黒き拷問台

黒き拷問台 (Rack Control)は、黎明期の手札破壊系コントロールデッキ。黒コントロールに白と青のカードが数枚タッチされている。Alexander Blumkeが世界選手権95で使用し、優勝している。

概要

The Rack / 拷問台 (１)
アーティファクト

拷問台が戦場に出るに際し、対戦相手を１人選ぶ。
選ばれたプレイヤーのアップキープの開始時に、拷問台はそのプレイヤーにＸ点のダメージを与える。Ｘは、３引くそのプレイヤーの手札の枚数である。

Hymn to Tourach / トーラックへの賛歌 (黒)(黒)
ソーサリー

プレイヤー１人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを２枚無作為に選んで捨てる。

Hypnotic Specter / 惑乱の死霊 (１)(黒)(黒)
クリーチャー — スペクター(Specter)

飛行
惑乱の死霊が対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを１枚無作為に選んで捨てる。

2/2

Mind Twist / 精神錯乱 (Ｘ)(黒)
ソーサリー

プレイヤー１人を対象とする。そのプレイヤーは、カードをＸ枚、無作為に選んで捨てる。

メインデッキ (61)
クリーチャー (6)
3	惑乱の死霊/Hypnotic Specter
2	センギアの吸血鬼/Sengir Vampire
1	凄腕の暗殺者/Royal Assassin
呪文 (30)
4	暗黒の儀式/Dark Ritual
4	トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach
3	拷問台/The Rack
3	解呪/Disenchant
3	Dance of the Dead
2	氷の干渉器/Icy Manipulator
2	ズアーの宝珠/Zuran Orb
1	破裂の王笏/Disrupting Scepter
1	天秤/Balance
1	土地税/Land Tax
1	魂の絆/Spirit Link
1	剣を鍬に/Swords to Plowshares
1	闇への追放/Dark Banishing
1	精神錯乱/Mind Twist
1	黒死病/Pestilence
1	魔力消沈/Power Sink
土地 (25)
12	沼/Swamp
4	ミシュラの工廠/Mishra's Factory
3	アダーカー荒原/Adarkar Wastes
3	平地/Plains
1	地底の大河/Underground River
1	底無しの縦穴/Bottomless Vault
1	露天鉱床/Strip Mine
サイドボード
4	憂鬱/Gloom
2	ストロームガルドの陰謀団/Stromgald Cabal
2	赤の防御円/Circle of Protection: Red
1	秘宝の防御円/Circle of Protection: Artifacts
1	黒の防御円/Circle of Protection: Black
1	土地税/Land Tax
1	虹色の護法印/Prismatic Ward
1	青霊破/Blue Elemental Blast
1	魔法改竄/Magical Hack
1	臨機応変/Sleight of Mind

マジックの黎明期に最初のアメリカ選手権で優勝したデッキ。デッキの基本は青黒のコントロールで、黒の手札破壊に重点をおき、青でサポートする構成になっている。

ずらっと並んだ制限カードを使い、手札破壊でコントロールするという基本的な構成。

キーカードはまだ制限されていなかった精神錯乱/Mind Twist。精神錯乱で対戦相手の手札を奪った後は、何度も使うことができる手札破壊でロックする。手札破壊としては精神錯乱の他に惑乱の死霊/Hypnotic Specterと破裂の王笏/Disrupting Scepterがあわせて3枚しか入っていないのだから、精神錯乱がどれほどの威力だったか解るだろう。

精神錯乱が制限されるのは翌月のことである。