Fastbond

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2018年2月11日 (日) 18:17時点における紙餅 (トーク | 投稿記録)による版
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Fastbond (緑)
エンチャント

あなたはあなたのターンの間に、土地を望む枚数だけプレイしてもよい。
あなたが土地をプレイするたび、それがこのターンにあなたがプレイした最初の土地でない場合、Fastbondはあなたに1点のダメージを与える。


土地は1ターンに1枚までというルールを露骨に破るカード。2枚目以降については1点のダメージ与えられるが、1ターンに何回でも土地をプレイできるようになる。

黎明期にはマナ・アドバンテージが過小評価されライフ・アドバンテージが過大評価される傾向にあったため、あまり注目されなかった。その危険性が認識されたのは、嵐の大釜/Storm Cauldronとのコンボデッキストームドレインが登場して以降のこと。この無限マナコンボ世界選手権96において猛威を振るったことから、1996年10月1日よりタイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードタイプ1.5禁止カードに指定される。

後のカードでは噴出/Gushバウンスランドのような土地を手札に戻すカードとのシナジーも強力で、GATなどで使用された。あるいは世界のるつぼ/Crucible of Worldsフェッチランド壌土からの生命/Life from the Loamサイクリングランド+フェッチランド等と組み合わせれば、先攻1ターン目にライブラリーの土地を出し尽くすことも夢ではない。このように問題だらけのカードであり、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定され、統率者戦でもフォーマット開始時から禁止カードに指定されている。

土地のプレイ回数を増やすカードは後世にも登場しているが、1ターン1枚追加のみに制限された踏査/Explorationや、重いデメリットが付いたマナ結合/Manabondなど、いずれもFastbondの反省を踏まえた調整が行われている。

  • 2番目の能力誘発条件は「あなたがそのターンの最初の土地以外の土地をプレイするたび(Whenever you play a land other than the first land of the turn)」であったが、「the first land」の「the」が何を示すのか不明解であった(例えば、双頭巨人戦の際にチームメイトとの問題が生じる)。その問題を解決するため、2009年4月24日のオラクル更新で現在のルール文章に改められ、自分の土地のプレイのみを数えることが明確化された。
  • どのような方法で土地をプレイしても、ダメージを受けることに注意。誘発条件はFastbond自身の効果で土地をプレイしたかは関知しない。
    • プレイする以外の手段で土地が直接戦場に出た場合は、能力は誘発しない。
  • Vintage Masters新規イラストで収録された(参考)。

参考

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