Kudzu

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[[マジック]]最初の[[土地破壊カード]]の1つ。[[土地破壊]][[オーラ]]の祖でもある(後継[[カード]]の中では、[[色]]は違えど[[蒸気のつる/Steam Vines]]が最もこれに近い[[コスト]]・機能を持つ)。
 
[[マジック]]最初の[[土地破壊カード]]の1つ。[[土地破壊]][[オーラ]]の祖でもある(後継[[カード]]の中では、[[色]]は違えど[[蒸気のつる/Steam Vines]]が最もこれに近い[[コスト]]・機能を持つ)。
  
[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]した[[土地]]が[[タップ]]されると、それを[[破壊]]すると同時に新しい土地に移動する。移動先は破壊された側が選ぶので、普通は[[対戦相手]]と自分、交互に破壊が発生することになる。
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[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]した[[土地]]が[[タップ]]されると、それを[[破壊]]すると同時に新しい土地に移動させることができる。移動先は破壊された側が選ぶので、普通は[[対戦相手]]と自分、交互に破壊が発生することになる。
  
どう対処するかは、つけられた側次第。「あきらめて当面その土地はなかったことにする」手もあるし、「泥沼の土地破壊合戦」を選ぶかもしれない。もちろん、これ自体を[[解呪/Disenchant]]したり、なんらかの原因でその土地がタップされることなく[[戦場を離れる|戦場を離れ]]ればこれは[[墓地]]に落ちるので、そういう対処もできる。
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どう対処するかは、つけられた側次第。「あきらめてその土地の被害だけで済ませる」手もあるし、「泥沼の土地破壊合戦」を選ぶかもしれない。もちろん、これ自体を[[解呪/Disenchant]]したり、なんらかの原因でその土地がタップされることなく[[戦場を離れる|戦場を離れ]]ればこれは[[墓地]]に落ちるので、そういう対処もできる。
  
 
相手が望まなくても強制的に土地をタップして破壊することもできる。[[リミテッド・エディション]]と[[アンリミテッド]]には、これと一緒に[[ぐるぐる/Twiddle]]や[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]が収録されていた。
 
相手が望まなくても強制的に土地をタップして破壊することもできる。[[リミテッド・エディション]]と[[アンリミテッド]]には、これと一緒に[[ぐるぐる/Twiddle]]や[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]が収録されていた。
  
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*土地を破壊したあと他の土地につけることを選ばなかった場合、Kudzuは通常通りついている先の無いオーラとして[[状況起因処理]]で墓地に置かれる。
 
*「つけられた[[パーマネント]]が墓地に落ちると、別のパーマネントに移動するオーラ」というコンセプトはいくつかのカードに継承されている([[タックル蛆/Takklemaggot]]、[[蒸気のつる/Steam Vines]]、[[伝染する怒り/Infectious Rage]]、[[イラクサヅタ病/Nettlevine Blight]])。
 
*「つけられた[[パーマネント]]が墓地に落ちると、別のパーマネントに移動するオーラ」というコンセプトはいくつかのカードに継承されている([[タックル蛆/Takklemaggot]]、[[蒸気のつる/Steam Vines]]、[[伝染する怒り/Infectious Rage]]、[[イラクサヅタ病/Nettlevine Blight]])。
 
*[[カード名]]の'''Kudzu'''とは、日本語の「葛」のこと。「葛」は東アジア原産の植物で、日本語がそのまま英語に取り入れられたもの。近年、アメリカでは野生化した葛によって生態系が蝕まれており、環境問題の1つとなっている。このカードの効果は、そのような葛の生態を上手く表現したカードと言えるだろう。
 
*[[カード名]]の'''Kudzu'''とは、日本語の「葛」のこと。「葛」は東アジア原産の植物で、日本語がそのまま英語に取り入れられたもの。近年、アメリカでは野生化した葛によって生態系が蝕まれており、環境問題の1つとなっている。このカードの効果は、そのような葛の生態を上手く表現したカードと言えるだろう。
 
**[[津波/Tsunami]]と並ぶ、マジック最初の日本語語源の名称をもつカードの1つである。
 
**[[津波/Tsunami]]と並ぶ、マジック最初の日本語語源の名称をもつカードの1つである。
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*[[オラクル]]を最新の[[ルール]]に合わせていく中で[[誘発型能力]]で新たな土地につけることは強制になっていたが、[[2019年]]5月のオラクル変更で元のテキストに準じ選択制に戻された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/war-spark-update-bulletin-2019-04-25 War of the Spark Update Bulletin]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032495/ 『灯争大戦』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)](Feature 2019年4月25日)</ref>。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
==参考==
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<references />
 
*[[カード名百科事典#葛|葛]]([[カード名百科事典]])
 
*[[カード名百科事典#葛|葛]]([[カード名百科事典]])
 
*[[土地破壊カード]]
 
*[[土地破壊カード]]

2019年6月21日 (金) 10:56時点における最新版


Kudzu (1)(緑)(緑)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(土地)
エンチャントされている土地がタップ状態になったとき、それを破壊する。その土地のコントローラーは、自分が選んだ土地1つにKudzuをつけてもよい。


マジック最初の土地破壊カードの1つ。土地破壊オーラの祖でもある(後継カードの中では、は違えど蒸気のつる/Steam Vinesが最もこれに近いコスト・機能を持つ)。

エンチャントした土地タップされると、それを破壊すると同時に新しい土地に移動させることができる。移動先は破壊された側が選ぶので、普通は対戦相手と自分、交互に破壊が発生することになる。

どう対処するかは、つけられた側次第。「あきらめてその土地の被害だけで済ませる」手もあるし、「泥沼の土地破壊合戦」を選ぶかもしれない。もちろん、これ自体を解呪/Disenchantしたり、なんらかの原因でその土地がタップされることなく戦場を離れればこれは墓地に落ちるので、そういう対処もできる。

相手が望まなくても強制的に土地をタップして破壊することもできる。リミテッド・エディションアンリミテッドには、これと一緒にぐるぐる/Twiddle氷の干渉器/Icy Manipulatorが収録されていた。

  • 土地を破壊したあと他の土地につけることを選ばなかった場合、Kudzuは通常通りついている先の無いオーラとして状況起因処理で墓地に置かれる。
  • 「つけられたパーマネントが墓地に落ちると、別のパーマネントに移動するオーラ」というコンセプトはいくつかのカードに継承されている(タックル蛆/Takklemaggot蒸気のつる/Steam Vines伝染する怒り/Infectious Rageイラクサヅタ病/Nettlevine Blight)。
  • カード名Kudzuとは、日本語の「葛」のこと。「葛」は東アジア原産の植物で、日本語がそのまま英語に取り入れられたもの。近年、アメリカでは野生化した葛によって生態系が蝕まれており、環境問題の1つとなっている。このカードの効果は、そのような葛の生態を上手く表現したカードと言えるだろう。
    • 津波/Tsunamiと並ぶ、マジック最初の日本語語源の名称をもつカードの1つである。
  • オラクルを最新のルールに合わせていく中で誘発型能力で新たな土地につけることは強制になっていたが、2019年5月のオラクル変更で元のテキストに準じ選択制に戻された[1]

[編集] 関連カード

[編集] 亜種

タップが条件で土地破壊するオーラ。

[編集] 参考

  1. War of the Spark Update Bulletin/『灯争大戦』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(Feature 2019年4月25日)
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