ブラック・ロータス/Black Lotus

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Black Lotus / ブラック・ロータス (0)
アーティファクト

(T),ブラック・ロータスを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ3点を加える。


マジックの黎明期に存在した、パワー9の1つにして筆頭。

0マナでありながら一度限りで好きな色マナを3つも生み出すことができる、最強のマナ・アーティファクトである。1マナしか出せない水蓮の花びら/Lotus Petalですらヴィンテージ制限カードに指定されていることを考えると、このカードがいかにぶっ壊れているかがよくわかる。

シングルカードの価格(参考)は、一部のエラーカードを除けば全カードの中で最高の値であるとされる。リミテッド・エディションニアミント以上にもなると、その値は一気に跳ね上がり、多くのコレクターにとってはまさに一種のステータスである。それだけに、このカードに関する様々な逸話がある。

0マナカードという点からシナジーが豊富であり、なおかつ起動すると普通に墓地に置かれる点から墓地回収によって再利用も容易。そのため、コンボパーツとして利用されることも多い。代表的なものはオーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersとの2枚による無限マナコンボ

  • このカードの存在によって"Lotus"(水蓮)=「好きな色マナを出せるマナ加速カード」という概念ができた。そしてそれら"Lotus"は、能力にかかわらず、"Lotus"というだけでコレクターに人気がある。#関連カードも参照。
  • 非常に強力なカードの代表であるがゆえ、シナジーの重要性を教えるために引き合いに出されることがある。詳細はシナジーの項を参照。
  • リミテッド・エディションおよびアンリミテッド・エディションレア印刷シート上はMox Emeraldの下に配置されており、その両方が含まれたスターターデッキマジック史上最高の当たりパックであろう。もっとも、それらの未開封スターターデッキ自体も相当高価なのだが・・・。
  • アングルードでは、同マナ・コストでより多くのマナを生み出すBlacker Lotusが作られている。ただし効果の性質上、墓地からの使いまわしができないので、そういう意味では一長一短。
  • InQuestジョークカードAltered States」でWhite Lotus(ページ下段右側)なるものが存在する。
  • 初期に販売されていたウルトラ・プロの9ポケットシート(10枚入り)に封入されている9分割されたおまけカードの絵柄にも選ばれた(もう一枚はChaos Orb)。
    • だが、日本に輸入されるロットには何故か右下の部分だけが欠損していたため、絶対にコンプリートすることができない。
    • 昔からマジックをやっているプレイヤーのカードホルダーの1ページ目にはよく右下だけが欠損した大きな絵柄のこのカードがあったものである。
  • 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、1993年を代表するカードとして展示された[1]

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。タイプ1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。

関連カード

主な亜種

Lotusの名を冠する亜種
その他の亜種
公式フォーマットでは使用できないカード

ストーリー

「黒い睡蓮」とは、「オデュッセイア」を原型として西洋で伝えられてきた伝説の植物。クトゥルフ神話にも登場する。なお、2018年現在、スイレン・ハス(本来「Lotus」はスイレン目スイレン科スイレン属のヨザキスイレンを指す言葉であったが、形状的な相似性から今日では真正双子葉類マモガシ目ハス科の植物の花もLotusと呼ばれる)ともに完全な漆黒の花を咲かせる品種はまだ存在しない(「ブラック・プリンセス」等、花弁の一部分に黒を含む品種開発までは成功してはいる)。

リミテッド・エディションから登場している人気カードということもあってか、マジックのストーリーにもいくらか登場している。

その他

参考

  1. ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース(マジック日本公式Facebook)
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