進化する未開地/Evolving Wilds

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[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]]の[[同型再版]]。
 
[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]]の[[同型再版]]。
  
[[エルドラージ覚醒]]初出時の[[スタンダード]]などでは広漠なる変幻地と合わせて実質同じ[[カード]]を5枚以上採用できる。それ以外にも、[[真髄の針/Pithing Needle]]対策や、[[未知な領域/Realms Uncharted]]で[[探す|探し]]やすくなるなどの利点がある。基本的な性能に関しては[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]]の項を参照のこと。
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基本的な性能に関しては[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]]を参照。
  
[[環境]][[カードプール]]にもよるが、スタンダード[[構築]]では低速[[デッキ]]を中心に少数採用されている。また、[[ヴァラクート]]などの特定の[[基本土地]]を[[サーチ]]したいデッキでは4枚[[積む|積まれる]]ことがある。
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==収録状況と構築での活躍==
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[[エルドラージ覚醒]][[基本セット2012]]発売までの[[スタンダード]]においては広漠なる変幻地と同居していたため、5枚目以降として採用することで、[[真髄の針/Pithing Needle]]対策や、[[未知な領域/Realms Uncharted]][[探す|探し]]やすくなるなどの利点がある。
  
[[戦乱のゼンディカー]]での再録時は[[タルキール覇王譚]]の[[フェッチランド]]+[[バトルランド]]の組み合わせを前に[[スタンダード]][[構築]]での出番は無いかに思われたが、[[ゲートウォッチの誓い]]参入に伴い[[荒地/Wastes]]を[[サーチ]]できるという個性を獲得。[[無色]]をも含めた[[]][[マナ]]基盤の安定という役割が持てるようになった。[[ローテーション]][[フェッチランド]][[落ちる|落ち]]た後は、[[バトルランド]][[アンタップイン]]させるための[[基本土地]]にアクセスできることや、[[イニストラードを覆う影ブロック]]のメカニズム[[昂揚]]達成に貢献することから、低速/高速問わず多色デッキで4枚積まれることも珍しくなくなった。
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エルドラージ覚醒期は、低速[[デッキ]]を中心に少数枚が採用された。また、[[ヴァラクート]]など特定の[[基本土地]]を[[サーチ]]したいデッキでは4枚[[積む|積み]]されることがある。
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[[戦乱のゼンディカー]][[再録]]時は、[[タルキール覇王譚]]の[[フェッチランド]]+[[バトルランド]]の組み合わせを前に[[構築]]での出番は無いかに思われたが、[[ゲートウォッチの誓い]]参入に伴い、[[荒地/Wastes]]を[[サーチ]]できるという個性を獲得。[[無色マナ]]まで含めた[[マナ基盤]]の安定化という役割が持てるようになった。[[ローテーション]]でフェッチランドが[[落ちる|落ち]]た後は、バトルランドを[[アンタップイン]]させるための[[基本土地]]にアクセスできることや、[[イニストラードを覆う影ブロック]]の[[昂揚]]メカニズム達成に貢献することから、低速・高速問わず[[多色]]デッキで4枚積まれることも珍しくなくなった。
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==その他==
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*広漠なる変幻地の後輩であるのだが、[[闇の隆盛]]以降、スタンダードでの再録はこちらが担当している。[[統率者戦用セット]]では多くの[[構築済みデッキ]]で両方揃って収録されている。
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*「定番ではあるが、できるだけ印刷したくない[[カード]]」として、[[Sam Stoddard]]はコモンの[[切り直す|シャッフル]]効果の中でもこれを名指ししている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018195/ 『カラデシュ』 一問一答](Latest Developments 2016年12月9日)</ref>。
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*[[アモンケット]]での再録時には、「([[アモンケット・ブロック]]のテーマの一つである)[[砂漠]][[土地タイプ]]を持った変種を作らなかったのはなぜか」との問いに対し、「機械的に再録し続けていたため、その発想が抜けていた」と明らかにする一幕があった。アイディア自体には前向きであり、将来的に[[アモンケット/Amonkhet]]へ再訪する際は、件のカードを新規収録する可能性についても触れている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018990/ こぼれ話:『アモンケット』その2](Making Magic 2017年5月29日)</ref>。
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*アモンケットまでに5種類([[フライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カード]]と[[タルキール龍紀伝#Tarkir Dragonfury|Tarkir Dragonfury]]プロモを含めると7種類)のイラストが存在する。偶然か意図したものかは不明だが、通常のセットで登場したこの5種類のイラストは、各[[基本土地タイプ]]に対応して描かれているようにも見える({{Gatherer|id=426944|アモンケットの「平地」}}、{{Gatherer|id=401872|戦乱のゼンディカーの「島」}}、{{Gatherer|id=262680|闇の隆盛の「沼」}}、{{Gatherer|id=394568|タルキール龍紀伝の「山」}}、{{Gatherer|id=193483|エルドラージ覚醒の「森」}})。
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*[[イクサランの相克]]シーズンの[[マジック・リーグ]]で、10ゲーム以上プレイしたプレイヤーには新規[[イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[http://mtg-jp.com/publicity/0030056/ 『イクサランの相克』のプロモカード、各種製品のパッケージなど](News 2017年12月11日)</ref>。
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*[[基本セット2020]]および[[イコリア:巨獣の棲処]]では[[ブースターパック]]の[[コモン]]の[[スロット]]には封入されておらず、[[基本土地]]のスロットに一定確率で進化する未開地か[[隠れ家]]か基本土地のいずれかが封入されている(→[[変則的な稀少度]])。
  
 
==参考==
 
==参考==
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<references/>
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*[[カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:イクサランの相克]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アモンケット]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:戦乱のゼンディカー]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:戦乱のゼンディカー]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:タルキール龍紀伝]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:タルキール龍紀伝]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:闇の隆盛]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:闇の隆盛]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:エルドラージ覚醒]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:エルドラージ覚醒]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:マジック・オリジン]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:マジック・オリジン]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2015]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2015]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アモンケットリマスター]] - [[コモン]]

2020年8月29日 (土) 12:07時点における版


Evolving Wilds / 進化する未開地
土地

(T),進化する未開地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse同型再版

基本的な性能に関しては広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseを参照。

収録状況と構築での活躍

エルドラージ覚醒基本セット2012発売までのスタンダードにおいては広漠なる変幻地と同居していたため、5枚目以降として採用することで、真髄の針/Pithing Needle対策や、未知な領域/Realms Uncharted探しやすくなるなどの利点がある。

エルドラージ覚醒期は、低速デッキを中心に少数枚が採用された。また、ヴァラクートなど特定の基本土地サーチしたいデッキでは4枚積みされることがある。

戦乱のゼンディカー再録時は、タルキール覇王譚フェッチランドバトルランドの組み合わせを前に構築での出番は無いかに思われたが、ゲートウォッチの誓い参入に伴い、荒地/Wastesサーチできるという個性を獲得。無色マナまで含めたマナ基盤の安定化という役割が持てるようになった。ローテーションでフェッチランドが落ちた後は、バトルランドをアンタップインさせるための基本土地にアクセスできることや、イニストラードを覆う影ブロック昂揚メカニズム達成に貢献することから、低速・高速問わず多色デッキで4枚積まれることも珍しくなくなった。

その他

参考

  1. 『カラデシュ』 一問一答(Latest Developments 2016年12月9日)
  2. こぼれ話:『アモンケット』その2(Making Magic 2017年5月29日)
  3. 『イクサランの相克』のプロモカード、各種製品のパッケージなど(News 2017年12月11日)
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