用される。この関係で、クリーチャーには霊気の薬瓶と相性のよい時代寄生機/Epochrasiteや、セラの報復者/Serra Avengerといったものが定番となっている。また、ルーンの母/Mother of Runesはこれらのクリーチャーを守りつつ、突破力向上に一役買っている。

白のクリーチャーには、優秀なサイズに加え、特定のデッキに対して強烈に利く能力を持っているものが多く存在するため、攻撃性よりも対策性を重視したチョイスをされる事も多い。特に、ゴブリンいカード全般に対するストッパーとしてのブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tenderストームコンボデッキによく効くエーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist墓地対策を兼ねるヨツンの兵卒/Jotun Gruntなどが、よくメインから採用されている。サイドボードに4枚仕込んでおくこともしばしば。

これらのウィニー構成に加え、古えの墳墓/Ancient Tombなど2マナランドでのマナ加速を導入し、賛美されし天使/Exalted Angelを高速で召喚するタイプも存在する。詳細はエンジェル・ストンピィを参照のこと。

また、近年では、Death & Taxesと呼ばれるコロンドールのマンガラ/Mangara of CorondorKarakasコンボを導入したタイプも見られるようになった。

Pauper

安定した動きが魅力的であり、Pauperにおいても根強い人気を保ち続けている。


ほかの構築環境ではあまり使用されていないトロウケアの影/Shade of Trokairバリーノックの群勢/Ballynock Cohort剃刀のゴーレム/Razor Golemなどが主力アタッカーとして利用されている。

有用な全体強化カードが環境中に存在しないため他環境ほどの爆発的な攻撃力は期待できないが、除去として未達への旅/Journey to Nowhere忘却の輪/Oblivion Ring、相手の除去から身を守るための心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard虹色の断片/Prismatic Strandsなど使用することができるためデッキとしての安定性は高い。対抗策が皆無であるコンボデッキ以外には、極端な苦手意識を持たなければならないデッキが少ないという点も強みである。

参考

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