「Caw-Blade」を編集中

'''Caw-Blade'''は、[[ミラディン包囲戦]]参入後の[[スタンダード]]に登場した、[[装備品]]を中心とした[[白青]][[クロック・パーミッション]]。[[Caw-Go]]の亜種であり、その発展系でもある。

名前はCaw-Goと[[剣|剣サイクル]]から取られている。

==概要==
{{#card:Squadron Hawk}}
{{#card:Stoneforge Mystic}}
{{#card:Jace, the Mind Sculptor}}

[[クロック・パーミッション]]に最適な[[装備品]]である[[饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine]]の登場をきっかけに、[[戦隊の鷹/Squadron Hawk]]入り[[青白コントロール/スタンダード/ゼンディカー・ブロック＋ミラディンの傷跡ブロック期|青白コントロール]]のCaw-Goが、[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]による装備品システムを吸収して生まれたのがこの[[デッキ]]である。戦隊の鷹から見れば、課題であった打撃力が装備品によって大きく補強されている。一方装備品側から見れば、[[飛行]]という[[回避能力]]を備え、[[除去]]にも強い戦隊の鷹は、[[装備]]先として非常に頼もしい。

石鍛冶の神秘家と戦隊の鷹の[[ETB]][[能力]]、[[シルバーバレット]]された[[プロテクション]]により確実に通される剣サイクルの[[誘発型能力]]、[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]を初めとした[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]という三段構えの[[アドバンテージ]]源を持つ。[[対戦相手]]としては無視して[[殴る|殴り]]合うこともできないが、対処しようとしてもジリ貧になるばかりであり、苦しい戦いを強いられることになる。

この[[アーキタイプ]]の常として純正の低速[[コントロール (デッキ)|コントロール]]に強い。また元を辿れば青白コントロールであるため、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に対しては[[審判の日/Day of Judgment]]や[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]で、[[コンボデッキ]]や[[ターボランド (用語)|ターボランド]]に対しては各種[[打ち消す|カウンター]]で五分以上の戦いをすることができ、およそ弱点らしい弱点の見当たらないデッキと言える。

その強さから[[青黒コントロール/スタンダード/ゼンディカー・ブロック＋ミラディンの傷跡ブロック期|青黒コントロール]]や[[ヴァラクート#スタンダード|赤緑ヴァラクート]]を抑え、ミラディン包囲戦後のスタンダードの[[トップメタ]]となる。[[新たなるファイレクシア]]参入後はさらなる装備品として[[殴打頭蓋/Batterskull]]と[[戦争と平和の剣/Sword of War and Peace]]、能動的な[[インスタント]]除去の[[四肢切断/Dismember]]の加入によりさらに強化され、圧倒的な一強体制を確立。同[[環境]]では[[メインデッキ]]から[[アーティファクト]]除去が採用されることも珍しい風景ではなくなってしまった。

このデッキ自体のあまりの環境支配率に加え、デッキの中核である石鍛冶の神秘家と精神を刻む者、ジェイスが他のデッキでも多用されていたこともあり、ついには2011年7月1日付けで同2枚がスタンダードの[[禁止カード]]に指定され、大幅に弱体化することとなった。

しかし、[[基本セット2012]]参入以降の[[国別選手権]]で再び活躍。これは、対コントロールに強い戦隊の鷹や饗宴と飢餓の剣などの[[キーカード]]が依然として使用可能であることが大きな要因。一方で石鍛冶の神秘家を失ったことから状況に応じて殴打頭蓋や戦争と平和の剣などを[[サーチ]]できなくなり、通常の青白コントロールほど[[審判の日/Day of Judgment]]に頼りづらい構成であることから、[[白単鍛えられた鋼#スタンダード|白単鍛えられた鋼]]や[[スライ/スタンダード/ゼンディカー・ブロック＋ミラディンの傷跡ブロック期|スライ]]などのビートダウンとの相性はあまりよくない。そこで、ビートダウン耐性を高め、四肢切断や各種装備品とも[[シナジー]]を持つ[[機を見た援軍/Timely Reinforcements]]が使われることが多い。

*[[赤]]を加えた'''Caw-Lightning'''(別名'''Angry-Birds''')や[[黒]]を加えた'''Dark-Blade'''、[[青黒テゼレット#スタンダード|青黒テゼレット]]との[[ハイブリッドデッキ]]である[[Tezzerator-Blade]]、[[欠片の双子#スタンダード|欠片の双子コンボ]]を仕込んだものなど、亜種も多く存在する。
*[[エクステンデッド]]以下の[[環境]]にも同傾向のデッキは存在するが、そちらは戦隊の鷹を使用しないため'''Caw'''の名を冠しない。こちらは単に[[青白石鍛冶]]などと呼ばれている。

==サンプルレシピ==
===初期型===
*備考
**[[プロツアーパリ11]] 優勝 （[http://coverage.mtg-jp.com/ptparis11/ 参考]）
**使用者：[[Ben Stark]]
*[[フォーマット]]
**[[スタンダード]]（[[基本セット2011]]＋[[ゼンディカー・ブロック]]＋[[ミラディンの傷跡]]＋[[ミラディン包囲戦]]）

{{#magicfactory:df304019}}

*ミラディン包囲戦参入直後の初期型。
*メインデッキに[[単体除去]]が入っていない。ビートダウンに対しては、[[チャンプブロック]]と[[シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff]]の[[ライフ]][[回復]]で序盤を凌ぐ。

===新たなるファイレクシア後===
*備考
**[[グランプリシンガポール11]] 優勝 （[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpsin11/welcome 参考]）
**使用者：[[Paulo Vitor Damo da Rosa]]
*[[フォーマット]]
**[[スタンダード]]（[[基本セット2011]]＋[[ゼンディカー・ブロック]]＋[[ミラディンの傷跡ブロック]]）

{{#magicfactory:df304917}}

*新たなるファイレクシア参入後の型。
*[[聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx]]など、[[ミラーマッチ]]を意識した[[カード]]選択が目立つ。

===基本セット2012後===
*備考
**[[イタリア選手権11]] 優勝 （[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/itnat11/welcome 参考]）
**使用者：[[Marcello Calvetto]]
*[[フォーマット]]
**[[スタンダード]]（[[基本セット2011]]＋[[基本セット2012]]＋[[ゼンディカー・ブロック]]＋[[ミラディンの傷跡ブロック]]）

{{#magicfactory:df305283}}

*[[基本セット2012]]参入後の型。

==参考==
*[[青白コントロール]]
**[[Caw-Go]]
**[[青白石鍛冶]]
*[[デッキ集]]

{{DEFAULTSORT:Caw-Blade}}
[[Category:白青デッキ]]
[[Category:コントロールデッキ]]
[[Category:ビート・コントロールデッキ]]
[[Category:クロック・パーミッションデッキ]]
[[Category:白青コントロールデッキ]]
[[Category:白青ビート・コントロールデッキ]]
[[Category:白青クロック・パーミッションデッキ]]
[[Category:ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]]
[[Category:ミラディンの傷跡ブロックを含むスタンダードデッキ]]