血染めの月/Blood Moon

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==ルール==
 
==ルール==
 
*山になった[[土地]]は、山固有の[[赤マナ]]を生む[[能力]]は持つものの、元々持っていた[[土地タイプ]]および[[ルール文章]]をすべて失う。({{CR|305.7}})
 
*山になった[[土地]]は、山固有の[[赤マナ]]を生む[[能力]]は持つものの、元々持っていた[[土地タイプ]]および[[ルール文章]]をすべて失う。({{CR|305.7}})
**[[デュアルランド]]などは山以外の[[基本土地タイプ]]を失う。
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**山を含む複数の土地タイプを持つ場合は、山以外の土地タイプをすべて失う。
**[[]]や[[ウルザランド]]などの土地タイプが意味を持つカードへの妨害にもなる。
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*この能力は[[種類別]]の第4種(タイプ変更効果)に分類され、第6種(能力の追加・除去)よりも必ず先に適用される。
**山になり全ての[[ルール文章]]を失うことは[[種類別]]の第4種による結果である一方、[[社交の達人/Joiner Adept]]や[[地下世界の人脈/Underworld Connections]]など直接土地に能力を与えたり失わせたりすることは種類別第6種である。よってこれらの直接土地に能力を与えたり失わせたりすることについては、血染めの月では無効化されない。
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**[[社交の達人/Joiner Adept]]や[[地下世界の人脈/Underworld Connections]]など土地に能力を直接与えたり失わせたりする効果は種類別第6種であるため、タイムスタンプに関係なく血染めの月では無効化されず、それらの与える能力を持つことになる。
 
*その土地が持つ「戦場に出るに際し、~~する。」「[[タップ]]状態で戦場に出る。」などの[[置換効果#戦場に出ることに対する置換効果|戦場に出ることに対する置換効果]]を生み出す[[常在型能力]]や、[[ETB]]能力も無効化される。
 
*その土地が持つ「戦場に出るに際し、~~する。」「[[タップ]]状態で戦場に出る。」などの[[置換効果#戦場に出ることに対する置換効果|戦場に出ることに対する置換効果]]を生み出す[[常在型能力]]や、[[ETB]]能力も無効化される。
 
**[[アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery]]は[[アンタップ]]状態で戦場に出て、土地を手札に戻す能力は[[誘発]]しない。
 
**[[アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery]]は[[アンタップ]]状態で戦場に出て、土地を手札に戻す能力は[[誘発]]しない。
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**これは[[2017年]]9月の[[イクサラン]]発売に伴う[[総合ルール]]更新で変更されたルール({{CR|614.12}})で、変更前は戦場に出る際の置換効果については血染めの月の効果を無視して適用されていた。
 
**これは[[2017年]]9月の[[イクサラン]]発売に伴う[[総合ルール]]更新で変更されたルール({{CR|614.12}})で、変更前は戦場に出る際の置換効果については血染めの月の効果を無視して適用されていた。
 
*土地タイプ([[サブタイプ]])の[[山]]は与えるものの、土地タイプ以外のサブタイプや、[[特殊タイプ]]および[[カード・タイプ]]には影響しない。
 
*土地タイプ([[サブタイプ]])の[[山]]は与えるものの、土地タイプ以外のサブタイプや、[[特殊タイプ]]および[[カード・タイプ]]には影響しない。
**特に'''血染めの月によって[[基本土地]]であるかは変わらない'''(「[[基本]]」は特殊タイプである)ことに注意。例えば血染めの月が出ていたとしても、それによって山になった基本でない土地は[[灰からの再興/From the Ashes]]や[[破滅/Ruination]]などで破壊される。
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**[[基本]]は特殊タイプであるため、血染めの月が出ていても'''[[基本土地]]は基本のままである'''。例えば血染めの月が出ていたとしても、それによって山になった基本でない土地は[[灰からの再興/From the Ashes]]や[[破滅/Ruination]]などで破壊される。
**例:血染めの月が出ていたとしても、[[伝説の土地]]や[[氷雪土地]]であることは失われない(これらは特殊タイプであるため)。また[[アーティファクト・土地]]も依然として[[アーティファクト]](カード・タイプ)である。
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**同じように、[[伝説の土地]]や[[氷雪土地]][[アーティファクト・土地]]であることも失われない。
**例:血染めの月が出ていたとしても、[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]は[[ドライアド]]([[クリーチャー・タイプ]])・[[クリーチャー]](カード・タイプ)であることには変わらない。[[色指標]]も影響を受けない([[緑]]のままである)。ただし[[森]]であることは上書きされて山になる。
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**[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]については当該ページを参照。
 
*戦場以外の[[領域]]にある土地カードは、この影響を受けない。
 
*戦場以外の[[領域]]にある土地カードは、この影響を受けない。
 
*[[変換/Conversion]]や[[Glaciers]]等と併用した場合、全ての基本でない土地は[[平地]]となる。[[依存]]のルールにより、血染めの月の効果が先に適用されるためである。
 
*[[変換/Conversion]]や[[Glaciers]]等と併用した場合、全ての基本でない土地は[[平地]]となる。[[依存]]のルールにより、血染めの月の効果が先に適用されるためである。

2021年10月12日 (火) 09:35時点における版


Blood Moon / 血染めの月 (2)(赤)
エンチャント

基本でない土地は山(Mountain)である。


戦場基本でない土地をすべてに変えてしまうエンチャント

多色土地非マナ能力を持つ土地のどちらに対しても強烈な妨害となるカードマナ基盤を多色土地に頼った多色デッキにとっては致命的となる。赤マナは豊富に生み出せるため、呪文を妨害することができないのは欠点ではあるが、赤単色デッキが相手でもない限り、たいていは一定以上の効果を発揮してくれるだろう。赤は基本的にエンチャントを破壊できないであるため、問題になることはかなり少ない。

環境基本でない土地が多いほどに評価を増す。第9版再録時は、ショックランドペインランドウルザランドと充実していたため、グルール・ビートなどの赤を使った2色程度のデッキではサイドボードによく採用された。

基本土地をほとんど採用していないデッキも珍しくないモダンエターナルではさらに評価が高くなる。ドラゴン・ストンピィブルームーンではキーカードの1つ。 Show and Tell欠片の双子では直接の勝ち手段とはならずとも、対戦相手の動きが大幅に制限されたり機能不全になっている間にコンボパーツを揃えるという目的でよくサイドインされるため、相対した際は留意しておこう。

陰鬱な光が見渡すかぎりにあふれ、すべてを深紅に染め上げた。
(出典:ザ・ダーク版)
深紅に浴したこの土地からは、かつてのような安心と保護は得られず、敵意以外の何も生まれない。
(出典:ダブルマスターズボックストッパー版)
  • 英名の「Blood Moon(ブラッドムーン)」とは我々の現実世界にある実際の月にも見られる自然現象の名称。月と地球の位置関係や大気の状態、および皆既月食などの様々な特殊事象が原因となり、イラストの様な”赤い月・赤色の月”となる。

ルール

関連カード

基本でない土地を妨害する常在型能力を持つカード。特筆しない限りは赤のエンチャント。

参考

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