「精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor」を編集中

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[[ワールドウェイク]]で再登場した[[ジェイス]]。[[忠誠度能力]]は[[ライブラリー操作]]、[[引く|ドロー]]、[[バウンス]]、[[ライブラリー破壊]]。
 
[[ワールドウェイク]]で再登場した[[ジェイス]]。[[忠誠度能力]]は[[ライブラリー操作]]、[[引く|ドロー]]、[[バウンス]]、[[ライブラリー破壊]]。
  
忠誠度能力を4つ持つ初の[[プレインズウォーカー]]であり、[[忠誠度]]±0の忠誠度能力も史上初である。
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忠誠度能力を4つ持つ初の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]であり、[[忠誠度]]±0の忠誠度能力も史上初である。
  
 
強力な[[能力]]を複数備え、高い汎用性を持つ類稀なる[[パワーカード]]。あらゆる[[フォーマット]]で使われる、ワールドウェイクの[[トップレア]]である。
 
強力な[[能力]]を複数備え、高い汎用性を持つ類稀なる[[パワーカード]]。あらゆる[[フォーマット]]で使われる、ワールドウェイクの[[トップレア]]である。
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:[[送還/Unsummon]]。
 
:[[送還/Unsummon]]。
 
:非常に軽い忠誠度の消費で[[戦場]]に干渉できる強力な能力。[[対戦相手]]の[[テンポ]]を大きく崩すことができ、特に[[戦場]]に相手の[[クリーチャー]]が1体しかいない場合に強力であり、簡単に[[戦場]]にジェイスしかいない状態を作ってしまう。その後は再展開されたクリーチャーを再び戻すもよし、±0能力で[[除去]]を探しに行くもよしとゲームの主導権を握りやすい。
 
:非常に軽い忠誠度の消費で[[戦場]]に干渉できる強力な能力。[[対戦相手]]の[[テンポ]]を大きく崩すことができ、特に[[戦場]]に相手の[[クリーチャー]]が1体しかいない場合に強力であり、簡単に[[戦場]]にジェイスしかいない状態を作ってしまう。その後は再展開されたクリーチャーを再び戻すもよし、±0能力で[[除去]]を探しに行くもよしとゲームの主導権を握りやすい。
:自身の[[コントロール]]するクリーチャーを戻し、[[ETB]]能力を何度も利用するといった使い方もできる。[[霧縛りの徒党/Mistbind Clique]]などがよい相方。なお、ただの[[キャントリップ]]持ちでは2つ目の能力に劣ることに注意。
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:自身の[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するクリーチャーを戻し、[[CIP]]能力を何度も利用するといった使い方もできる。[[霧縛りの徒党/Mistbind Clique]]などがよい相方。なお、ただの[[キャントリップ]]持ちでは2つ目の能力に劣ることに注意。
  
 
;-12能力
 
;-12能力
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==利用==
 
==利用==
[[ハンド・アドバンテージ]]と[[ボードコントロール]]の両面に優れ、かつ[[フィニッシャー]]にもなれる万能カードであるため、[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]から[[エターナル]]に至るまで、[[青]]系[[コントロールデッキ]]を中心に高い採用率を誇る。
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[[ハンド・アドバンテージ]]と[[ボードコントロール]]の両面に優れ、かつ[[フィニッシャー]]にもなれる万能カードであるため、[[ブロック構築]]から[[エターナル]]に至るまで、[[青]]系[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]を中心に高い採用率を誇る。
  
===[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]===
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===ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築===
 
下記の[[スタンダード]]同様、[[青白コントロール/ブロック構築/ゼンディカー=エルドラージ覚醒|青白コントロール]]、[[青赤緑コントロール#ゼンディカー・ブロック期|青赤緑ターボランド]]の重要なパーツである。
 
下記の[[スタンダード]]同様、[[青白コントロール/ブロック構築/ゼンディカー=エルドラージ覚醒|青白コントロール]]、[[青赤緑コントロール#ゼンディカー・ブロック期|青赤緑ターボランド]]の重要なパーツである。
  
===[[スタンダード]]===
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===スタンダード===
====[[アラーラの断片ブロック]]+[[ゼンディカー・ブロック]]期====
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====アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期====
 
スタンダードで割と冷遇な状態にあった青の復権を大きく支え、[[ジャンドコントロール#アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期|ジャンド]]一強体制を揺るがした張本人である。[[青白コントロール/スタンダード/アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期|青白タップアウトコントロール]]はもちろん、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]である[[バントアグロ#アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期|バント]]でも他のプレインズウォーカーと共に使われていた。
 
スタンダードで割と冷遇な状態にあった青の復権を大きく支え、[[ジャンドコントロール#アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期|ジャンド]]一強体制を揺るがした張本人である。[[青白コントロール/スタンダード/アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期|青白タップアウトコントロール]]はもちろん、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]である[[バントアグロ#アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期|バント]]でも他のプレインズウォーカーと共に使われていた。
  
====ゼンディカー・ブロック+[[ミラディンの傷跡ブロック]]期====
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====ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期====
 
万能[[パーマネント]]対策である[[忘却の輪/Oblivion Ring]]、[[大渦の脈動/Maelstrom Pulse]]、[[真髄の針/Pithing Needle]]が揃って[[落ちる|落ちて]]しまったため、前[[環境]]より対処されにくくなっている。特に[[荒廃稲妻/Blightning]]や[[血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf]]といった、返しに出されることで除去された上アドバンテージで損をするような天敵が軒並み退場し、早い段階から強気に出すことが容易になった上、[[続唱]]が消えたことで+2能力によるドロー妨害を避けることが難しくなるなど、このカードを使う上で抑止力となっていた要素が消え、本格的な環境の支配が始まった。[[青白コントロール/スタンダード/ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|青白]]・[[青黒コントロール#ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|青黒コントロール]]の[[ミラーマッチ]]での鍵を握るカードと言え、ジェイスの[[打ち消す|打ち消し]]、[[対消滅]]を巡るゲームになることも多い。そのためこのカードの4枚[[積む|積み]]に加えて[[メインデッキ]]から[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]まで採用されることも。
 
万能[[パーマネント]]対策である[[忘却の輪/Oblivion Ring]]、[[大渦の脈動/Maelstrom Pulse]]、[[真髄の針/Pithing Needle]]が揃って[[落ちる|落ちて]]しまったため、前[[環境]]より対処されにくくなっている。特に[[荒廃稲妻/Blightning]]や[[血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf]]といった、返しに出されることで除去された上アドバンテージで損をするような天敵が軒並み退場し、早い段階から強気に出すことが容易になった上、[[続唱]]が消えたことで+2能力によるドロー妨害を避けることが難しくなるなど、このカードを使う上で抑止力となっていた要素が消え、本格的な環境の支配が始まった。[[青白コントロール/スタンダード/ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|青白]]・[[青黒コントロール#ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|青黒コントロール]]の[[ミラーマッチ]]での鍵を握るカードと言え、ジェイスの[[打ち消す|打ち消し]]、[[対消滅]]を巡るゲームになることも多い。そのためこのカードの4枚[[積む|積み]]に加えて[[メインデッキ]]から[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]まで採用されることも。
  
[[戦隊の鷹/Squadron Hawk ]]で手札を稼ぎ、二番目の能力で2枚をライブラリーに戻しハンド・アドバンテージを増大させる[[Caw-Go]]、[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]と装備品の[[シルバーバレット]]を追加した[[Caw-Blade]]が生まれた。どちらのカードもライブラリーを切り直す手段を持ち、二番目の能力が最大限活きる構築がなされている。また[[デッキ圧縮]]の必要も色の偏りも少ない2色デッキには珍しくライブラリーを切り直す為だけに[[フェッチランド]]を採用する事もしばしば見受けられる。
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[[戦隊の鷹/Squadron Hawk ]]で手札を稼ぎ、二番目の能力で2枚をデッキに戻しハンドアドバンテージを増大させる[[Caw-Go]]、[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]と装備品の[[シルバーバレット]]を追加した[[Caw-Blade]]が生まれた。どちらのカードもライブラリーを切り直す手段を持ち、二番目の能力が最大限活きる構築がなされている。また[[デッキ圧縮]]の必要も色の偏りも少ない2色デッキには珍しくライブラリーを切り直す為だけに[[フェッチランド]]を採用する事もしばしば見受けられる。
  
 
また[[緑青|青緑]]系の[[ターボランド (用語)|ターボランドデッキ]]でも使われる。上述のようにムル・ダヤの巫女との相性もよい。
 
また[[緑青|青緑]]系の[[ターボランド (用語)|ターボランドデッキ]]でも使われる。上述のようにムル・ダヤの巫女との相性もよい。
  
*[[グランプリダラス11]]において、とうとうベスト8全員がこのカード(と相性がよい[[定業/Preordain]])をメインデッキから4枚積みしたデッキという結果となり、大きな話題を呼んだ。これを受けて書かれた公式記事<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/about-jace-2011-04-15 About Jace]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003952/ ジェイスの話](Latest Developments [[2011年]]4月15日 [[Tom LaPille]]著)</ref>では、このカードを強く作り過ぎたことを公式的に認めた上で、緊急[[禁止カード|禁止]]措置を取る可能性を否定した。
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*[[グランプリダラス11]]において、とうとうベスト8全員がこのカード(と相性がよい[[定業/Preordain]])をメインデッキから4枚積みしたデッキという結果となり、大きな話題を呼んだ。これを受けて書かれた公式記事「[http://mtg-jp.com/reading/translated/001402/ ジェイスの話]」では、このカードを強く作り過ぎたことを公式的に認めた上で、緊急[[禁止カード|禁止]]措置を取る可能性を否定した。
 
*その後[[グランプリシンガポール11]]でもベスト8中7名計26枚が投入、加えて対消滅要員の[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]までもが計9枚投入されるに至る。
 
*その後[[グランプリシンガポール11]]でもベスト8中7名計26枚が投入、加えて対消滅要員の[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]までもが計9枚投入されるに至る。
  
[[2011年]]6月20日、ついに翌7月1日発効として[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]とともにスタンダードで禁止となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/standard-bannings-explained-2011-06-20 Standard Bannings Explained]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003964/ スタンダードの禁止に関する声明](Feature [[2011年]]6月20日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。これは、[[ミラディン・ブロック]]時から実に6年3ヶ月ぶりのスタンダードの禁止である。
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[[2011年]]6月20日、ついに翌7月1日発効として[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]とともにスタンダードで禁止となった。これは、[[ミラディン・ブロック]]時から実に6年3ヶ月ぶりのスタンダードの禁止である([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/standard-bannings-explained-2011-06-20 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/001716/ 邦訳])。
  
===[[エクステンデッド]]===
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===エクステンデッド===
====[[時のらせん]]期~[[ローウィン]]期====
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====時のらせん期~ローウィン期====
 
[[フェアリー (デッキ)#エクステンデッド(ミラディン以降)|青黒フェアリー]]や[[オーメン・ヴァラクート]]、[[残酷コントロール#エクステンデッド|残酷コントロール]]など様々な[[デッキ]]で採用されている。ただし、同環境の青の4[[マナ]]域にはほぼ4枚積み確定の[[謎めいた命令/Cryptic Command]]が存在するため、枚数は抑えられがちである。
 
[[フェアリー (デッキ)#エクステンデッド(ミラディン以降)|青黒フェアリー]]や[[オーメン・ヴァラクート]]、[[残酷コントロール#エクステンデッド|残酷コントロール]]など様々な[[デッキ]]で採用されている。ただし、同環境の青の4[[マナ]]域にはほぼ4枚積み確定の[[謎めいた命令/Cryptic Command]]が存在するため、枚数は抑えられがちである。
  
 
「[[スタンダード]]で最強だったデッキがそのまま[[エクステンデッド]]でも最強」という状況を防止するため、2011年10月1日より[[禁止カード]]に。
 
「[[スタンダード]]で最強だったデッキがそのまま[[エクステンデッド]]でも最強」という状況を防止するため、2011年10月1日より[[禁止カード]]に。
  
===[[モダン]]===
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===モダン===
[[モダン]]では公式フォーマット化と同時に[[禁止カード]]に指定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/welcome-modern-world-2011-08-12 Welcome To The Modern World]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptphi11/prepost/0000458/ (翻訳記事)モダンの世界へようこそ](Latest Developments [[2011年]]8月12日 [[Tom LaPille]]著)</ref>が、2018年2月19日([[Magic Online]]では2018年2月14日)より禁止解除された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/february-12-2018-banned-and-restricted-announcement-2018-02-12 February 12, 2018 Banned and Restricted Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0030292/ 2018年2月12日 禁止制限告知](News [[2018年]]2月12日 [[Ian Duke]]著)</ref>。モダンで高速かつ攻撃的なデッキが増え、4マナの呪文を[[メイン・フェイズ]]に唱えるためのハードルが高くなっていることから、コントロールデッキの選択肢として適正であると判断されたためである。
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[[モダン]]では公式フォーマット化と同時に[[禁止カード]]に指定されたが、2018年2月19日(Magic Online では2018年2月14日)より禁止解除された。モダンで高速かつ攻撃的なデッキが増え、4マナの呪文を[[メイン・フェイズ]]に唱えるためのハードルが高くなっていることから、コントロールデッキの選択肢として適正であると判断された。([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/february-12-2018-banned-and-restricted-announcement-2018-02-12 参考]/[http://mtg-jp.com/publicity/0030292/ 翻訳])。
  
 
解禁当初は環境の高速化によりあまり見かけないカードであり、[[ドミナリア]]発売後もこのカードよりも相手ターンに[[マナ]]を残しておける[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]の方が優先されることも多かった。しかし「[[墓地]]に送らない[[全体除去]]」「[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]対策に[[全体除去]]の種類を散らす」といった理由から[[終末/Terminus]]が採用され始めると、相性の良いこのカードの採用数も増えていった。
 
解禁当初は環境の高速化によりあまり見かけないカードであり、[[ドミナリア]]発売後もこのカードよりも相手ターンに[[マナ]]を残しておける[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]の方が優先されることも多かった。しかし「[[墓地]]に送らない[[全体除去]]」「[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]対策に[[全体除去]]の種類を散らす」といった理由から[[終末/Terminus]]が採用され始めると、相性の良いこのカードの採用数も増えていった。
 
2018年末のコラムでは「ちょうど良いカード」「禁止解除は大英断」と評されている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031632/ 今年のデッキ2018](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2018年]]12月28日 [[岩SHOW]]著)</ref>。
 
  
 
[[青白コントロール#モダン|青白コントロール]]や[[トリコロール#モダン|ジェスカイコントロール]]では、それぞれ採用枚数や優先度は異なるが[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]と同居していることが多い。
 
[[青白コントロール#モダン|青白コントロール]]や[[トリコロール#モダン|ジェスカイコントロール]]では、それぞれ採用枚数や優先度は異なるが[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]と同居していることが多い。
  
===[[レガシー]]===
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===レガシー===
 
[[メタゲーム|メタ]]が多様な環境であるため、他の環境ほど支配的な地位ではないが、[[CTG]]や[[青白奇跡コントロール]]などの青が入るコントロール、[[クロック・パーミッション]]にはよく採用されており、環境の一角として存在感を示している。
 
[[メタゲーム|メタ]]が多様な環境であるため、他の環境ほど支配的な地位ではないが、[[CTG]]や[[青白奇跡コントロール]]などの青が入るコントロール、[[クロック・パーミッション]]にはよく採用されており、環境の一角として存在感を示している。
  
===[[ヴィンテージ]]===
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===ヴィンテージ===
 
4マナの重さに加え長期戦向けの性能でありながら、[[ヴィンテージ]]でも使われる。クリーチャーや火力の少ない環境であるため生き残りやすく、環境特有の[[マナ加速]]で一度出してしまえば一方的に手札を増強し続けることのできるアドバンテージカードとなる。[[Tezzeret's Vault]]において、[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]より優先して採用されることが多く、このチューンを施したデッキが[[ヴィンテージ選手権10]]優勝・準優勝を占めたのを契機に実力が一気に周知され、青の主力カードの1枚となった。
 
4マナの重さに加え長期戦向けの性能でありながら、[[ヴィンテージ]]でも使われる。クリーチャーや火力の少ない環境であるため生き残りやすく、環境特有の[[マナ加速]]で一度出してしまえば一方的に手札を増強し続けることのできるアドバンテージカードとなる。[[Tezzeret's Vault]]において、[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]より優先して採用されることが多く、このチューンを施したデッキが[[ヴィンテージ選手権10]]優勝・準優勝を占めたのを契機に実力が一気に周知され、青の主力カードの1枚となった。
 
*[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]や[[修繕/Tinker]]に対し、-1能力が非常に効くのも無視できない。
 
*[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]や[[修繕/Tinker]]に対し、-1能力が非常に効くのも無視できない。
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==その他==
 
==その他==
*[[ワールドウェイク]]の特別先行プレビュー企画<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/worldwake-planeswalker-chase-2009-12-14 Worldwake Planeswalker Chase](Arcana [[2009年]]12月14日 [[WotC]]著)</ref>に使われたカード。世界8箇所に断片を分布する企画だった。日本でもアメニティドリーム新宿店に配布された。
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*[[ワールドウェイク]]の特別先行プレビュー企画『[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/worldwake-planeswalker-chase-2009-12-14 Worldwake Planeswalker Chase]』に使われたカード。世界8箇所に断片を分布する企画だった。日本でもアメニティドリーム新宿店に配布された。
 
*「もの」が漢字かひらがなかの違いこそあるものの、日本語名の一部が[[精神を刻むもの/Mindslicer]]と同じ。だが、英語のslicerが切り刻むものという意味なのに対して、Sculptorは彫刻家という意味である。単にバラバラに破壊するのではなく、望む形に彫刻してしまうという点がプレインズウォーカーの強大さを表している。
 
*「もの」が漢字かひらがなかの違いこそあるものの、日本語名の一部が[[精神を刻むもの/Mindslicer]]と同じ。だが、英語のslicerが切り刻むものという意味なのに対して、Sculptorは彫刻家という意味である。単にバラバラに破壊するのではなく、望む形に彫刻してしまうという点がプレインズウォーカーの強大さを表している。
*当然のごとく、[[シングルカード]]価格も恐ろしく高騰。一時期1枚1万円以上の取引もあった。スタンダードでシングルカードが1枚1万円を超えるのは史上初の事である。かの[[デュアルランド]]とすら1:1[[トレード]]できるレベルまで至ったことから、古参プレイヤーもこぞってワールドウェイクを買いあさったという逸話もある。スタンダードから去った後も当時の値段を上回っており、このカードの強さ、人気ぶりが窺えていた。現在では複数回の再録を経ていることもあり、全盛期と比べれば価格は幾分落ち着いている。
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*当然のごとく、[[シングルカード]]価格も恐ろしく高騰。一時期1枚1万円以上の取引もあった。スタンダードでシングルカードが1枚1万円を超えるのは史上初の事である。かの[[デュアルランド]]とすら1:1[[トレード]]できるレベルまで至ったことから、古参プレイヤーもこぞってワールドウェイクを買いあさったという逸話もある。スタンダードから去った後も当時の値段を上回っており、このカードの強さ、人気ぶりが窺えていた。その後複数回の再録を経て落ち着くものの、モダンでの解禁の影響か再び高騰した。
*[[中村修平]]曰く「恐らく[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]以来のぶっ[[壊れ]]カード」<ref>[https://web.archive.org/web/20160708071602/http://archive.mtg-jp.com/reading/006654/ 日本語公式サイト (Internet Archive)](日本語公式サイト 2010年7月9日 [[中村修平]]著)</ref>。
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*[[中村修平]]曰く「恐らく[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]以来のぶっ壊れカード」([http://archive.mtg-jp.com/reading/006654/ 参考])。
*その神の如き強さとカード名の精「神」を刻む者から、[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]からみて新しいという意味の「新(shin)」と掛けて、「神ジェイス」と呼ばれる事が多い。<ref>[https://mtg-jp.com/reading/special/0014531/ 『タルキール龍紀伝』みんなが選ぶトップ3!]</ref> <ref>[https://mtg-jp.com/coverage/gpkyo18/article/0030445/ グランプリ・京都2018 トップ4チームプレイヤープロフィール]</ref>
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*その神の如き強さとカード名の精「神」を刻む者から、[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]からみて新しいという意味の「新(shin)」と掛けて、「神ジェイス」と呼ばれる事が多い。
 
**さらに略して「神」と呼ばれることも。
 
**さらに略して「神」と呼ばれることも。
 
**スタンダード当時は使用率の高いこちらを単に「ジェイス」、ジェイス・ベレレンを「ベレレン」と呼ぶこともあった。
 
**スタンダード当時は使用率の高いこちらを単に「ジェイス」、ジェイス・ベレレンを「ベレレン」と呼ぶこともあった。
*[[2013年]]4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、[[2010年]]を代表するカードとして展示された<ref>[https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース](マジック日本公式Facebook)</ref>。
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*[[2013年]]4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、[[2010年]]を代表するカードとして展示された([https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater 参考])。
 
**[[From the Vault:Twenty]]にも2010年を代表する1枚として収録され、同セットの目玉カードとして話題を呼んだ。
 
**[[From the Vault:Twenty]]にも2010年を代表する1枚として収録され、同セットの目玉カードとして話題を呼んだ。
*[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]の[[トレーディングカードゲーム]]である[[デュエル・マスターズ]]との[[コラボレーション]]の一環として、同名のカードが作成された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/special/0016318/ コラボ企画!マジック vs. デュエマ!!最強の兄弟戦争!?~融解編~](日本語公式サイト [[塚本 樹詩]]著)</ref>。なお、そちらのカードの能力は、このカードの±0能力と-1能力を再現したものとなっている。
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*[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]の[[トレーディングカードゲーム]]である[[デュエル・マスターズ]]とのコラボレーションの一環として、[http://mtg-jp.com/reading/special/0016318/ 同名のカードが作成された]。なお、そちらのカードの能力は、このカードの±0能力と-1能力を再現したものとなっている。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
 
詳細は[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)]]を参照。
 
詳細は[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)]]を参照。
 
==脚注==
 
<references/>
 
  
 
==参考==
 
==参考==
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/wallpapers-week-goblin-bushwhacker-and-jace-mind-sculptor-2009-12-18 壁紙]
+
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/worldwake-planeswalker-chase-2009-12-14 Worldwake Planeswalker Chase]
 +
*[http://magic.wizards.com/en/articles/wallpapers/jace-mind-sculptor 壁紙]
 
*[[カード個別評価:ワールドウェイク]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:ワールドウェイク]] - [[神話レア]]
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[神話レア]]
 
 
*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[神話レア]]
 
*[[From the Vault:Twenty]]
 
*[[From the Vault:Twenty]]
*[[War of the Spark Mythic Edition]]
 
  
 
[[Category:俗称のあるカード|せいしんおきさむものしえいす]]
 
[[Category:俗称のあるカード|せいしんおきさむものしえいす]]

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