厳格なガード、ルールー/Lulu, Stern Guardian

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あなたに攻撃してきたクリーチャーに麻痺カウンターを置き、起動型能力で増殖できる伝説の人間・ウィザード。

攻撃クリーチャーが何体いても、麻痺カウンターが乗るのは1体。抑止力としては弱いがそこは増殖でカバー。毎ターン増殖を1回起動すると、1回でも自分を攻撃してきたクリーチャーを延々と足止めしてくれる。基本的には防御的なクリーチャーではあるが、統率者戦では自分を殴った相手を不利にすることで他の対戦相手のパワーバランスを操作するにもそれなりに使える。増殖はこれ自身が乗せたカウンターに限定されないため、他のカウンターも用いるデッキに入れておくと長期戦を演出しつつ、ジワジワとアドバンテージを稼いでくれる。地味に増殖には回数制限もなく、起動コストはやや重いがマナが許すのであれば繰り返し起動して有利を加速させることも可能。

短所はまず除去耐性を持たない点。元々、増殖を繰り返すことで長期的にアドバンテージを取るタイプのシステムクリーチャーのため、着地から早めに除去されてしまうと今ひとつ活躍出来ずに終わりがち。起動コストも前述の通り重いため、デッキを組む段階から長期戦を想定して組み合わせるカードを選びたいところ。対戦相手に結託されて繰り返し除去を食らえば凌ぎきれない以上、ヘイトを的確に管理する立ち回りも必須。単に繰り返し増殖をするだけなら原則として1ターンに1回限定だがクリーチャー用の除去がきかず、色拘束も薄い伝染病の留め金/Contagion Claspや伝染病エンジン/Contagion Engine、逆に色高速は更に強いが起動コストが軽い上に居住も行える高名な装置技師、ケイス/Cayth, Famed Mechanistなども存在。前述の通り、統率者戦ならではの政治交渉に用いたり、シングルトンのフォーマットから2枚目以降として採用することも可能ではあるが、やはり極力マナのみで回数制限の無い増殖を行える特徴を活用したいところ。

• 1つ目の能力にタップさせる効果はないため、警戒を持つクリーチャーに対してほぼ効果がないので注意。

[編集] ストーリー

ルールー/Luluは『FFX』のキャラクター。パーティメンバーの1人。

ユウナ/Yunaの幼なじみであるスタイルの良い女性。彼女にとっては姉のような存在で、同じく幼なじみのワッカ/Wakkaに比べると冷静で少々キツいところもあるが、本質的には心優しく、厳しい言葉も仲間のために発されている場合が多い。ユウナと旅立つ以前にも2回、召喚士のガード（護衛）として旅をしているがいずれも途中で挫折。特に1回は召喚士の死で旅が終わっており、現在でも苦い過去として引きずっている。ストーリー上では先導・解説する立場となることが多く、ある程度客観的に物事を判断する柔軟性にも長ずる。

キャラクターとしての性能は、黒魔法を得意とする典型的な魔法使いタイプ。普通に成長させた場合、物理方面のステータスは低くなるが初期時点で4種類の下位魔法を覚えており、序盤のうちは物理防御の高いモンスターに対する有効打は彼女かアーロンに頼ることになりやすい。オーバードライブ技（ゲージを貯めることで発動できる、いわゆる必殺技）も習得している黒魔法から1つを選び、連続で発動するというもの。回数制限の無い増殖は、このオーバードライブをモチーフにされていると思われる。

• 物理攻撃の際には歴代のマスコットキャラクターを模した人形がとことこと走って攻撃しているが、人形がどうやって動いているかは誰も知らない。
• 直接の関係はないが、同名のダンジョンズ&ドラゴンズのキャラクターもカード化されている（→忠実なホリファント、ルールー/Lulu, Loyal Hollyphant）。

[編集] 参考

• カード個別評価：FINAL FANTASY統率者デッキ - レア