色拘束

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2016年3月23日 (水) 19:51時点におけるSinryow (トーク | 投稿記録)による版
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色拘束(Colored-Mana Requirement)とは、呪文能力コストに含まれる色マナの数の多寡のこと。数が多い場合は「色拘束が強い/きつい/濃い」、少ない場合は「色拘束が弱い/緩い/薄い」などと表現される。

解説

一般に、色拘束の強いカード多色デッキでは使いにくく、弱いカードはタッチにも使いやすい。同じ点数で見たマナ・コストのもので比較した場合、色拘束が強いカードのほうがカードパワーは高い傾向にある。

例:風のドレイク/Wind Drakeを基準に嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider空のスピリット/Sky Spiritらを比較した場合

Snapsail Glider / 嵌め乗りの滑空者 (3)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)

金属術 ― 嵌め乗りの滑空者は、あなたがアーティファクトを3つ以上コントロールしているかぎり飛行を持つ。

2/2


Wind Drake / 風のドレイク (2)(青)
クリーチャー — ドレイク(Drake)

飛行

2/2


Sky Spirit / 空のスピリット (1)(白)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit)

飛行、先制攻撃

2/2

嵌め乗りの滑空者/Snapsail Gliderはどんな色のデッキでも使える(=色拘束が弱い)が、飛行得るには条件を満たさなければならず、風のドレイク/Wind Drakeの性能に劣る。空のスピリット/Sky Spirit白マナ青マナが同時に出せるデッキでなければ使えない(=色拘束が強い)反面、飛行に加えて先制攻撃を持っており、風のドレイクの性能に勝る。

  • 「マナ拘束」や「色マナ拘束」と言う場合もある。ただし、マナ拘束には別の意味もあるので、色拘束と呼ばれる方が多い。→マナ拘束
  • 単色デッキである場合、基本的には色拘束の強さは特に気にしなくてもよい。ただし、無色マナしか出ないマナ基盤や、色マナを生み出すのにリソースの消費を伴うマナ基盤(ペインランドなど)を採用する場合などは、少しは考える必要があるだろう。
  • マナ・コストの色拘束以外が全く同性能である二つのカードを比較すると、色拘束が弱いカードは色拘束が強いカードの上位互換になる。
    • 彩色信心との相互作用を考えると、色拘束が強いカードの方が有利になる場合がある。特に信心はテーロス・ブロックの中心ギミックであったため、その近辺では「カードを弱体化させるために色拘束を弱める」と言う普段と真逆の調整が行われたカードも多い。
  • ゲートウォッチの誓いにおいて「無色マナ・シンボル」が導入され、「無色マナでないと支払えないコスト」というものが新規に登場した。これも一種の色拘束であるといえる(無色マナが出せる土地をある程度入れておかないと、それらのコストを支払いにくくなる)。

一覧

色マナの数 名称 初出 備考
1 シングルシンボル アルファ
2 ダブルシンボル アルファ
3 トリプルシンボル アルファ 少ない
4 クァドラプルシンボル アルファ かなり少ない
5 クウィンタプルシンボル メルカディアン・マスクス 単色カードは1種のみ存在(→ラッシュウッドの精霊/Rushwood Elemental
混成カードを含めると11種存在
6 セクスタプルシンボル マナ・コストではイーブンタイド
マナ・コスト以外を含めるとオデッセイ
マナ・コストでは1種のみ存在(→尊原初/Primalcrux
マナ・コスト以外を含めると3種存在
8 オクタプルシンボル エルドラージ覚醒 1種のみ存在(→カルニのハイドラ/Khalni Hydra

参考

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