誘発イベント

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誘発イベント/Trigger Eventは、誘発型能力が待っているイベントのこと。誘発イベントは誘発条件で示されており、誘発イベントが起こると、誘発型能力が誘発する。

誘発型能力と誘発条件、誘発イベントについて、地獄界の夢/Underworld Dreamsを例に挙げて説明する。


Underworld Dreams / 地獄界の夢 (黒)(黒)(黒)
エンチャント

対戦相手がカードを1枚引くたび、地獄界の夢はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。


「対戦相手がカードを1枚引くたび、地獄界の夢はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。」が誘発型能力であり、そのうち「対戦相手がカードを1枚引くたび」が誘発条件であり、さらにそのうち「対戦相手がカードを1枚引く」が誘発イベントである。

  • 全ての誘発型能力が誘発イベントを待っているわけではない。状況誘発の項も参照。
  • 誘発イベントの中には、似たような書き方でも誘発する条件や回数が微妙に違うものが存在する。また、英語では同じ文章でも日本語版では異なる訳がされている場合もあるので、気になった場合はオラクルで確認するのが良い。

代表的な誘発イベント

以下、代表的な誘発イベントや、誘発するか判断が難しい誘発イベントを幾つか紹介する。

[パーマネント]が戦場に出る/[a permanent] enters the battefield
この能力を持ったパーマネントと同時に出るパーマネントに対しても誘発する。
[パーマネント]が死亡する/[a permanent] dies
[パーマネント]が戦場から墓地に置かれる/[a permanent] is put into a graveyard from the battlefield
この能力を持ったパーマネントと同時に墓地に置かれるパーマネントに対しても誘発する。詳しくは領域変更誘発を参照。
[クリーチャー]が攻撃する/[a creature] attacks
攻撃クリーチャー指定ステップで、クリーチャーを攻撃クリーチャーに指定したときに誘発する。クリーチャーが攻撃している状態で戦場に出るときには誘発しない。
[クリーチャー]がブロックされた状態になる/[a creature] becomes blocked
ブロック・クリーチャー指定ステップでクリーチャーがブロックされたら誘発する。何体のブロック・クリーチャーにブロックされようが、1回しか誘発しない。
窒息ツタ/Choking Vines瞬間群葉/Flash Foliage等の効果でブロックされた状態になった時にも誘発するが、その前にそのクリーチャーがブロックされていなかった場合に限る。
[クリーチャー]がいずれか1体のクリーチャーによってブロックされた状態になる/[a creature] becomes blocked by a creature
ブロック・クリーチャー指定ステップで、クリーチャーをブロックしたブロック・クリーチャー1体ごとに1回誘発する。
瞬間群葉/Flash Foliage等の効果で新たにブロック・クリーチャーが増えた場合にも誘発するが、窒息ツタ/Choking Vines光の幕/Curtain of Light等ブロッククリーチャーが存在しないブロックでは誘発しない。
[フェイズやステップ]の開始時/at the beginning of [phase or step]
該当するフェイズステップが始まった時に、1回だけ誘発する。フェイズやステップの最中に該当する誘発条件を持ったオブジェクトが新たに増えても、その誘発型能力が誘発する事は無い。
いずれかの[プレイヤーや対戦相手]の各[フェイズやステップ]の開始時/at the beginning of each [player or opponent]'s [phase or step]
共有チーム・ターンルールで対戦している場合、該当するフェイズやステップが始まった時にチームの人数分能力が誘発する。
[プレイヤー]がライフを得る/[player] gains life
何点のライフを得たかに関係なく、クリーチャーや呪文がプレイヤーにライフを得させるたびに1回誘発する。絆魂を持った複数のクリーチャーが同時にダメージを与える場合、それらのクリーチャーの数だけ誘発する。また、ライフを特定の値にする効果やライフの交換でライフが以前より増えたときにも誘発する。
0点のライフを得る場合、ライフを得るイベントは発生しないため、この誘発イベントの誘発型能力は誘発しない。
対象になる/becomes the target
以下の状態になるたび誘発する(休眠のゴーマゾア/Dormant GomazoaFAQ)。
  1. 呪文を唱える際、起動型能力を起動する際、誘発型能力がスタックに置かれる際に対象として選ばれる。
  2. 対象を変更する効果で、新たに対象として選ばれる。
  3. 呪文や能力のコピーがスタックに置かれる際、元の呪文や能力の対象として選ばれていて、そのまま対象が変更されない。
  4. 呪文や能力のコピーがスタックに置かれる際、そのコピーの新たな対象として選ばれる。
1つの呪文が同じパーマネントかプレイヤーを複数回対象に選んでも、1回しか誘発しない(野生の抵抗/Wild DefianceFAQ)。
1つの呪文が複数のパーマネントやプレイヤーを対象に選んだなら、パーマネント1つかプレイヤー1人が対象になることによって誘発する能力はその数だけ誘発する(トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of TrestFAQ)。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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