共闘
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共闘/Partner | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.124 |
共闘(きょうとう)/Partnerは、統率者2016で初登場し、バトルボンドで変種が登場したキーワード能力。統率者戦用のデッキを構築するときに機能する常在型能力である。[カード名]との共闘は、さらに戦場に出たときの誘発型能力でもある。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(T):このターンにあなたが引いていたカード1枚につき(◇)を加える。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
《輝く槍のシルビア/Sylvia Brightspear》との共闘(このクリーチャーが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「自分のライブラリーから《輝く槍のシルビア/Sylvia Brightspear》を自分の手札に加え、その後切り直す。」を選んでもよい。)
飛行、速攻
あなたのチームがコントロールしている騎士(Knight)は飛行と速攻を持つ。
[編集] 定義
共闘/Partnerは、統率者戦フォーマットのデッキ構築のルールを修整する能力であり、ゲームの開始前に作用する。伝説のクリーチャー・カードか伝説のプレインズウォーカー・カード2枚がそれぞれ共闘を持っているなら、あなたはそれら2枚を統率者として指定してもよい(共闘を持つのが片方だけでは不可)。あなたの統率者の固有色を参照するルールや効果は、あなたの統率者2枚の固有色の組み合わせを参照する。
あなたのデッキには、統率者2枚をあわせてちょうど100枚のカードが含まれなければならない。両統率者は、ゲームの開始時点で統率領域に置かれている。
あなたのデッキの固有色を決定する際を除き、統率者2枚は独立に機能する。共闘を持つ統率者1枚を唱えるときには、あなたの他の統率者が唱えられた回数は無視する(統率者税は個々の統率者で独立して数える)。プレイヤー1人が同一の統率者によって21点以上の戦闘ダメージを与えられているかどうかを判定するとき(いわゆる統率者ダメージ)には、あなたの統率者2体のそれぞれからのダメージをそれぞれ個別に扱う。
あなたの統率者が2枚ある間に、何らかの効果があなたの統率者を参照するなら、それはいずれか1枚を参照する。何らかの効果があなたに、あなたの統率者に関して何らかの処理を行うように指示し、それが両方に影響し得るなら、その効果の適用時に、あなたはそれが参照するものを選ぶ。
[編集] カード名との共闘
[カード名]との共闘/Partner with [Cardname]は、共闘の変種能力である。それは2つの能力を表す。
1つは統率者戦フォーマットのデッキ構築のルールを修整する能力であり、ゲームの開始前に作用する。伝説のクリーチャー・カードか伝説のプレインズウォーカー・カード2枚がそれぞれ互いのカード名との共闘を持っているなら、あなたはそれら2枚を統率者として指定してもよい。ただの共闘を持つカードや、カード名が合致しないカード名との共闘を指定することはできない。その他のルールは共闘と同じである。
もう1つは誘発型能力であり「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは『自分のライブラリーから[カード名]という名前のカードを探し、それを公開し、自分の手札に加え、その後自分のライブラリーを切り直す。』を選んでもよい。」を意味する。
[編集] 永遠の友
永遠の友/Friends Foreverは共闘の変種能力であり、互いに永遠の友を持つ2枚のカードを統率者に指定できる。詳細は永遠の友の項を参照。
[編集] 背景選択
背景選択/Choose a Backgroundは共闘の変種能力であり、背景選択を持つ伝説のクリーチャーを統率者にするなら背景を追加で統率者に指定できる。詳細は背景選択の項を参照。
[編集] 解説
統率者を2枚指定できるキーワード能力。デッキの固有色は2枚の色の組み合わせで決まるため、これまで統率者の選択肢が少なかった3色以上の色の組み合わせ(特に4色の組み合わせ)でも多様な統率者で組むことができる。また、ゲーム開始時の手札を実質1枚水増しできるため、アドバンテージの観点でも優秀。
[編集] 通常の共闘
統率者2016では友好色2色の伝説のクリーチャーが各1種計5枚、対抗色2色の伝説のクリーチャーが各2種計10枚収録された。統率者レジェンズで再登場し、単色各8枚、無色1枚の計41枚が収録された。神河:輝ける世界統率者デッキでは永久忠義の義丸/Yoshimaru, Ever Faithfulの1枚が収録された。Unfinityではどんぐりシンボルが付いた単色の5枚が登場した。
[編集] カード名との共闘
バトルボンドで初登場。[カード名]との共闘は統率者の組み合わせが固定された代わりに、戦場に出たときにもう一方のカードをライブラリーから探してくる効果を持つ。自分以外のプレイヤーも選べるため、双頭巨人戦でのチームメイトとペアを分け合うこともできるようになっている。
バトルボンドでは単色で[カード名]との共闘を持つカードが、対抗色の組み合わせでアンコモンにクリーチャー5組、レアに伝説のクリーチャー5組、神話レアにプレインズウォーカー1組が収録された。統率者2020では、単色と、その色の対抗色2色の組み合わせ、すなわち楔3色になるペアが5組収録された。イニストラード:真紅の契り統率者デッキでは2種の構築済みデッキに1組ずつ、2組が収録された。
- バトルボンドには「[カード名]との共闘」を持つ伝説でないクリーチャーが収録されている。伝説のクリーチャーではないペアは当然統率者としては指定できない。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20230414.1
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.124 共闘/Partner
- 702.124a 共闘は、統率者戦 変種ルール(rule 903 参照)におけるデッキ 構築の規定を変更する能力であり、ゲームの開始前に機能する。統率者として、伝説の クリーチャー・カード1枚ではなく、共闘を持つ伝説の クリーチャー・カード2枚を指定することができる。
- 702.124b デッキ枚数は2枚の統率者を含みちょうど100枚でなければならない。両方の統率者を統率領域に置いた状態でゲームを開始する。
- 702.124c ルールや効果が統率者の固有色を参照する場合、それは2体の統率者の合成固有色を参照する。rule 903.4 参照。
- 702.124d 統率者の固有色を決定する場合を除き、2体の統率者は独立して機能する。共闘を持つ統率者を唱える場合、もう一方の統率者が何回唱えられたかは無視する(rule 903.8 参照)。プレイヤーが同一の統率者から21点以上の戦闘ダメージを受けたかどうかを決定する場合、2体の統率者からのダメージを別々に扱う(rule 903.10a 参照)。
- 702.124e 統率者が2体いる状況では、統率者を参照する効果はどちらか一方の統率者を参照する。効果によって、あなたが統率者に何か処理を行い、それが両方に影響を及ぼすことができる場合、あなたはその効果を適用する時点でどちらを参照するか選ぶ。
- 702.124f 「[[[名前]]]との共闘/Partner with [name]」は共闘 能力の変種である。「[[[名前]]]との共闘」は2つの能力を表す。1つは、お互いが他方の名前を持つ「[[[名前]]]との共闘」能力を持っているなら、1枚でなく2枚の伝説の クリーチャー・カードを自分の統率者として指定できる、というデッキ 構築のルールを変更する常在型能力であり。一方が「[[[名前]]]との共闘」能力を持っていても、他方がその名前を持つカードでなければ2枚の伝説の クリーチャー・カードを統率者として指定することはできない。もう1つの能力は「このパーマネントが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは『自分のライブラリーから[[[名前]]]という名前のカード1枚を探し、公開し、自分の手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。』を選んでもよい。」という誘発型能力である。
- 702.124g 「永遠の友/Friends forever」は共闘 能力の変種である。永遠の友は統率者戦 変種ルールにおけるデッキ 構築のルールを変更し、ゲームの開始前に機能する。伝説の クリーチャー・カード1枚ではなく、「永遠の友」を持つ伝説の クリーチャー・カード2枚を統率者として指定することができる。
- 702.124h 「背景選択/Choose a Background」は、常在型能力を表す共闘 能力の変種である。「背景選択」は「1枚がこのカードでありもう1枚が伝説の 背景・エンチャントであるかぎり、あなたはカード2枚をあなたの 統率者として指定してもよい。」を意味する。1枚が「背景選択」を持ち、かつもう1枚が伝説の 背景・エンチャントでないかぎり、その2枚を統率者として指定することはできず、またあなたが「背景選択」を持つ統率者を指定していなければ伝説の 背景・エンチャントを統率者にすることはできない。
- 702.124i 効果が共闘 能力や共闘を持つカードを参照しており、共闘 能力の特定の変種を名前で指定していない場合、それは共闘、[[[名前]]]との共闘、それらを持つカードだけを指し、それ以外の共闘 能力の変種は指さない。
- 702.124 共闘/Partner
- 702 キーワード能力