アグルス・コス/Agrus Kos

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アグルス・コス/Agrus Kosは、ラヴニカ・ブロック初出のキャラクター。カードとしてはラヴニカ:ギルドの都ウォジェクの古参兵、アグルス・コス/Agrus Kos, Wojek Veteranが初出。

目次

[編集] 解説

ラヴニカ/Ravnicaギルド/Guildの1つ、ボロス軍/Boros Legionに所属する人間/Human。男性。ラヴニカ・ブロックのストーリーの主人公である(イラスト)。

ボロスの一部門、ウォジェク連盟/The League of Wojekのメンバー(いわば警察官)で、階級は中尉(副長)/Lieutenant。老齢(100歳を超えている)でありながら自ら現場に赴くことを好む。強い正義感を持ちボロス軍にも忠実だが、ギルドの策謀と政治活動の渦巻くこの世界には少々うんざりしている。

ラヴニカ・ブロックで起こった事件により死亡するも、霊魂/Spiritとして引き続きボロス軍に仕えている(イラスト)。

[編集] 経歴

[編集] Ravnica

ギルドパクト/Guildpact締結1万周年を祝う万年紀祭が間近に迫る中、いつものように警察の仕事をしていたコスは、かつての上官であり相棒であったミクジル・ズニク/Myczil Zunichの幽霊と出会う。コスは彼に導かれるままについていくが、突如響いた少女の悲鳴に振り返っている間に幽霊は姿を消してしまった。少女を殺害したラクドス教団/The Cult of Rakdos所属のゴブリン/Goblinの後を追い、最終的にミクジルの娘・フォン・ズニク/Fonn Zunichらと共にゴブリンの自爆テロに遭い、意識を失う。

治療院で目を覚ましたコスは同僚の天使/Angelフェザー/Featherと共に事件の捜索に乗り出す。情報屋のインプの友人・ピヴリック/Pivlicを訪れ、情報の対価として闘技場で戦うこととなり、ジャラド・フォド・サーヴォ/Jarad vod Savoと共闘し勝利を得る。だがその時セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveの沈黙者/Quietmenたちがその場を襲撃し、コスらはピヴリックのゼッペリド/Zeppelidに乗り込んで脱出する。一行はサンホーム/Sunhomeで起こるはずのないギルド間の戦争を目の当たりにし、続けてヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghaziへと向かう。

ヴィトゥ=ガジーで一行はすべての黒幕・ザデック/Szadekと出会う。ザデックの手によりギルドパクトの根源・マトセレズニア/Mat'Selesnyaが絶体絶命の危機を迎えたところで、ジャラドが虫を操ってザデックを攻撃し、フォンが聖バユル/Saint Bayulの宝石を使ってすべてを吹き飛ばす。全員が呆然とする中、ただ一人立ち上がったコスはザデックへと相対し、その腕に手錠をかけた。

こうしてコスは、ラヴニカ史上最大の犯罪者を逮捕した。戦いは終わり、ギルドパクトの破壊という大計画は未然に阻止された…はずであった。

[編集] Guildpact

あの騒動から12年後、再開発地域ウトヴァラ/Utvaraでピヴリックの宿の用心棒をしていたコスは、テイサ・カルロフ/Teysa Karlovの依頼を受け、グルール一族/The Gruul Clansの盗賊団に攫われたクリックス/Crixの救出に乗り出す。グルールに送り届けられようとしていたクリックスと合流したコスは、そのままクリックスの本来の行き先である大釜/Cauldronへと向かう。

大釜ではイゼット団/The Izzetの魔道士卿/Magelord・ゾマジ・ホーク/Zomaj Haucドラゴンの卵を孵化させ、世界を支配しようとしていた。コスらは彼を止めようとするが、生まれたドラゴンに乗ってホークは飛び去ってしまい、コスはホークの飛行調査球に乗り込んで後を追う。ドラゴンとの空中戦の末、彼は損壊した調査球の金属片に胸を貫かれ、重傷を負ってしまう。

コスが最後に見たのは、裂口/The Schismから現れたフェザーの姿だった。フェザーは彼の名を呼んだが、その声が耳へと届く前に、コスは息を引き取った。

[編集] Dissension

幽霊となったコスは、アウグスティン四世/Augustin IVの手でアゾリウス評議会/The Azorius Senateの法官に憑依させられていた。アウグスティンはコスへと告げる。ザデックがコスに自身を逮捕させたのは彼の計画のうちであったと。そしてザデックはこれを達成するためにコスに対して無防備になる必要があり、コスこそが、今もザデックに害をなすことのできる唯一の存在なのだと。ザデックを殺すべしという任務をコスは了承し、ピヴリックのロック鳥に乗ってノヴィジェン/Novijenへと向かう。

ノヴィジェンでは彼はまず、実験台のウィルス体に憑依してモミール・ヴィグ/Momir Vigへと近づく。しかしうっかり喋ってしまったことから正体がばれ、手術台に縛り付けられて解体されてしまう。捨てられる直前、彼はウィルス体の身体を離れ、サヴラ・フォド・サーヴォ/Savra vod Savoの死体に憑依し、その杖を突き刺してモミールを倒すことに成功する。

プラーフ/Prahvに戻った彼はアウグスティンを問い詰め、ザデックはすでにアゾリウスの手で殺されていることを知る。コスらはプラーフに墜落したボロスの空中要塞・パルヘリオン/Parhelionの内部に入り、ザデックの幽霊を見つけ出す。パルヘリオンのエンジンを爆発させる工作をした上で、かつての同僚の身体に憑依し、彼女から借りた幽霊捕獲装置・ゴロ/Grounderによってザデックを捕らえ、一行はパルヘリオンを脱出した。

2年後、コスは幽霊街アギレム/Agyremにおけるボロス軍司令官の地位を与えられた。ザデックの幽霊は今もまだアギレムに潜んでいる。まだやるべき仕事があることを、コスはどこか嬉しく感じていた。

[編集] カルロフ邸殺人事件

各ギルドの重鎮達が暗殺された事件を解決するため、ボロス軍の要請を受けてラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigationsの捜査に協力することとなった。彼はケイヤ/Kayaケラン/Kellanとチームを組み、共に事件の調査にあたった。

捜査を進める中、上官のオレリア/Aurelia虐殺少女/Massacre Girlに襲われたことから事件の黒幕がラクドス教団であると断定し、24時間以内に真犯人を見つけられなければ教団との全面戦争を起こすと宣言する。しかし虐殺少女は他の容疑者と同様に犯行の記憶が無く、コスはどこか引っかかりを感じていた。

彼は真相を確かめるべく、単身リックス・マーディ/Rix Maadi奥深くの大溶岩孔に向かう。生身の者では侵入困難なこの場所であっても、幽霊のコスならばラクドス/Rakdosのすぐそばまで近づくことができた。かの大悪魔は長い間眠っている様子で、事件に関して明らかなアリバイがあった。この事実を探偵社に持ち帰ろうとするコスであったが、突如ジュディス/Judithが現れ、魔法で水晶玉に封じられてしまう。ジュディスはラクドスを事件の犯人として糾弾させ、空いたギルドマスターの座に自身が座るという野望を抱いていたのだ。そして彼女の思惑通り、コスからの定時連絡が絶たれたオレリアは、今すぐにでもラクドス教団へ攻撃を仕掛けようとしていた……

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

ラヴニカ:ギルドの都
腹わた抜き/Disembowel地底街の影/Undercity Shade戦松明のゴブリン/War-Torch Goblinボロスの印鑑/Boros Signet
ギルドパクト
剣士の魔法印/Fencer's Magemark
カルロフ邸殺人事件
遂行中/On the Job(通常版のみ)

[編集] イラストに登場

ディセンション
隠匿+探求/Hide+Seek
ギルド門侵犯
演劇の舞台/Thespian's Stage(役者[1]
ラヴニカ・リマスター
安らかなる眠り/Rest in Peace
カルロフ邸殺人事件
遂行中/On the Job魂の弱体化/Soul Enervation

[編集] 登場作品・登場記事

ラヴニカ・ブロック
ラヴニカへの回帰ブロック
カルロフ邸殺人事件

[編集] 脚注

  1. Who's on the Stage?(Internet Archive)(Daily MTG 2013年1月31日)

[編集] 参考

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