「青黒コントロール」を編集中

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'''青黒コントロール'''(''UB Control'')は、[[青黒]]をメインとした[[コントロールデッキ]]の総称。
+
'''青黒コントロール'''(''UB Control'')は、[[青]]・[[黒]]の2[[色]]をメインとした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の総称。
  
 
==概要==
 
==概要==
一般的には[[青]]の「[[打ち消す|カウンター]]」「[[引く|ドロー]]」と、[[黒]]の「[[クリーチャー]][[除去]]」「[[手札破壊]]」を組み合わせたものになる。加えて、[[青黒]]にかみ合ったフィニッシャーなど強力なカードがある[[環境]]で使用される。
+
一般的には[[青]][[打ち消す|カウンター]][[引く|ドロー]]と、[[黒]][[クリーチャー]][[除去]][[手札破壊]]を組み合わせたものになる。
  
[[フィニッシャー]]を除去しやすく手札破壊も有するという性質上、別[[]]同タイプの[[パーミッション]]に有利。ただし[[ソーサリー]]である手札破壊を使うとカウンターのための[[マナ]]を相手の[[ターン]]まで残しづらいため、[[サイドボード]]から手札破壊を投入する戦略が一般的。
+
[[青白コントロール]]と比較すると、[[全体除去]]による[[アドバンテージ]]などは得にくいものの、黒の除去には[[軽い]]ものが揃っているので序盤から安定してクリーチャーを除去できる。なおかつ、後半出てくる[[ファッティ]]を相手にしても、[[カウンターバーン]]のように[[バウンス]]とカウンターでクリーチャーに対処しなければならないということは起こらない。
  
特に基本戦術がかぶりやすい[[青白コントロール]]とはよく比較される。[[]]はピンポイントで[[アーティファクト]]も除去できるなど、幅広く[[戦場]]に干渉しやすいのに対して、黒は[[手札破壊]]や序盤から安定して使える[[軽い]]クリーチャー除去が多いのが強みといえる。
+
また手札破壊と、[[フィニッシャー]]を除去しやすい性質上、別[[]]同タイプの[[パーミッション]]に有利。ただ[[ソーサリー]]である手札破壊は、[[マナ]]を残す必要があるカウンターと相反するため、[[サイドボード]]から手札破壊を投入する戦略が一般的。
  
そのほか、白と黒の両者の良い部分を揃えた[[青白黒コントロール]]や、[[]]の軽い[[火力]]などを取り入れた[[青黒赤コントロール]][[]]の優秀なクリーチャーなどを取り入れれば[[緑青黒コントロール]]などが環境によっては現れたりする。
+
代わりに、黒の除去では黒のクリーチャーを[[破壊]]しにくく、また[[ハンド・アドバンテージ]]を必要とする点は変わらないので、黒の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]や手札破壊デッキには他の色の組み合わせよりも弱い。また、[[青黒]]にかみ合ったフィニッシャーが登場しないと[[環境]]に出てくることはない。
  
*かつては一般的な[[色の役割]]という観点からは黒よりも[[]]の方が相性が良い部分が多く、実際に青白コントロールの台頭で青黒コントロールが後塵を拝すことが多かった。しかし以下のように時代が進むにつれて(青と組み合わせたコントロールを組む上では)色の役割による違いは減りつつあり、相対的に[[環境]][[カードプール]]への依存度の方が強くなってきている。
+
==ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期==
**かつての黒の除去は黒のクリーチャーを[[破壊]]しにくく、黒の[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]に弱い時期があったが、現在の黒の除去にそのような制約があるものはほとんどない。
+
[[強迫/Duress]][[コジレックの審問/Inquisition of Kozilek]]を失ったことによる[[手札破壊]]の大きな弱体化で[[デッキタイプ]]の存続自体が危ぶまれていたが、[[除去]][[打ち消す|カウンター]]の強さは健在であり、引き続き活躍する。
**かつて全体除去といえば白であったが、現在では黒にも優秀な全体除去が多く現れるようになっている。
+
**かつての黒は白と違い一度[[戦場]]に出てしまった[[エンチャント]]を対処する方法がほとんどなかったが、現在は黒も[[エンチャント]]を除去できるカードが登場するようになった。
+
==スタンダード==
+
下記の時期の[[スタンダード]]においても、活躍を見せる。
+
  
*[[青黒コントロール/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]
+
{{#card:Snapcaster Mage}}
*[[青黒コントロール/スタンダード/ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期]]
+
{{#card:Forbidden Alchemy}}
*[[青黒コントロール/スタンダード/エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期|エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期|イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期]]
+
*イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期+ラヴニカの献身期
+
*イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期
+
**[[虚報活動/Disinformation Campaign]]等の[[諜報]][[シナジー]]を持つ[[カード]]を活用する'''[[ディミーア諜報]]'''が登場した。
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期]]
+
*神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
+
**[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]を使用した'''[[呪師コントロール]]'''のうち、[[闇の腹心/Dark Confidant]]を[[ドローエンジン]]に採用したものが[[環境]]初期に登場した。
+
**[[コールドスナップ]]参入後は、呪師の弟子は使用せず、闇の腹心の[[ライフロス]]を減らすために[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]を採用し、新たに[[占術の岩床/Scrying Sheets]]や[[相殺/Counterbalance]]を採り入れた[[デッキ]]([[ヤソコン#コールドスナップ後|ヤソコン]]など)も現れた。
+
*ミラディン・ブロック+神河ブロック期
+
**[[貪欲なるネズミ/Ravenous Rats]]などの[[187クリーチャー]]を[[ヴィダルケンの黒幕/Vedalken Mastermind]]や[[水晶の破片/Crystal Shard]]で使いまわす'''[[青黒ネズミ]]'''が存在した。
+
*オデッセイ・ブロック期
+
**[[環境]]初期に、[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]]と[[激動/Upheaval]]の[[コンボ]]を主軸とした'''[[ゾンビ激動]]'''が登場した。
+
**その後[[フィニッシャー]]を[[サイカトグ/Psychatog]]に置き換えた'''[[激動サイカトグ]]'''を経て、一連の'''[[サイカトグ|サイカトグデッキ]]'''が登場し、環境の中心を走り続けた。
+
*マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
+
**[[マスクス・ブロック]]+[[インベイジョン・ブロック]]期では、[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]を[[フィニッシャー]]にした[[ドロー・ゴー]]の一種、'''[[ネザーゴー]]'''が現れた。
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期|ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期]]
+
*[[青黒コントロール/スタンダード/ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期|ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期]]
+
*黎明期
+
**[[精神錯乱/Mind Twist]]をメインにした[[コントロールデッキ]]が最初の[[アメリカ選手権]]([[アメリカ選手権94]])を制した。詳細は[[黒き拷問台#Bo Bellのデッキ|Bo Bellのデッキ]]を参照。
+
  
==ブロック構築==
+
基本構成は前[[環境]]のものと同様、[[マナ漏出/Mana Leak]][[破滅の刃/Doom Blade]]を用いた[[パーミッション]]である。[[イニストラード]]からは[[熟慮/Think Twice]][[雲散霧消/Dissipate]]を獲得。また[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]という[[パワーカード]]の加入により、[[禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy]]や[[ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard]]といった[[墓地]]を[[肥やす]][[カード]]もよく使われる。
下記の時期の[[ブロック構築]]においても、活躍を見せる。
+
*[[青黒コントロール/ブロック構築/‎時のらせん|時のらせんブロック構築]]
+
*オデッセイ・ブロック構築
+
**[[ゾンビの横行/Zombie Infestation]][[激動/Upheaval]][[コンボ]]を主軸とした'''[[ゾンビ激動]]'''が登場した。
+
**[[サイカトグ/Psychatog]][[フィニッシャー]]とした'''[[サイカトグ#オデッセイ・ブロック構築|サイカトグデッキ]]'''が登場した。
+
*インベイジョン・ブロック構築
+
**[[ステロイド/ブロック構築/インベイジョン|ステロイド]]や[[Void#インベイジョン・ブロック期|Void]][[メタゲーム]]の中心にあった[[インベイジョン・ブロック構築]]において、それらを[[メタる|メタった]]'''[[カウンターシャンブラー]]'''が登場した。
+
*マスクス・ブロック構築
+
**[[のたうつウンパス/Thrashing Wumpus]]を[[フィニッシャー]]にした'''[[カウンターウンパス]]'''が登場した。
+
**[[隆盛なるエヴィンカー/Ascendant Evincar]]をフィニッシャーにした'''[[カウンターエヴィンカー]]'''も存在した。
+
  
==エクステンデッド==
+
手札破壊としては[[蔑み/Despise]][[困窮/Distress]]があるが、必須というほどではない。[[青白コントロール]]との差別化要素はむしろ[[単体除去]]の豊富さになっている。
[[オデッセイ]]以降、[[スタンダード]]と同様に'''[[サイカトグ#エクステンデッド|サイカトグデッキ]]'''が活躍する。
+
  
{{#card:Psychatog}}
+
[[青黒テゼレット]]も続けて存在する。
  
純正の[[青黒]]タイプのほかに、他の[[色]]を[[タッチ]]したもの、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]を搭載した[[セプターサイカ]][[発掘]][[ギミック]]を加えた[[発掘サイカトグ]]など、さまざまなバリエーションが存在する。
+
===サンプルレシピ===
 +
*備考
 +
**[[グランプリブリスベン11]] 優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpbri11/welcome 参考]
 +
**使用者:[[Jeremy Neeman]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]][[基本セット2012]][[ミラディンの傷跡ブロック]][[イニストラード]]
  
 +
{{#magicfactory:df305922}}
  
また同時期に、[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]を中核に据えた'''[[フィンケルゴー]]'''も存在した。
+
==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期==
  
{{#card:Shadowmage Infiltrator}}
+
長らく[[青白コントロール]]に押され気味だったが、[[エルドラージ覚醒]]と[[基本セット2011]]で高水準のパーツを獲得し、[[Tier]]1クラスのデッキに成長した。
  
ただしサイカトグの勢いに押され、[[環境]]の主流とはなれなかった。詳細は[[フィンケルゴー]]を参照。
+
{{#card:Grave Titan}}
 +
{{#card:Jace, the Mind Sculptor}}
  
==ヒストリック==
+
[[環境]][[青白コントロール#ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|青白コントロール]]同様、[[マナ漏出/Mana Leak]]、[[定業/Preordain]]、[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]をフル投入した[[パーミッション]]である。[[手札破壊]]の[[コジレックの審問/Inquisition of Kozilek]]、[[全体除去]]の[[弱者の消耗/Consume the Meek]]、[[フィニッシャー]]の[[墓所のタイタン/Grave Titan]]などの登場で、青白と同等以上の[[デッキ]]にまでのし上がり、[[世界選手権10]]でもベスト8中、優勝・準優勝を含む5席を占めるに至った。→[[#初期型|*1]]
[[ヒストリック]][[環境]]においては、[[カルドハイム]][[予顕]]をもつ優秀な呪文をいくつか獲得したことにより、[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]]で登場した。
+
  
{{#card: Saw It Coming}}
+
[[ミラディン包囲戦]]では[[喉首狙い/Go for the Throat]]や[[黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith]]を獲得。また新たな[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の[[ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas]]が登場、これを活用した[[青黒テゼレット]]という亜種も生まれた。だが同時に隆盛した[[Caw-Blade]]に対しては、[[アーキタイプ]]の点でも、[[色の役割]]上[[装備品]]を[[割る|割れ]]ない点でも不利であり、[[トップメタ]]の座を譲り渡すこととなった。
{{#card: Torrential Gearhulk}}
+
{{#card: Sublime Epiphany}}
+
  
[[奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk]][[崇高な天啓/Sublime Epiphany]]や、[[覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils]][[暗記+記憶/Commit+Memory|記憶/Memory]]といった大技も採用されている。
+
[[禁止カード]]指定後は、自身も精神を刻む者、ジェイスを失ったものの、それ以上に天敵・Caw-Bladeの衰退が大きく、再びその数を増している。[[引く|ドロー]]サポートの穴を埋める[[カード]]としては、主に[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]が採用される。→[[#後期型|*2]]
  
===サンプルリスト===
+
===初期型===
 
*備考
 
*備考
**[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]] 第8位、ヒストリック部門6勝2敗([https://magic.gg/events/kaldheim-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/khmchamps/ 参考])
+
**[[世界選手権10]] 優勝
**使用者:[[Andrew Cuneo]]
+
**使用者:[[Guillaume Matignon]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[ヒストリック]](~[[ヒストリック・アンソロジー|ヒストリック・アンソロジー4]])
+
**[[スタンダード]][[基本セット2011]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡]])
  
{{#MagicFactory: df320433}}
+
{{#magicfactory:df303734}}
==パイオニア==
+
[[パイオニア]][[環境]]においては、[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]]などの[[禁止カード|禁止]]後に登場するようになった。
+
  
{{#card: Dig Through Time}}
+
*[[ミラディンの傷跡]]参入直後の初期型。
{{#card: Hero's Downfall}}
+
  
===サンプルリスト===
+
===後期型===
 
*備考
 
*備考
**Pioneer Challenge #12277647 on 03/28/2021 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-challenge-2021-03-29 参考])
+
**[[アメリカ選手権11]] 優勝([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/welcome 参考])
**使用者:dani_tb
+
**使用者:[[Ali Aintrazi]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パイオニア]](~[[カルドハイム]])
+
**[[スタンダード]][[基本セット2011]]+[[基本セット2012]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]])
  
{{#MagicFactory: df320454}}
+
{{#MagicFactory:df305339}}
==パウパー==
+
[[パウパー]]でもいくつかのタイプが存在する。
+
  
{{#card:Preordain}}
+
*[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]][[禁止カード|禁止]]後のデッキ。
{{#card:Chainer's Edict}}
+
{{#card:Agony Warp}}
+
  
[[青]]の[[ドロー]][[呪文]]や[[カウンター]]は[[コモン]]であることが多く、[[黒]]の[[除去]]も単体・全体とも[[白]]より充実しているため比較的組みやすい。反面、パウパー環境のコントロールデッキ全般に言えることだが、大量ドローなどの[[アドバンテージ]]を大きく稼ぐ方法に乏しいのがネックになる。
+
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
  
ドローは[[定業/Preordain]][[熟慮/Think Twice]]、カウンターは[[対抗呪文/Counterspell]][[除外/Exclude]]、除去は[[破滅の刃/Doom Blade]]や[[チェイナーの布告/Chainer's Edict]]といった、軽いカードやアドバンテージが取れるカードが採用される。また、アドバンテージを取りやすい除去である[[苦悶のねじれ/Agony Warp]]を採用できるのも強み。
+
[[ローウィン]]参入直後は、新メカニズム・[[想起]][[その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin]][[シナジー]]に着目した[[マネキンコントロール]]が登場。
  
カウンターと除去で盤面をコントロールするのは共通だが、
+
{{#card:Shriekmaw}}
 +
{{#card:Makeshift Mannequin}}
  
*[[神秘の指導/Mystical Teachings]]によって[[シルバーバレット]]しつつアドバンテージを得るタイプ → [[神秘の指導コントロール]]
+
[[モーニングタイド]]以降[[青黒]]のデッキは[[クロック・パーミッション]]である[[フェアリー (デッキ)|フェアリー]]が主流となるが、[[滅び/Damnation]]等を採用し[[コントロール (デッキ)|コントロール]]に寄せた[[デッキ]]も登場した。→[[#サンプルレシピ|*1]]
*[[粗石の魔道士/Trinket Mage]]によってアドバンテージを得るタイプ → [[トイソルジャー#パウパー|青黒トリンケット]]
+
*[[雲上の座/Cloudpost]][[微光地/Glimmerpost]]からの大量マナで優位を築くタイプ → [[8post#パウパー|青黒Post]]
+
*[[血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome]]などを使った[[ライブラリー破壊]]を狙うタイプ
+
*ドローサポートに[[禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy]]、フィニッシャーに[[グルマグのアンコウ/Gurmag Angler]]を据えた'''青黒アルケミー'''/''Dimir Alchemy''
+
*[[幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker]]と[[古術師/Archaeomancer]]で[[明滅]]を繰り返す'''青黒フリッカー'''/''Dimir Flicker''
+
  
などのバリエーション、及びそれらの[[ハイブリッドデッキ]]が存在する。
+
===サンプルレシピ===
 
+
===初期型===
+
 
*備考
 
*備考
**Pauper Challenge #987935 on 02/27/2010 1st Place ([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/987935 参考])
+
**[[アメリカ選手権08]] ベスト4([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/usnat08/welcome 参考])
**使用者:MakingSmartPlays
+
**使用者:[[Paul Cheon]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パウパー]](~[[ワールドウェイク]])
+
**[[スタンダード]][[第10版]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df303907}}
 +
 
 +
*[[フェアリー (デッキ)|フェアリー]]をベースに、[[影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator]]等を投入した[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。
 +
 
 +
==時のらせんブロック構築==
 +
 
 +
[[時のらせんブロック構築]]における青黒コントロールは、強力な[[滅び/Damnation]]をベースとした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]。
 +
 
 +
{{#card:Damnation}}
 +
{{#card:Teferi, Mage of Zhalfir}}
 +
 
 +
[[滅び/Damnation]]に加え、対コントロールに有効な[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]の存在が大きい。[[プロツアー横浜07]]では上位3位を独占した(→[[#初期型]])。
 +
 
 +
[[蓄積ランド]]や[[虹色のレンズ/Prismatic Lens]]で[[マナ加速]]し、[[除去]]や[[打ち消す|カウンター]]で[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]するのが基本。
 +
 
 +
[[神秘の指導/Mystical Teachings]]による[[サーチ]]を組みこんでおり状況に合わせて対応していく戦略をとる。[[サーチ]]前提の1・2枚挿しの[[カード]]が多く、その内容によって対応力ががらりと変るため非常に繊細な[[デッキ]]である。
 +
 
 +
その他にも、[[ピクルス#時のらせんブロック構築|ピクルス]]に[[滅び/Damnation]]を追加したバージョン、[[赤]]を[[タッチ]]して[[虚空/Void]]を足したもの(→[[Void#時のらせんブロック構築|虚空]])、さらなる[[アドバンテージ]]獲得手段として[[死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord]]を組み込んだ[[Dralnu du Louvre]]など、さまざまなバリエーションがある。
 +
 
 +
[[未来予知]]施行後は[[連合の秘宝/Coalition Relic]]や[[トレイリア西部/Tolaria West]]・[[涙の川/River of Tears]]を得て格段に[[マナ基盤]]が強化された。海外では「'''連合の秘宝コントロール'''(''Relic Control'')」とも呼ばれる(→[[#未来予知後]])。
 +
 
 +
===未来予知後===
  
{{#MagicFactory:df313350}}
 
===ライブラリーアウト型===
 
 
*備考
 
*備考
**Pauper Daily #8300556 on 05/24/2015 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2015-05-25 参考])
+
**[[グランプリフィレンツェ07]] ベスト4([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpfir07/welcome 参考])
**使用者:pedrocristiano
+
**使用者:[[Mido Kagawa]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パウパー]](~[[タルキール龍紀伝]])
+
**[[時のらせんブロック構築]][[時のらせん]]+[[次元の混乱]]+[[未来予知]])
 +
 
 +
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (9)
 +
|-
 +
|4||[[永劫の年代史家/Aeon Chronicler]]
 +
|-
 +
|2||[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]
 +
|-
 +
|1||[[トリスケラバス/Triskelavus]]
 +
|-
 +
|2||[[造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (28)
 +
|-
 +
|4||[[滅び/Damnation]]
 +
|-
 +
|4||[[取り消し/Cancel]]
 +
|-
 +
|3||[[入念な考慮/Careful Consideration]]
 +
|-
 +
|2||[[遅延/Delay]]
 +
|-
 +
|1||[[消えない賛歌/Haunting Hymn]]
 +
|-
 +
|1||[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]
 +
|-
 +
|1||[[殺戮の契約/Slaughter Pact]]
 +
|-
 +
|3||[[神秘の指導/Mystical Teachings]]
 +
|-
 +
|1||[[絞殺の煤/Strangling Soot]]
 +
|-
 +
|2||[[占有/Take Possession]]
 +
|-
 +
|2||[[連合の秘宝/Coalition Relic]]
 +
|-
 +
|4||[[虹色のレンズ/Prismatic Lens]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (23)
 +
|-
 +
|1||[[アカデミーの廃墟/Academy Ruins]]
 +
|-
 +
|4||[[戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef]]
 +
|-
 +
|4||[[島/Island]]
 +
|-
 +
|1||[[平地/Plains]]
 +
|-
 +
|2||[[涙の川/River of Tears]]
 +
|-
 +
|2||[[沼/Swamp]]
 +
|-
 +
|4||[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]]
 +
|-
 +
|1||[[ウルザの工廠/Urza's Factory]]
 +
|-
 +
|2||[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]
 +
|-
 +
|2||[[トレイリア西部/Tolaria West]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 +
|-
 +
|1||[[古えの遺恨/Ancient Grudge]]
 +
|-
 +
|1||[[根絶/Extirpate]]
 +
|-
 +
|1||[[インプの悪戯/Imp's Mischief]]
 +
|-
 +
|1||[[山/Mountain]]
 +
|-
 +
|1||[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]
 +
|-
 +
|1||[[殺戮の契約/Slaughter Pact]]
 +
|-
 +
|2||[[呪文の噴出/Spell Burst]]
 +
|-
 +
|1||[[絞殺の煤/Strangling Soot]]
 +
|-
 +
|3||[[ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter]]
 +
|-
 +
|3||[[虚空/Void]]
 +
|}
 +
 
 +
*[[未来予知]]参入後の「連合の秘宝コントロール」。
 +
 
 +
===初期型===
  
{{#MagicFactory:df313367}}
 
===アルケミー型===
 
[[アルケミー]]という[[フォーマット]]とは無関係。
 
 
*備考
 
*備考
**Pauper Challenge #10784873 on 07/30/2017 19th Place ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-31 参考])
+
**[[プロツアー横浜07]] 優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/ptyok07ja/welcome 参考])
**使用者:QBTURTLE15
+
**使用者:[[Guillaume Wafo-Tapa]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パウパー]](~[[破滅の刻]])
+
**[[時のらせんブロック構築]][[時のらせん]]+[[次元の混乱]])
  
{{#MagicFactory:df318023}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
*[[禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy]]で必要な[[カード]][[手札]]に加えつつ[[墓地]]を肥やし、[[グルマグのアンコウ/Gurmag Angler]]に繋ぐ。
+
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (7)
 +
|-
 +
|2||[[ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir]]
 +
|-
 +
|2||[[吸収するウェルク/Draining Whelk]]
 +
|-
 +
|2||[[永劫の年代史家/Aeon Chronicler]]
 +
|-
 +
|1||[[トリスケラバス/Triskelavus]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (27)
 +
|-
 +
|4||[[滅び/Damnation]]
 +
|-
 +
|4||[[入念な考慮/Careful Consideration]]
 +
|-
 +
|4||[[取り消し/Cancel]]
 +
|-
 +
|1||[[消えない賛歌/Haunting Hymn]]
 +
|-
 +
|2||[[熟慮/Think Twice]]
 +
|-
 +
|3||[[神秘の指導/Mystical Teachings]]
 +
|-
 +
|1||[[応じ返し/Snapback]]
 +
|-
 +
|2||[[突然の死/Sudden Death]]
 +
|-
 +
|2||[[堕落の触手/Tendrils of Corruption]]
 +
|-
 +
|4||[[虹色のレンズ/Prismatic Lens]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (26)
 +
|-
 +
|4||[[広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse]]
 +
|-
 +
|4||[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]
 +
|-
 +
|4||[[戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef]]
 +
|-
 +
|10||[[島/Island]]
 +
|-
 +
|1||[[沼/Swamp]]
 +
|-
 +
|1||[[溶鉄の金屑場/Molten Slagheap]]
 +
|-
 +
|1||[[アカデミーの廃墟/Academy Ruins]]
 +
|-
 +
|1||[[ウルザの工廠/Urza's Factory]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 +
|-
 +
|1||[[山/Mountain]]
 +
|-
 +
|1||[[運命の盗人/Fortune Thief]]
 +
|-
 +
|1||[[平地/Plains]]
 +
|-
 +
|1||[[解呪/Disenchant]]
 +
|-
 +
|1||[[時間の孤立/Temporal Isolation]]
 +
|-
 +
|1||[[根絶/Extirpate]]
 +
|-
 +
|1||[[突然の死/Sudden Death]]
 +
|-
 +
|2||[[永遠からの引き抜き/Pull from Eternity]]
 +
|-
 +
|3||[[早すぎる埋葬/Premature Burial]]
 +
|-
 +
|3||[[砕岩を食うもの/Detritivore]]
 +
|}
  
===フリッカー型===
+
*[[プロツアー横浜07]]段階のもので、見事優勝を飾った。「会場でもっとも美しい[[デッキ]]」とも呼ばれる。
 +
*4枚投入された[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]が特徴的。これにより[[堕落の触手/Tendrils of Corruption]]の威力が格段に増し、[[マナ基盤]]も安定する。
 +
 
 +
==ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期==
 +
 
 +
[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]期では、[[時のらせん]]参入後の[[世界選手権06]]で、[[ドロー・ゴー]]タイプの[[パーミッション]]、[[Dralnu du Louvre]]が登場した。
 +
 
 +
{{#card:Teferi, Mage of Zhalfir}}
 +
{{#card:Mystical Teachings}}
 +
 
 +
[[神秘の指導/Mystical Teachings]]による[[サーチ]]が特徴的な[[デッキ]]である。
 +
 
 +
そして、[[次元の混乱]]で[[黒]]い[[神の怒り/Wrath of God]]こと[[滅び/Damnation]]が登場。[[ウルザトロン]]系列の[[青黒トロン]]など、様々なデッキが組まれた。
 +
 
 +
{{#card:Damnation}}
 +
 
 +
==神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期==
 +
 
 +
[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]期では、[[呪師の弟子/Jushi Apprentice]]を使用した[[呪師コントロール]]のうち、[[闇の腹心/Dark Confidant]]を[[ドローエンジン]]に採用したものが[[環境]]初期の[[スタンダード]]に登場。
 +
 
 +
{{#card:Dark Confidant}}
 +
 
 +
また[[コールドスナップ]]参入後は、呪師の弟子は使用せず、闇の腹心の[[ライフロス]]を減らすために[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]を採用し、新たに[[占術の岩床/Scrying Sheets]]や[[相殺/Counterbalance]]を採り入れた[[デッキ]]([[ヤソコン#コールドスナップ後|ヤソコン]]など)も現れた。
 +
 
 +
{{#card:Sensei's Divining Top}}
 +
{{#card:Scrying Sheets}}
 +
 
 +
==オデッセイ・ブロック期==
 +
 
 +
[[オデッセイ・ブロック]]期では、[[サイカトグ/Psychatog]]を[[フィニッシャー]]とした強力な[[サイカトグ|サイカトグデッキ]]が登場する。
 +
 
 +
{{#card:Psychatog}}
 +
{{#card:Upheaval}}
 +
 
 +
[[激動/Upheaval]]との[[コンボ]]を軸にした[[激動サイカトグ]]が最初に登場。以後さまざまなバリエーションが現れ、当時の[[スタンダード]]において常に最前線を走り続けた。
 +
 
 +
==インベイジョン・ブロック構築==
 +
 
 +
[[ステロイド#インベイジョン・ブロック構築|ステロイド]]や[[Void#インベイジョン・ブロック期|Void]]が[[メタゲーム]]の中心にあった[[インベイジョン・ブロック構築]]において、それらを[[メタる|メタった]][[カウンターシャンブラー]]が登場した。
 +
 
 +
{{#card:アーボーグのシャンブラー}}
 +
{{#card:貪欲なるネズミ}}
 +
 
 +
詳細は[[カウンターシャンブラー]]を参照のこと。
 +
 
 +
==マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期==
 +
 
 +
[[マスクス・ブロック]]+[[インベイジョン・ブロック]]期では、[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]を[[フィニッシャー]]にした[[ドロー・ゴー]]の一種、[[ネザーゴー]]が現れた。
 +
 
 +
{{#card:Nether Spirit}}
 +
{{#card:Fact or Fiction}}
 +
 
 +
何度も蘇る[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]は序盤の[[ブロッカー]]と[[フィニッシャー]]を兼ねる。
 +
 
 +
[[インベイジョン・ブロック]]期の[[多色]]化の傾向に合わせ、[[赤]]や[[白]]を足したものも存在した。
 +
 
 +
==マスクス・ブロック構築==
 +
 
 +
[[マスクス・ブロック構築]]では、[[のたうつウンパス/Thrashing Wumpus]]を[[フィニッシャー]]にした[[カウンターウンパス]]が登場。
 +
 
 +
{{#card:Thrashing Wumpus}}
 +
 
 +
==ウルザ・ブロック期==
 +
 
 +
[[青茶単]]などの[[青単コントロール#ウルザ・ブロック期|青単コントロール]]が全盛期を迎えた[[ウルザ・ブロック]]期において、[[強迫/Duress]]や[[吸血の教示者/Vampiric Tutor]]などのために[[黒]]を[[タッチ]]した[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が登場した。
 +
 
 +
{{#card:Stroke of Genius}}
 +
{{#card:Duress}}
 +
 
 +
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**Pauper Challenge #10757694 on 07/16/2017 トップ8 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2017-07-17 参考]
+
**[[The Finals00]] ベスト8
**使用者:Mundisv
+
**使用者:[[村上祐樹]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パウパー]](~[[破滅の刻]])
+
**[[スタンダード]][[第6版]]+[[ウルザ・ブロック]]+[[メルカディアン・マスクス]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df304160}}
 +
 
 +
*[[メルカディアン・マスクス]]参入直後のもので、[[青茶単]]に黒をタッチした構成。
 +
 
 +
==ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期==
 +
 
 +
[[ミラージュ・ブロック]]+[[テンペスト・ブロック]]期では、[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]を[[フィニッシャー]]にしたタイプが現れた。
 +
 
 +
{{#card:Rainbow Efreet}}
 +
{{#card:Nevinyrral's Disk}}
  
{{#MagicFactory:df318009}}
+
序盤の動きは後の[[ユーロブルー]]に近く、[[打ち消す|カウンター]]などで耐えて[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]][[リセット]]する。リセット後に、[[手札破壊]]で安全確認をして[[フィニッシャー]]を出し、あとはカウンターでフィニッシャーを守り切って殴り勝つだけである。
*対戦相手の[[ドロー・ステップ]][[騒がしいネズミ/Chittering Rats]]を明滅させつづけることで[[ロック|ハーフロック]]に持ち込める。
+
  
===ダブルマスターズ後===
+
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**Pauper League 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-league-2020-08-05 参考]
+
**[[The Finals97]] ベスト8
**使用者:Fabitho
+
**使用者:[[野口猛雄]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パウパー]](~[[ダブルマスターズ]])
+
**[[スタンダード]][[第5版]]+[[ミラージュ・ブロック]]+[[テンペスト]])
  
{{#MagicFactory: df320178}}
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
*[[ダブルマスターズ]][[ホネツツキ/Bone Picker]][[喪心/Cast Down]]を獲得後のリスト。
+
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (3)
 +
|1||[[転覆/Capsize]]
 +
|-
 +
|1||[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]||4||[[水流破/Hydroblast]]
 +
|-
 +
|2||[[大気の精霊/Air Elemental]]||2||[[魔力流出/Energy Flux]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (32)
 +
|2||[[スークアタの火渡り/Suq'Ata Firewalker]]
 +
|-
 +
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]||2||[[非業の死/Perish]]
 +
|-
 +
|4||[[雲散霧消/Dissipate]]||1||[[悪魔の布告/Diabolic Edict]]
 +
|-
 +
|3||[[放逐/Dismiss]]||1||[[強要/Coercion]]
 +
|-
 +
|3||[[魔力消沈/Power Sink]]||1||[[破裂の王笏/Disrupting Scepter]]
 +
|-
 +
|2||[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]||1||[[フェルドンの杖/Feldon's Cane]]
 +
|-
 +
|3||[[衝動/Impulse]]||||
 +
|-
 +
|1||[[回想/Recall]]||||
 +
|-
 +
|3||[[悪魔の布告/Diabolic Edict]]||||
 +
|-
 +
|3||[[強要/Coercion]]||||
 +
|-
 +
|2||[[ロボトミー/Lobotomy]]||||
 +
|-
 +
|4||[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]||||
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (25)
 +
|||
 +
|-
 +
|13||[[島/Island]]||||
 +
|-
 +
|4||[[沼/Swamp]]||||
 +
|-
 +
|2||[[地底の大河/Underground River]]||||
 +
|-
 +
|2||[[湿原の大河/Bad River]]||||
 +
|-
 +
|4||[[流砂/Quicksand]]||||
 +
|}
 +
 
 +
==黎明期==
 +
 
 +
超強力[[手札破壊]][[呪文]][[精神錯乱/Mind Twist]]をメインにした[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が最初のアメリカ選手権を制した。
 +
 
 +
{{#card:Mind Twist}}
 +
 
 +
詳細は[[黒き拷問台#Bo Bellのデッキ|Bo Bellのデッキ]]を参照のこと。
 +
 
 +
==エクステンデッド==
 +
[[オデッセイ]]以降、[[スタンダード]]と同様に[[サイカトグ#エクステンデッド|サイカトグデッキ]]が活躍する。
 +
 
 +
{{#card:Psychatog}}
 +
 
 +
純正の[[青黒]]タイプのほかに、他の[[色]]を[[タッチ]]したもの、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]を搭載した[[セプターサイカ]]、[[発掘]]の[[ギミック]]を加えた[[発掘サイカトグ]]など、さまざまなバリエーションが存在する。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://mtg-jp.com/reading/variety/001085/ 浅原晃の「デッキタイムトラベル!」 Part1-青黒コントロール](mtg-jp.com,文:[[浅原晃]])
 
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 
{{DEFAULTSORT:あおくろこんとろおる}}
 
[[Category:青黒デッキ|*]]
 
[[Category:コントロールデッキ|*]]
 
[[Category:青黒コントロールデッキ|*]]
 
[[Category:ブロック構築デッキ]]
 
[[Category:スタンダードデッキ]]
 
[[Category:エクステンデッドデッキ]]
 
[[Category:ヒストリックデッキ]]
 
[[Category:パイオニアデッキ]]
 
[[Category:パウパーデッキ]]
 

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