Magic Online Vanguard

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(初期手札/ライフの変更一覧はMagic Onlineフォーマットの変遷に誘導する形に。)
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''Magic Online Vanguard''とは、文字通り[[ヴァンガード]]の[[Magic Online]]バージョン。[[プレイヤー]]は[[Avatar|Avatar(アバター)]]キャラクターを1つ選び、その[[能力]]を駆使して[[ゲーム]]を行う。
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'''Magic Online Vanguard'''は、[[Magic Online]]認定[[フォーマット]]の1つ。
  
[[効果]]としては紙版ヴァンガードとほぼ同じで、ゲームの開始時に専用の領域に置いて使う。それぞれの特殊能力のほかに、初期[[ライフ]][[手札]]の初期/最大枚数が変動し、より複雑で変化に富んだゲームを楽しめる。プログラムであることを利用した「ランダムに選んだ何か」をする能力を持つものもいる。
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==解説==
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文字通り[[ヴァンガード]]のMagic Onlineバージョンであり、[[プレイヤー]][[Avatar|Avatar(アバター)]]キャラクターを1つ選び、その[[能力]]を駆使して[[ゲーム]]を行う。
  
紙版はストーリーに登場するキャラクターがモデルとなっていたが、Online版では[[Flametongue Kavu]][[Prodigal Sorcerer]]などの[[伝説のクリーチャー]]ではないものも登場しており、さらには[[エンチャント]]([[Necropotence]])も登場している。各アバターの能力は下記[[WotC]]の解説ページおよびカード個別評価を参照。
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ルールとしては紙版ヴァンガードとほぼ同じで、ゲームの開始時に専用の領域に置いて使う。それぞれの特殊能力のほかに、初期[[ライフ]][[手札]]の初期/最大枚数が変動し、より複雑で変化に富んだゲームを楽しめる。プログラムであることを利用した、数値や選択にランダム性を含んだ能力を持つものもいる。
  
強さのバランスをとるために、以下のアバターは初期ライフや初期手札が変更されている。
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紙版はストーリーに登場するキャラクターがモデルとなっていたが、Magic Online版のヴァンガードは実在のカードがモチーフとなっている。[[Flametongue Kavu Avatar]]や[[Prodigal Sorcerer Avatar]]などの[[伝説のクリーチャー]]ではないクリーチャーや、[[エンチャント]]([[Necropotence Avatar]])などもモチーフとして使われている。[[カード名]]はMagic Onlineでは「Avatar - [元となったカードの名前]」、[[オラクル]]では「[元となったカードの名前] Avatar」で表される。
  
{| class="wikitable"
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最初はどのフォーマットでも好きなアバターを使うことができたが、2008年9月17日より、そのフォーマットで使用できるカードに対応したアバターのみが使えるように変更された。
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!名前!!変更後(修正幅)!!変更前!!変更日
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|[[Arcbound Overseer]]||手札7枚(+1)||手札6枚||rowspan="5"|2005/06/23
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|[[Elvish Champion]]||手札7枚(-1)、ライフ15点(-6)||手札8枚、ライフ21点
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|[[Goblin Warchief]]||ライフ22点(+5)||ライフ17点
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|[[Ink-Eyes, Servant of Oni]]||ライフ17点(+4)||ライフ13点
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|[[Seshiro the Anointed]]||ライフ19点(-6)||ライフ25点
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|[[Hell's Caretaker]]||手札5枚(-2)、ライフ18点(-6)||手札7枚、ライフ24点||2005/12/22
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|[[Erhnam Djinn]]||手札7枚(+1)||手札6枚||rowspan="9"|2007/09/26
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|[[Goblin Warchief]]||手札8枚(+1)||手札7枚
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|[[Hell's Caretaker]]||手札6枚(+1)、ライフ16点(-2)||手札5枚、ライフ18点
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|[[Ink-Eyes, Servant of Oni]]||手札7枚(+1)||手札6枚
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|[[Jaya Ballard]]||手札7枚(+1)、ライフ21点(-1)||手札6枚、ライフ22点
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|[[Mirri the Cursed]]||手札7枚(-1)、ライフ14点(-5)||手札8枚、ライフ19点
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|[[Oni of Wild Places]]||手札7枚(-1)||手札8枚
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|[[Platinum Angel]]||ライフ18点(+7)||ライフ11点
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|[[Prodigal Sorcerer]]||手札7枚(-1)、ライフ25点(+3)||手札8枚、ライフ22点
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|[[Reaper King]]||手札5枚(-1)||手札6枚||rowspan="2"|2009/04/08
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|[[Nekrataal]]||手札6枚(-1)||手札7枚
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*特に壊れた性能のアバターは手札、ライフ共に減らされる傾向にある。何のデメリットもないアバターが強いのは当然であるので妥当な所。
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2008年頃からプレイ数が減少していったことから、[[ゼンディカー]]リリース後はMagic Online Vanguardを用いたトーナメントは中止されることとなり、[[Masters Edition 3]]以降に配布されるアバターは全てテキストレス([[能力]][[手札補正子]][[ライフ補正子]]を持たない)となった。テキストレスのアバターはヴァンガードとして使用できない。(→[http://community.wizards.com/magiconline/blog/2009/09/05/standard_wvanguard_to_be_replaced_with_standardton Standard w/Vanguard to be replaced with "Standardton"]参照)
**[[Elvish Champion]]に関しては、まだヴァンガードのシステムに開発が慣れていなかった為の単純なオーバーパワーと見なせる。
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**[[Hell's Caretaker]]は、当時[[明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star]]と組み合わせた[[ロック]]デッキが環境に氾濫したため。[[スタンダード]]に陽星が居なくなったため、再び調整された。
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アバターの一覧は下記[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]の解説ページおよび[[カード個別評価:Magic Online Vanguard]]を参照。
**[[Mirri the Cursed]]は、このアバターの為にクリーチャーデッキが壊滅してしまったため。
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*導入最初期にはバグのせいで[[サイドボード]]から何枚でもヴァンガード・カードを入れることが出来た。その状態だと[[Goblin Warchief]]+[[Elvish Champion]]×10等で確定先手[[1ターンキル]]が出来てしまったりと、もはやマジックではなかった。
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*アバターの能力は基本的に変更されることはない。しかし、環境の状況によって初期手札や初期ライフの増減値を変更することはある。これまでに行われた変更に関しては、[[Magic Onlineフォーマットの変遷#Magic Online Vanguard]]を参照。
**現在ではこのバグは取り除かれ、ゲームごとに1枚しか入れることは出来ないが、[[フリーフォーム]]においては好きなだけヴァンガードを入れることが出来る。
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*導入最初期にはバグのせいで[[サイドボード]]から何枚でもヴァンガード・カードを入れることができた。その状態だと[[Goblin Warchief]]+[[Elvish Champion]]×10等で確定先手[[1ターンキル]]ができてしまったりと、もはやマジックではなかった。
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**現在ではこのバグは取り除かれ、ゲームごとに1枚しか入れられないが、[[フリーフォーム]]においては好きなだけヴァンガードを入れることができる。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/magiconline/vanguard Magic Online Vanguard]([[WotC]]によるFAQ、および全アバターリスト)
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*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/magiconline/vanguard Magic Online Vanguard] [[WotC]]によるFAQ、および全アバターリスト)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/bs12 MTGO Gumbo: A Little of This, A Little of That](WotC、初期ライフや手札の変更について)
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*[[カード個別評価:Magic Online Vanguard]]
*[[カード個別評価:Vanguard]]
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*[[フォーマット]]
*[[用語集]]
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2010年7月7日 (水) 23:47時点における版

Magic Online Vanguardは、Magic Online認定フォーマットの1つ。

解説

文字通りヴァンガードのMagic Onlineバージョンであり、プレイヤーAvatar(アバター)キャラクターを1つ選び、その能力を駆使してゲームを行う。

ルールとしては紙版ヴァンガードとほぼ同じで、ゲームの開始時に専用の領域に置いて使う。それぞれの特殊能力のほかに、初期ライフ手札の初期/最大枚数が変動し、より複雑で変化に富んだゲームを楽しめる。プログラムであることを利用した、数値や選択にランダム性を含んだ能力を持つものもいる。

紙版はストーリーに登場するキャラクターがモデルとなっていたが、Magic Online版のヴァンガードは実在のカードがモチーフとなっている。Flametongue Kavu AvatarProdigal Sorcerer Avatarなどの伝説のクリーチャーではないクリーチャーや、エンチャントNecropotence Avatar)などもモチーフとして使われている。カード名はMagic Onlineでは「Avatar - [元となったカードの名前]」、オラクルでは「[元となったカードの名前] Avatar」で表される。

最初はどのフォーマットでも好きなアバターを使うことができたが、2008年9月17日より、そのフォーマットで使用できるカードに対応したアバターのみが使えるように変更された。

2008年頃からプレイ数が減少していったことから、ゼンディカーリリース後はMagic Online Vanguardを用いたトーナメントは中止されることとなり、Masters Edition 3以降に配布されるアバターは全てテキストレス(能力手札補正子ライフ補正子を持たない)となった。テキストレスのアバターはヴァンガードとして使用できない。(→Standard w/Vanguard to be replaced with "Standardton"参照)

アバターの一覧は下記WotCの解説ページおよびカード個別評価:Magic Online Vanguardを参照。

  • アバターの能力は基本的に変更されることはない。しかし、環境の状況によって初期手札や初期ライフの増減値を変更することはある。これまでに行われた変更に関しては、Magic Onlineフォーマットの変遷#Magic Online Vanguardを参照。
  • 導入最初期にはバグのせいでサイドボードから何枚でもヴァンガード・カードを入れることができた。その状態だとGoblin WarchiefElvish Champion×10等で確定先手1ターンキルができてしまったりと、もはやマジックではなかった。
    • 現在ではこのバグは取り除かれ、ゲームごとに1枚しか入れられないが、フリーフォームにおいては好きなだけヴァンガードを入れることができる。

参考

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