チェイナーの苦悩/Chainer's Torment

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Chainer's Torment / チェイナーの苦悩 (3)(黒)
エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― チェイナーの苦悩は各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
III ― 黒のX/Xのナイトメア(Nightmare)・ホラー(Horror)・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xは、あなたのライフ総量の端数を切り上げた半分に等しい。それはあなたにX点のダメージを与える。


陰謀団/The Cabalのピット・ファイターであり、カマール/Kamahlの相棒であったチェイナー/Chainerの狂気と苦悩を記した英雄譚

I,II-
吸魂/Syphon Soulに似たドレインの効果。ただし多人数戦であっても回復量は2点である。
III-
チェイナーの持つナイトメアを作り出す能力の再現。この手のカードに良く見られる「ライフ失う」効果や「ライフを支払う」わけではないので、ダメージ軽減常在型能力による全体絆魂付与などを併用すればデメリットを帳消しにできる。
仮にライフが20点の状態でこれを出し、これ以外にライフの増減がなかったとすると、2ターン後には4マナにして実に12/12というとてつもないサイズトークンが降臨する。打点だけならフィニッシャーとしては申し分ないが、回避能力トランプルも持たないためチャンプブロックには弱い。更に自身のライフも半減することや2ターンの間盤面には触らないことなどから、アグロ相手だと却って自分の首を絞める結果にもなりかねない点には要注意。もちろん即除去されてもライフ・アドバンテージを損してしまう。

リミテッドでは盤面が膠着しやすいため、それを打破し得る巨大クリーチャーを生成できるのは便利。ただしこちらが押されていると少々頼りない。構築ではライフを大幅に失うリスクの方が大きいため、採用は厳しいか。

  • 累計でライフが4点増え最終的には半分(端数切り上げ)になるため、残りライフ4点以下からスタートするとライフ損失なし。残りライフ5点以上からスタートすると損失が出ることとなる。もっとも、これでライフ損失しないほど元々のライフが擦り減っているならこれを出しても焼け石に水だろう。
  • IIIで出たトークンに反発/Backlashなどを撃たれると、別途ライフを得ていないとほぼ即死する友情コンボ。また、こちらが選定された行進/Anointed Processionを出していた場合も、2体出たトークンがそれぞれX点のダメージを与えるため即死してしまう。
  • 同じドミナリアレアには、の4マナかつIIIで大型のトークンを出せる英雄譚と共通点の多いベルゼンロック典礼/Rite of Belzenlokも存在する。トークンのサイズでは勝るが、その他の使い勝手やリスクの少なさはあちらに軍配が上がるか。

[編集] ストーリー

チェイナー/Chainerは召喚術と鎖使いの達人で、陰謀団/The Cabalの優秀な戦士であった。戦いの中でカマール/Kamahlの友人となるが、ミラーリ/Mirariを手に入れたことで狂気と苦悩に苛まれることとなり、友の剣によって最期を迎えたのだった。

[編集] カード名

2002年に発刊されたScott McGoughによる同名の小説「Chainer's Torment」が元となっている。[1]

[編集] 脚注

  1. 『ドミナリア』での話 その1(Making Magic 2018年4月16日)

[編集] 参考

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